街ゆく人々のバッグや胸には、オレンジと黒の縞のリボン（「ゲオルギーのりぼん」）がはためいています。
明日の赤の広場でのパレードに向け、先月末から訓練が行われています。
我が家から歩いて行けるトヴェルスカヤ通りを通って赤の広場に行く、ということで、見に行きました。
車は当然通行止め。
いつも路上駐車天国の通りからきれいさっぱり車がいなくなっています。いつもこうすればいいのに。
ほんとにすごい戦車がいっぱい。
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じつはこの日、このパレードの訓練は朝６時から始まっていました。私たちは朝７時に起きてすぐ着替え、そのまま通りへ飛び出しました。一時間ほど見てから、朝食。
大好きなPAULで食べたかったけど、土日以外は９時からなので断念。
そこでそのままトヴェルスコイ・ブリバールまで出て、カフェ・プーシキンへ。
私は何度か来ているし、夫とも朝食を食べたことがあります。
でも子どもと行くのは勿体ない、とこれまで連れてきたことがありませんでした。
でも、間もなくモスクワを離れるので、子供たちにも小さいながらこのロシア貴族の雰囲気を味わわせておこう、とここでの朝食となりました。
慇懃なボーイさんが腰に手をあてやってきます。英語とロシア語で非常に品のある接客。
子供たちが、それぞれ自分のカップに紅茶を注いでもらった時に「スパシーバ」と言うと優しくほほえんで「ナ・ズダローヴィ（召し上がれ、のような決まり文句）」と返してくれます。
まずこちらが朝食メニューの中から、私が頼んだ、セミオーダーのオムレツ。今日は、きのことディルを。夫はチーズとオニオン。でも私のはほとんど末っ子に取られました。
娘が頼んだ「りんごのフィリングのブリヌイ」。
なんといってもここの内装は本当に素敵です。温水暖房の器具まで、こんなに繊細で優雅。トイレに至っては、便器の中にまで、ブルーでバラの模様が描かれています。水を流すときは上から垂れている金色のひもを引くと流れる仕組み。貴族の娘になった気分～♪
