行雲流水的くっぞこ -60ページ目

探偵 神宮寺三郎シリーズ・生誕30周年!「GHOST OF THE DUSK」

 1983年ファミコンが発売。大ブームとなった「スーパーマリオ」が発売されたのが1985年。

 その後ファミコンで発売されたゲームが次々30周年を迎えていますよね~去年は「ドラクエ」「ゼルダの伝説」、今年は「ファイナルファンタジー」。

 そして「探偵 神宮寺三郎」!


 この新作「GHOST OF THE DUSK」は神宮寺三郎生誕30周年作品だそうです!

 「探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK」


 「探偵神宮寺三郎」シリーズは、探偵もののアドベンチャーゲーム。ハードボイルドテイストで、推理するゲームと言うより、足で稼いで聞き込みして捜査を進めていくストーリーを追う、いかにもハードボイルドらしいゲームです。

 1作目は1987年。ファミコンの頃から「タバコ 吸う」というコマンドも出てきてましたしね。(笑)

 ↑例えばこれは3作目のファミコン・ディスクシステム「危険な二人」(1989年)。ファミコンの頃はサブタイトルがジュリーの曲のタイトルだったんですよね~

 ↑こっちは4作目のファミコン「時の過ぎゆくままに」(1990年)


 ネット書店で手に入れたんですけど、その店舗だけの特典として、これまでの神宮寺三郎シリーズで使われたパッケージイラストやイメージイラストを使ったポストカード10枚セットが付いてきました! これが結構良いんですよ!

 ↑こういう↓パッケージイラストや、

 シリーズ9作目「KIND OF BLUE」(2004年)での缶コーヒーとのタイアップで、缶に描かれていたイラスト↓やら。

 あれ?この↓モノクロのイラスト何だっけ?

 …と探したら、↓7作目「灯火が消えぬ間に」(1999年)のディスクのレーベル面のイラストの原画でした!(笑)

 今作「GHOST OF THE DUSK」の早期購入特典は2つ。

 一つ目は1988年にファミコンで出たシリーズ2作目の「横浜港連続殺人事件」が3DSで遊べるダウンロード版。VCではないんですけどファミコン版が再現されてるんですよね~

 もう一つは3DSのテーマ「神宮寺しゃべるアニバーサリー・テーマセット」。主要キャラの神宮寺三郎・御苑洋子・熊野参造の3種類のテーマ。

 ↑は御苑洋子のテーマにしていますが、そのキャラのテーマに設定すると、ゲームを始めたり色々な時に各キャラがしゃべります。だから、今私の3DSは何かの度に御苑洋子がしゃべってます~(笑)

 このテーマセットは気に入っていて、今私の3DSは3人のテーマがランダム登場するように設定していますけど、キャラがしゃべるので人前ではちょっと恥ずかしいですよね(笑)

 店舗特典で頂いたポストカードセット良いですよね~

サンハウス「SON HOUSE SHOW 1973.3.12」

 最近手に入れたサンハウスのライブ盤です。

 サンハウス「SON HOUSE SHOW 1973.3.12」


 サンハウスは1970年福岡で結成。1975年レコードデビュー。福岡を中心に活躍して1978年活動停止。その後も幾度と再結成して健在を示す。


 このライブ盤は、1973年3月12日に、福岡の明治生命ホールで行われた「SON HOUSE SHOW」というサンハウスのワンマン・コンサートが収録されたもの。


 スマイリー原島さんが福岡で「スマハラサパドゥ」というラジオ番組をやってらっしゃるんですね。今月(8月)の初め頃の放送で、1970年代サンハウスのスタッフをやられてた大神洋さんと甲斐田寛さんが、このライブ盤のPRでゲスト出演されてました。

 大神さんはこのコンサートを録音して保管されていた方、甲斐田さんは海援隊(アマチュア時代)のメンバー(ベース)で、サンハウスのマネージャーだった方。当時の思い出話を色々とされてました。

 面白い放送でしたが、この盤が出ているのを知って、いそいそと手に入れた、というワケです!


 サンハウスは好きなんですが、あまり詳しくないので申し訳ないですが、解説によれば…


 1970年代、福岡にはライブハウスみたいなポップスやロックを演奏する場所が無く、サンハウスはダンスホールの専属バンドとして活動していた。サンハウスが当時演奏していたのは洋楽のコピー。次第に仕事として演奏する事に行き詰まりを感じ、専属バンドをやめ、演奏曲も洋楽のカバーじゃなく、日本語でのオリジナル曲を作り始めた頃。

 このライブ盤に収録されている1973年3月12日のコンサートは、まさに日本語でのオリジナル曲を初披露したコンサートだそうです。

 オープニングのSEからエンディングまでCD2枚、2時間20分に渡って収録されているんですけど、全てが生々しい!

