PFM「JET LAG」
梅雨明けの、この蒸し暑い今の時期に聴けば合うような。ジャケット絵のせいかもしれませんけどね(笑)
PFM「JET LAG」(1977年)です。
PFM(PREMIATA FORNERIA MARCONIプレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)は、1965年にイタリアで、”BLACK DEVILS”(ひょうきん族? 笑)として結成、すぐに”QUELLI”と改名します。”QUELLI”として、1965年にデビュー。その後、マウロ・パガーニさん(ヴォーカル・ヴァイオリン・フルート)がグループに加わり、”PREMIATA FORNERIA MARCONI”と改名します。
このアルバムは、8th(「蘇る世界」英伊盤含め)です。
前作「チョコレート・キングス」発表後、ワールド・ツアーの疲れから、マウロ・パガーニさんが抜け、米国人ヴァイオリン奏者のグレッグ・ブロックさんが加わります。
海の上を飛んでいく紙飛行機。まさに、アメリカで孤軍奮闘していた彼らを象徴するジャケット絵。しかも、このアルバムの発表後は、彼らは、イタリアに戻りますしね。PFMの人達は、そのことを、意識してたのか?意識してなかったのか?暗示してるような…。私は、井上陽水”紙飛行機”を連想してしまいますけどね(笑)。
マウロ・パガーニさんが抜けた影響って大きいですね。この盤を聴いて、シンフォニックロックとは誰も思わないでしょう。
ジャズロック色が強いんですよ。若干ファンキーな感じも。同時期のジェントルジャイアントほどじゃないですけどね(笑)。似たような感じといえば、そうかも…(笑)。
これまでスタジオ盤では控えめだった、インプロヴィゼーションも大きくフィーチュアしてますし。ライヴみたいに伸び伸びやってますよね。風通しがいいというか、涼しげな音。前作「チョコレートキングス」と違って(笑)。
1曲目、フランコ・ムッシーダさんによる、アコギのソロですからね。最後の曲「旅行者」に、1曲目「半島」のメロディが入ってきて、コンセプチャルな。あー、好きなんですよ。
この頃、PFMのメンバーはカリフォルニアに住んでたそうですから、何か米国っぽいんですよね。グレッグさんのヴァイオリンが、どことなくカントリーっぽい気も。
でも、イタリアなんですよね。イタリア民謡…地中海なメロディが印象的です。湿度が低い、カラッとした地中海のイメージ。イタリアと米国の融合とも言えなくも無いですね。
ベルナルド・ランゼッティさんのハスキーでコブシが回ってるヴォーカルも賛否あるでしょうけどね(笑)。私は好きですね。