冨士宏「迷廊館のチャナ」 | 行雲流水的くっぞこ

冨士宏「迷廊館のチャナ」

 なかなか懐かしい漫画が出版されました。

 冨士宏「迷廊館(めいろうやかた)のチャナ」第1巻

 

 冨士宏先生は、ゲーム会社ナムコで、デザインをされていた方です。

 1980年代~1990年代にかけて出版されていた、ゲーム会社・ナムコの情報誌「NG」。

 一般販売していなくて、ナムコが経営していたゲームセンター「キャロット」で無料配布されていたもの。ナムコのゲーム情報や読者からのお便り、連載漫画など、30~40ページの冊子です。

 その「NG」に連載されていた漫画が、この「迷廊館(めいろうやかた)のチャナ」。毎回4ページという少ないページ数の連載で1993年の「NG」休刊と共に中断してしまいました。


 私は「NG」はあまり読んでいないんですよ。と言うのも、近所にセガが経営しているゲームセンターはあったんですけど、ナムコのゲーセンが無かったんですよね。

 例えあったとしても、今と違って当時のゲームセンターは、いわゆる”怖い場所”(笑) 私が通っていた小学校中学校は校則で立入禁止でした(笑)


 そんな私ですが、「NG」1冊だけ持っています(↑上の画像)。

 当時、近所のオモチャ屋さんの店頭に、たまにポツンと1冊置いてあるときがあったんですね。おもちゃ屋さんが毎号取り寄せていたのか?私が人見知りでおもちゃ屋さんに聴けなかったので、実のところは分からないですけどね~

 そういう事で、たまに目にしていました。どうしても欲しくておもちゃ屋さんに頼んで1冊譲って頂いたんです。

 その1991年12月号の「NG」は付録で、クリスマス仕様の「チャナ」のお便りセット付き。デパートの屋上遊園地60周年の記念企画の記事にはナムコ中村社長の写真も。

 今回刊行された単行本版「迷廊館(めいろうやかた)のチャナ」第1巻は、連載されていた「チャナ」を改めて描き直してリメイクしたもの。連載が中断していた為、今回はなんとか完結させたいとの事で、「NG」連載版からお話をはしょって短くされています。それに30年前の漫画ですから登場するものが時代と合わなくなっているものもありますしね。

 例えば、これ。「NG」連載版ではカセットテープのウォークマンが登場するシーン。

 同じシーンが単行本ではICボイスレコーダーに!時代は変わりますね~(笑)

 単行本の裏表紙側のコシマキなんですけど…、

 いやぁ~この”ナムコ”感!!クーソーしてから寝て下さい(笑)


 冨士宏先生というと、私は、ナムコ時代のテレビゲームのパッケージイラストが好きでしたね~

 ファミコン「ファミリーテニス」

 「ナムコクラシック」(画像はゲームボーイ版です)

 「迷廊館のチャナ」みたいに雑誌に連載していただけで単行本にならずに埋もれている漫画や小説は多いですよね。雑誌だけ出していて単行本を出さない出版社とか。

 「チャナ」は30年ぶりに”発掘された”、運が良かった作品なのかもしれないですね。


 実は、ずっとこの漫画のタイトル「迷廊館のチャナ」の「迷廊館」を、「めいろう・”やかた”」ではなく「めいろう・”かん”」だと勘違いして読んでいました! 30年間も!(笑)

 単行本の表紙の、タイトルに付いている振り仮名を見て30年間の間違いに気付きました!

 冨士宏先生、ごめんなさーい!