 最初にオープニングのSE、次に「ウィリアムテル序曲」に合わせてメンバーが次々と登場して演奏し始め、「サンハウス・ショー」というこのライブのためのオープニング曲が演奏されます。

 コンサートは3部構成になっていて、まず洋楽のカバーが7曲、その後日本語オリジナル曲が16曲、最後にまた洋楽のカバーが5曲。オープニング曲の「サンハウス・ショー」を含めて29曲が収録されています。


 日本語オリジナルの曲は、のちにアルバムに収録されるバージョンとはアレンジが違う曲もありますが、もうちゃんとサンハウスの音になってます! 

 洋楽カバーからは、カバーと言えどサンハウスの音になってしまう部分がかなりあるんですよね。のちに聴かれるサンハウスのオリジナル曲の匂いを嗅ぐことが出来るんです。面白いです!


 1990年代、オフィシャル・ブートレグが流行りました。

 このライブ盤「サンハウス・ショー」は海賊盤ではないですけど、サンハウスのスタッフが録音して、保管していた音源を、44年の時を経て、自らCD化したという意味では、言葉通りのまさに『オフィシャル・ブートレグ』と言えるんじゃないですかね?(笑)


 このライブ盤は、500枚しかプレスしていないそうなので、興味がある方はお早めに!

 私事ですが、サンハウスを知ったのは1990年代前半かな? 大学受験に失敗して浪人生活を送ってた頃。

 当時よく聴いていた地元福岡のラジオ「3P」に山部善次郎”山善”さんがゲスト出演されて、3時間の放送の間、福岡のロックについて熱く語っておられたんです。番組で流れたサンハウスの曲を聴いて、すごい!と。

 早速、当時通っていた、久留米にある予備校の近くのレコード屋で、サンハウスのCDを手に入れました。久留米は、サンハウスやシーナ&ザ・ロケッツのギターの鮎川誠さんの出身地。さすが久留米のレコード屋さんですね! 一番街というアーケード商店街にあった行きつけのレコード屋さんにはサンハウスのCDがズラリと揃ってました。

 サンハウスの事は知らなかったですが、鮎川誠さんはテレビCMに出演されていましたし、以前から知ってましたけどね~


 日清「はかたんもんラーメン」(youtube)


 シーナ&ザ・ロケッツCM集(youtube)

坂木司「ワーキング・ホリデー」

 8月も後半。まだまだ残暑が厳しいですね~。そんな”夏”を感じる小説。ミステリー作家・坂木司さんのミステリーじゃない小説です。

 坂木司「ワーキング・ホリデー」


 主人公は、元暴走族・元ヤンキーで現在ホストをやってる沖田大和(おきた・やまと)。ある日、大和が勤めるホストクラブに突然小学5年生の男の子・進(すすむ)が訪ねて来た。「初めまして。お父さん」

 進は、10年前に別れた元彼女の神保由希子(じんぼ・ゆきこ)の息子だった。しかも別れた時にお腹の中に大和の子がいたが、大和には知らせずに、いわゆるシングルマザーとして進を育ててきた。夏休みの間、進は大和の家に住むことに…


 大和は、とある事でホストを辞め、次の職として宅急便の配達員になります。↑に貼ってる文庫本の表紙が、大和が勤める「ハニー・ビー・エクスプレス」通称「ハチさん便」のマーク入りの段ボール。


 前述通り、この「ワーキング・ホリデー」はミステリ小説じゃないんですけど、ミステリの部分をのぞけば、坂木さんがお書きになる他の日常の謎ミステリと読後感はあまり変わらないんですよね。

 坂木さんがよくお書きになるお仕事を絡めたミステリ小説の一つと言えるかもしれません。この「ワーキング・ホリデー」では宅急便のお仕事の小説ですが、日常の謎ミステリになってないというだけ。普通に面白くてハートウォーミングなお話となっています。

 薄~くミステリ要素もあるので、日常の謎ミステリから、さらにミステリ要素を薄めた感じですかね。だから、ミステリ小説を期待して読むと期待外れになるかもしれません。


 大和と息子の進。進を通して元彼女の由希子まで。色々なつながりが見えてきます。

 大和と進が一緒にいられるのが、進の夏休みの間だけ、という期間限定なのも切ないです。


 ホスト時代の仲間も宅急便の同僚も、濃ゆくてインパクトのあるキャラばかり。特にホストクラブのオーナーで、大和の後見人とも言える人、しかも宅急便の会社のオーナーでもある、おかまのジャスミンさんは強烈!

 色々なトラブルや、大和と進のもめごと、すれ違い、行き違い。そういった濃ゆい仲間たちと解決していきます。

 でも、主要な登場人物の名前が…沖田大和…進…由希子…

 宇宙戦艦ヤマトかよ!(笑) 解説でも何も触れてないんですよね~…あれっ野暮やった?(笑)

中山市朗「怪談狩り 禍々しい家」

 お盆が近づいてきました! という事で怪談本です!

