ERIE「PRAYER」
ERIE「PRAYER」(2001年)です。
ERIE(エリー)は、河井英里さんのユニット。この盤は、武沢豊さん(安全地帯)との共同プロデュース作品です。
河井英里さんの歌は、10年くらい前のテレビ番組「ワーズワースの冒険」のテーマ曲で、初めて聴いたんですよ。太田裕美さんの歌声から、舌足らずさを抜いた感じ、と思ってます。そのテーマ曲だった”シャ・リオン”もアレンジを変えて、この盤に収録されています。
解説を見ても、”癒し系”だとか、当時の流行ことばが出てくるくらいの、その方面に入れてもおかしくない音ではあるんですけどね。実際、いいんですよ。生で聴いてみたいような歌声ですね。
簡単にいうと、似非欧州民謡ポップスなんですよ。ヴォーカルも、英語だったり(サイモン&ガーファンクル”スカボロ・フェア”をカバーしてます)、コバイア語みたいな造語だったりしますし。日本語は一切でてきません。
クラッシックのヴォーカルじゃなくて、そこからポップス系へかなり寄った感じの。クリスタル・ヴォイスとか(クリスタル・キングに非ず!)、ヨーグルトとかチーズとかのCMソングに使われてもおかしくなさそうな(笑)、そういった音ですね。
アカペラ・バージョンとオリジナル・バージョンと2パターン収められた、幻想的なコバイア語みたいな造語詞の”サンクチュアリ”。面白いですよ。個人的には、コバイヤ語というより、東欧系なイメージですけどね。
前述のテレビ番組の主題歌”シャ・リオン”の、オリジナルのバージョンより肉体的なリ・アレンジバージョン。
この中では一番欧州民謡ポップス色が強い、何故かハンガリーのマジャール語詞の”エーデシュ・ラーニュ”。
キリスト教聖歌風な、英詞の”オー・マイ・グローリー”。
淡い風景画のようなアレンジの、サイモン&ガーファンクルのカバー”スカボロ・フェア”。
そして、包み込むような、この盤全体のエンディングとしての”プレイヤー”。エンドロールが出てくるような感じの(笑)。
この盤は好きな作品ですね。好きな盤50枚選べ、と言われたら入るような。ただ、全7曲・28分と、曲数が少ないので、ちょっと物足りないんですよ。ただ、それ以上の満足感はあるんですけどね。
