カルパチア・スキー旅行3日目 Поездка в Карпаты день 3-й | Москва, Любовь Моя

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ロシア料理研究家、ロシア語通訳
中川亜紀のブログです。

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さて、今日からしっかり滑るぞ!と意気込んで着替えた私たち。ただ、ロッジからゲレンデは微妙な距離。タクシーに乗るほどじゃないような、でも子どもにはちょっと遠いような。
というわけで「徒歩でどれくらいかかるか行ってみよう!」とウォームアップがてら歩いてゲレンデへ。うーん、ちょっと遠かったね。子供たちお疲れさま。

ゲレンデに着いたら昨日調査した通り、レンタル。3日連続で借りた方が安いんだけど、毎回ロッジまで持って帰ってまた持って来るとなるとタクシー通いになる。タクシー使って通うくらいなら、一日ずつレンタルした方が安いし便利かも、ということで一日ずつでレンタル。

驚いたのは、借りてる間、ずっと身分証明書を預けないと行けない。つまりパスポート預けっぱなし。海外(特にこういう土地…)では命の次に大切と言われるものを、このおっちゃんたちに預けるのか、とちょっと心配にはなったけど、気のいいおじさんたち、信用するしかない。

ちなみにここ西ウクライナでは、この世代のおじさんたち(ソ連時代の人)は間違いなくロシア語が話せます。でも対露感情から彼らはあえてウクライナ語を使います。でも、ここでは超珍しい日本人。おっちゃんたち、日本人と話したいらしく、そのためなら?ロシア語だって話します(英語通じないしね)。ここでもやっぱり「ヤポンスキー・サケ、サケ(日本酒)!」を連呼されましたが、下戸の夫、うちは酒なんて持って来てません。あしからず。

肝心のゲレンデ。悪くない!そりゃ、お正月のメリベルと比較は出来ないし、一日あったら全山回れちゃう程度ではあるけど、雪質は良い。あったかかったのでジャクジャクのところもあるけど、高い所は片栗粉状の上質の雪。コースに寄って、コブコブあり、滑らかあり、でいろんな到達度に合わせて選べます。
ただ、なにげにストレスだったのはリフト乗場の順番待ちの列。秩序が乱れてるのはモスクワで慣れてるからいいけど、さすがフランスではこういうストレスはなかったなあ。

旧ソ連圏のみなさん、こういうところで外国人は国民性を見るのです。是正されるのは何年後でしょうか。そして日本人の私たちも、外国人に些細な所で国民性を測られていること、忘れないようにしたいです。在外で日本人ばかりグループになって、大声で日本語で話しているとつい忘れがちですが、外国に居る日本人としてのマナー、現地人からの視線、忘れたくないです。
Москва, Любовь Моя-ブコベリski

さて、今日もウクライナ料理。ゲレンデ近くの小さな素朴な店。ランチのセットが50フリブニャ(約500円)。テェフテッリというミートボール、ボルシチ、ライス入りチキンスープ、サラダなど。ドライフルーツを煮出して作る飲み物(ロシアでは「カンポート」、ウクライナでは「ウズワール」と言います)も付いてます。いずれも素朴で美味しく、500円ランチとしては大満足でした。
Москва, Любовь Моя-buko昼2

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さてひとしきり滑ったらゲレンデ脇にあるスタローバヤ(食堂)。これがまた低価格で美味しい!日本のゲレンデだと、せいぜいカレーとかラーメンでしかも割高。こちら、ソーセージとポテトピュレ、ウクライナ風フライドポテト(ざく切りでニンニク風味)、魚のカツレツ(身を潰して丸めてある)にそばの実(ロシアでは一般的な付け合わせ)。今日もおいしかった!
Москва, Любовь Моя-buko昼3

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