 中山市朗「怪談狩り 禍々しい家」(2017年)


 有名な怪談本「現代百物語 新耳袋」(中山市朗・木原浩勝/著)の著者の1人、中山市朗さんによる怪談本です。この本では「家」を舞台にした怪談が集められています。


 特にメインなのは「山の牧場 後日談」でしょうね。

 「山の牧場」の怪談は、有名な怪談です。著者の中山さんが大学時代、卒業制作の自主製作映画を撮影するために関西の実家の近くで体験された話で、UFO・心霊など色々な要素が混じった怪談なんです。

 私がこの話を読んだのは1999年に発売された「現代百物語 新耳袋 第4夜」。

 怖かったですね~ 怪談は怪談でもUFOの要素もあるので矢追純一さん世代でオカルト好きな私には、どストライクな怪談でした!

 大阪では1990年頃にテレビやラジオの怪談番組で話題になったらしいですけどね~でも「山の牧場」の話は九州までは伝わってこなかった(笑)

 この「山の牧場 後日談」には、後日談だけでなく、元のお話もダイジェストで書かれていますが、もったいない! 読んだことが無い方は出来れば「現代百物語 新耳袋 第4夜」を読んで頂きたい! 文庫化もされているので手に取ってみてください。


 この後日談に出てくる話も、いくつかは個別で知っていて、ギンティ小林さんの「新耳袋殴り込み」シリーズや、北野誠さんの「おまえら行くな」シリーズなどで読んでいます。

 例えば、この私が持ってる「映像版 新耳袋殴り込み」と「~<西日本編>」は、山の牧場を殴り込みの御一行が訪れてる映像が収められています。

 持っていないですけど「おまえら行くな」のDVD版にも映像が収められていますので、よろしければどうぞ!


 「新耳袋」もそうでしたけど、この「怪談狩り」も、 え!?これ何? というような、幽霊は登場しないけど、ものすごく不気味な話とか不思議な話が収録されているのも好きですね~

 とくに「置屋」の話は最高に不気味な話です。会いたくないな~(笑)

「セガ3D復刻アーカイブス MANIAX」ニンテンドードリーム・ゲームジーン編

 この本はテレビゲーム開発者へのインタビュー集なんですが見ただけだと攻略本と間違うかも(笑) ただ書名通り”マニアック”な本!(笑)

 「セガ3D復刻アーカイブス MANIAX」


 まず、この本のタイトルにもなってる「セガ3D復刻アーカイブス(プロジェクト)」について。

 セガから3DS用に発売されているレトロゲームのシリーズ。ただのレトロゲームの移植ではなくて、立体視に対応させているのが特徴です。

 今までに18作品ダウンロード販売されています。その後に3作のパッケージにまとめられて、それらにはダウンロードで配信されなかった作品も含めて、3つのパッケージ版「セガ3D復刻アーカイブス」1~3 には全部で29作品収録されています。

 ラインナップは、1980年代にゲームセンターで稼働していた体感ゲーム、1988年にセガから発売されて1990年代に活躍した家庭用ゲーム機・メガドライブで発売された人気ゲームの数々。


 前述通り立体視に対応してるんですね。普通に遊ぶと普通のレトロゲームなんですが、立体視のツマミを3Dにすると、そのまま立体視になるんですよね。


 例えば1986年にゲームセンターで稼働していたレースゲーム「アウトラン」。

 もともと3Dタイプのゲームですが、立体視では、そのまま手前にある自分の車と、道路や街路樹、背景の山や空などが遠近感が感じられるんですね。

 もう一つあげると、メガドライブで大ヒットしたアクションゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。

 これは2Dのゲームなんですが、立体視にすると、自キャラのソニック、地面に植わっている木や敵キャラ、背景の山や空など、ちゃんと遠近感が付いてるんですよね。


 だからゲーム自体はレトロゲーム、しかも名作ばかりで面白いんですが、立体視でさらに面白くなってる感じ……なのは、ひいき目なのかもしれませんが…(笑)


 それでこの本なんですが、ゲーム開発者へのインタビューをまとめたもの。

 ただし、オリジナルのゲームを作った開発者じゃなくて、3DSにゲームを移植した開発者へのインタビューなんですよ。 故に、書名が「マニアックス」なんですよね(笑)

 だから、いかに限りなくオリジナルのゲームと同じように3DSで再現したか?とか、立体視に対応させるための苦労話とか、そういうグチが結構多い(笑) 興味がある人には面白い話のオンパレードです!

 例えば、昔のゲームだから、今のゲーム機で動かすのは簡単なんじゃないの?と私みたいなシロウトは思うんですが、昔のゲーム機と3DSでは設計が違うので、簡単には動かないんだとか。へぇ~と思う事も多いです。

 オマケとして、メガドライブの製品図面が載っています!

 これをもとに金型を作って樹脂成型すれば、メガドライブのガワを量産することが可能ですよ(笑) 昔の図面だけに、今のコピー機じゃなくて、青焼きされた図面なのも趣きがあって良いですね~