昨年暮れ、突然、癌宣言をし
ご心配をお掛けし、申し訳ありませんでしたm(__)m
決して良好な状態ではないのですが
少し経過報告をさせて頂きたいと思います
ステージ2bの診断の元
(ステージ3に限りなく近いと言われています)
今年1月から
前半4クール、薬を変えて後半4クールの計8クールの抗癌剤治療を受け
7月に手術をし
病理検査の結果
リンパ節に複数の癌が残っていることが判り
手術痕が回復次第、経口の抗癌剤を半年間服用することになりました
その後は、放射線治療になりますが
私の癌は、非常に活発で、再発の可能性が高いものですので
今後の治療を経ても、その可能性を医師から告げられています
昨年11月に癌であることを告げられたときも
今年3月に厄介な癌であることが分かったときも
今回医師にはっきりと言われても
動揺することもなく、悲壮感を持つこともなく、過ごしております
私が全く動揺していない理由のひとつとして
息子の成長があります
二十数年前に離婚をしたとき
私は息子が30歳になるまでは生きようと決めていました
母1人子1人で生きていく訳ですから
我が子を路頭に迷わせる訳にはいきません
子どもが社会人になり「もう心配はない」と思うのは
20歳ではなく30歳ではないかと思っていました
ありがたいことに
33歳の息子は、今年、思いがけない立場になりました
大学を卒業して入社した会社でパワーハラスメントを経験してから
ちょうど10年
社会的立場が全てではありませんが
あの出来事をよく乗り越えてくれたと思います
今回、私が退院した後、帰国し
副作用で行き届かなった掃除(特にお風呂🛁)や手伝いをして
私の料理を堪能して
あっという間にシンガポールに戻りました
本人は結婚する気がないのに
「母ちゃんは孫の顔を見たい?」と聞いてくれたのも
息子の精一杯の優しさでしょうか
そんな息子に
「今度シンガポールにおいでよ
飛行機代と宿代を出すから」と言ってもらいましたが
抗癌剤治療がありますので、しばらくは難しいかも知れません
体調の方は
少しずつ抗癌剤の副作用が抜けてきて
副作用のひとつである
むくみから来る足の重だるさもなくなったので
軽やかに動けています
脱毛が始まってから、すぐに剃った頭には
産毛のようなフワフワした髪が生え始め
眉毛もうっすら復活しつつあります
...そうなんです
抗癌剤は髪の毛だけでなく
眉毛もまつ毛も抜けますので
ちょっと怖い人相で過ごしておりました
抗癌剤の影響で
貧血になりますし
白血球を始め、免疫の目安となる様々な項目の数値は下がっていますが
生活に支障をきたす程ではなく
(私が勝手にそう思っているだけかも知れません
)
自転車に乗って買い物にも行っていますし
半年間、手が付けられなかったあれこれをこなしています
最後の抗癌剤が6月21日でしたので
梅雨末期の炎暑に恐怖すら感じていましたが
副作用が薄れていくにつれ
暑さにも慣れてきたように感じます
(たまに電池が切れたかのように横になっていますが)
抗癌剤の副作用は人それぞれで
その辛さは経験しなければ分からないですし
薄らいだと言っても
一生残るかも知れないと言われた副作用が、今もあります
手術で20㎝余の傷痕を持ち
もちろん、今も痛みますが
退院した日から家事をしています
夫は、私が癌になったことを受け入れられず
抗癌剤の副作用の厳しさを直視できずにいましたが
できるだけのサポートをしてくれています
もちろん、家事以外で
次回は
経口の抗癌剤の服用と放射線治療が終わった頃
ご報告できるようでしたら
またブログを書きたいと思っています
こちらが平常心であっても
読む側にしてみたら
重い内容になることを承知しているつもりですので
寛解の目途が立つまでは
このようなペースで行きたいと考えています
皆さまには
十分な休息と栄養を取り
炎暑と嵐の夏を乗り切って下さいね
追記
8月は夫の誕生日があります
経口の抗癌剤が始まる前に食事に行こうと話していたところに
折に触れ、連絡を下さる方がお電話を下さり
「お見舞いも何もしていないから、良い話を聞いたわ」と言って
予約をして下さいました
「支払いのことは心配せずに1番良いものを食べてきてね」と
言って下さったので
遠慮なく、たらふく食べてきました
ご飯の中にも鰻が入っています