AGALLOCH「THE MANTLE」
これも、冬のうちにやっておこうと思ってたんですけど、…と言いつつ、今まで書いてなかったんですけどね(笑)。
AGALLOCH「THE MANTLE」(2002年)です。
AGALLOCHは、米国オレゴン・ポートランド出身。1995年結成、1997年デビュー。AGALLOCHの意味は、香料の沈香の事。高級品は伽羅と言いますね。
このアルバムは、2ndアルバムです。
アコースティック・ギターをフィーチュアした、バイキング/ゴシックメタル。ただ、曲が、ミドル~スロー・テンポなんですよ。うるさくないんですが、ドゥーム・メタルとも言えるかもしれませんね。1stでは、もう少しバイキングメタル寄りな音だったんですが、この2ndでは、落ち着いた音のメタルになっています。
ゆっくりしたメタル・サウンドで、始終、物悲しげな旋律を奏でてるんですよ。ジワジワきますね~。
気分は、深山幽谷の、晩秋の初雪~吹雪と移り変わる風景の中に佇んでいる感覚ですね。小さな、材木で組み立てられた掘建て小屋の中で、ダルマ・ストーブに当たりながら、半分凍りついた窓ガラスから、横殴りの吹雪の風景を見ているような。そして、雪が止むと、小屋を出てまた歩き出す。一面の雪の中で空を見上げる~というような。
雪なんて、年に一度、雪が積もるか積もらないか程度の、九州の平野に住んでいる私からすれば、あくまでも妄想の中の風景なんですけどね。いや~良いです。
そういう音ですから、激しいのを期待していると、必ず肩透かしを食らうと思います。物足らない音だと思いますね。あくまでも、アコースティックギターがメインとも言える音なので。
ブラック(ヴァイキング)・メタルの、あの喚き散らすデスヴォイスも使ってることは使ってるんですが、ノーマルヴォイスも使ってる上、インストパートが多いんですよ。やっぱり落ち着いた長い曲が多いんですよね。