CARL CRAIG「モア ソングズ アバウト フード アンド レヴォリューショナリ アート」
↑のタイトルのアルバム名が、アルファベットじゃなく片仮名なのは、文字数が多くて入らなかったからです(笑)
CARL CRAIG「MORE SONGS ABOUT FOOD AND REVOLUTIONARY ART」(1997年)です。
カール・クレイグさんは、1969年、米国デトロイト生まれ。1989年デビュー。
デトロイト・テクノ第2世代と一般に言われてますけど、デリック・メイさんの弟子の一人です。
彼は、色々な名前で音源を出していますが、この盤は、彼の本名の名義での2ndアルバムです。
この”カール・クレイグ”名義で出したアルバムの音は、薄いメランコリックなメロディがのったアンビエントですね。繊細な印象です。霧の中を漂ってるような。
大雑把に例えていうなら、初期エイフェックス・ツイン(リチャード・D・ジェイムズさん)のアンビエントぽい音と、クールで肉感的なイメージだった、師匠・デリック・メイさんの1990年前後(活動停止寸前)辺りの音をミックスさせたような…。大雑把過ぎますかね(笑)。
不安定に上下する、スライドしていくシンセの音。これは師匠譲りですけど、やっぱり面白い。
でも、デリック・メイさんの活動停止寸前のシングル「THE BEGINNING」にもカール・クレイグさんは参加されてたわけですし。あそこが、カールさんの出発点ですよね。
だから、よく似てるんですよ。師匠を髣髴とさせるような曲もあったり、あと、カールさんがリメイクをしたこともある、ドイツのマニュエル・ゴッチングさんの「E2-E4」ぽい(アシュラの70年代後半も?)曲もあったり。6曲目「DREAMLAND」なんて(笑)。
ホントに素晴らしいですよ。”テクノ=キカイのオンガク”というイメージから、ほど遠い音。どちらかというと、内側に向かっていく音なんですけど、最後でギリギリ解放されていくような。
初めて聴いたとき、この盤を通して聴いてて、「この曲は、デリック・メイ度が高い曲だな~」なんて思って、ブックレットを見たら、その曲は、デリック・メイさんが参加していた曲だった、なんて記憶がありますね(笑)。「FRUSTRATION」という曲なんですが、この曲、何故か最後の部分に、円谷プロのテレビ特撮ドラマ「ウルトラQ」のタイトルの曲(”ウルトラQ”の字がグルグル回転するところの曲)がサンプリングされています(笑)。