「はじまりの森」 と ニンテンドウパワー | 行雲流水的くっぞこ

「はじまりの森」 と ニンテンドウパワー

 唐突ですが、”ニンテンドウパワー”はご存知でしょうか?


 知らない方がほとんどだと思います。1990年代後半、任天堂がやってた、スーパーファミコン用のカセットに、ゲームを書き込んだり、消したりできたサービスのことです。普通のカセットじゃなくて、形状は同じなんですが、フラッシュメモリを内蔵した専用カセットですので、ゲームの書き込み・消去が可能だったんですけどね。


 どこでそんなことをやってたのか?というと、コンビニのローソンに、コンサートのチケット等を買う端末がありますよね。あの機械の上部のほうに、このニンテンドウパワー専用カセットを挿す部分があるんですよ。そこに、カセットを挿しこんで、端末を操作してゲームの消去・書き込み(購入)してました。

 過去のスーパーファミコンのソフトであれば1000円、ニンテンドウパワー専用ソフトなら2000円で、書き込めました。

 ローソンでのゲームの書き換えは、数年前終了しましたが、その後は、任天堂に直接カセットを送れば、書き換えできたんですね。しかし、そのサービスも、2007年2月で終了してしまいました。


 そのニンテンドウパワー専用のソフトの中で、任天堂から発売された「はじまりの森」(1999年)というテキスト・アドベンチャーゲームがありました。

 どういうストーリーかというと…

 昭和30年代。主人公は、都会に住んでる小学生の男の子。

 夏休みに、父の実家がある山奥の祖父の家に一人で遊びに行きました。
 駅に迎えに来るはずの祖父は、まだ来てなかったので、駅員に聞いて、蛍を見に行きます。ところが、少年は、蛍を追いかけ、崖から落ちてしまいます。そこで、同い年くらいの浴衣姿のかわいい女の子を見かけます。

 その少女と次第に打ち解けて、駅への帰り道を教えてもらいます。駅に着き、祖父が現れると、その少女はいなくなります。

 少年は、もう一度その女の子に会うために、同じ場所へ出かけます。

 このゲームは、以前、ファミコンのディスクシステムで出ていた、任天堂の「新鬼ヶ島」「遊遊記」「タイムツイスト」と同系統の、ほのぼのファンタジー路線のテキスト・アドベンチャーゲームです。

 あの、ほのぼのファンタジー路線のゲームが好きなのであれば、大推薦ですね。面白いですよ。

 サブタイトルに、”ファミコン文庫”と付いている(↑のオープニング画面参照)ので、続編が出るのを、当時結構楽しみにしてたんですが…。その後は出なくて。売れなかったんでしょうね。売れなかったというより、ニンテンドウパワー自体を知らなかった人が多かったんでしょうけど(笑)。


 任天堂のサイト「はじまりの森」のページ


 なんで、このゲームを紹介したのか、というと、実は今、任天堂のWiiの、”ヴァーチャル・コンソール”の中に、この「はじまりの森」が入ってるんですよ。

 

 ヴァーチャル・コンソールの「はじまりの森」のページ


 ヴァーチャル・コンソールというのは、Wiiで、昔のゲーム(ファミコンやPCエンジン・メガドライブやニンテンドウ64のゲーム)を遊べるシステムです。1ゲーム辺り、数百円~千円程度で買うんですけどね。

 1000円~5000円の専用プリペイドカードを買って、そのカード番号をWiiに打ち込むんですね。その登録したお金で、ゲームをWiiにダウンロード出来るんですよ。


 ニンテンドウパワーが大ヒットした、という話は聞かなかったですし、遊んだことが無いひとは、多いんじゃないでしょうか?だから、安くこのゲームが遊べるのなら、いいと思いますよ。当時、ニンテンドウパワーだったら、2000円で書き換えてましたから(笑)。