徳光正行「冥界恐怖譚 鳥肌」
寒いですけど、怪談を一つ …。
徳光正行「冥界恐怖譚 鳥肌」
徳光正行さんは1971年神奈川生まれ。アナウンサーで有名な徳光和夫さんの息子さんでタレントさん。テレビでよくお見かけしますけど、怪談本も書かれているんですよね。
この本は、いわゆる幽霊が出てくるような普通の「怪談本」ではないんです。
もちろん、そういう幽霊の怪談も入ってますけど、それだけではなくて、変な話、気持ち悪い話、犯罪系の危ない話、サイコ系の話、等々。バラエティに富んだ「怖い」話が収録されています。
だから、そういう幽霊の怪談だけを期待すると、少し当てが外れるかもしれません。でも、そういう未分化な怖さがあって、気持ち悪いというか面白いですよ(笑)
特に怖いのは表紙のイラストなんですけどね(笑)
子供のイラストが描かれていますが、この本の中でも子供が登場する奇妙な話が印象的でしたね。
「想いよ届け」「見えざる手」という、似たような状況を、別の2人から別々に聴いたという二つのお話。
どちらのオハナシも、幼稚園に通うおっとりした子供に、いじめっ子が色々とちょっかいを出しているんです。ある日、エスカレートしたちょっかいを出したそのいじめっ子は…
心霊的な感じもありますし、以前テレビなどでよくお見かけした「超能力少年」みたいな幼い時だけ現れる不思議な力みたいな感じもありますし、そういう不思議でぶきみななオハナシでした。