郵便受けの数字 | 行雲流水的くっぞこ

郵便受けの数字

 私の家は、玄関の横に郵便受けがあります。

 家へ帰り着いて、郵便受けを開けて、配達物を取り出し確認していると、郵便受けのふたに何か書いてあるのに気付きました。

 4桁の数字…何だろ?

 …私の家の番地でした。家の番地が、郵便受けに鉛筆で書いてありました。


 まぁ、何かの営業が、番地を確認する為に書いたんでしょうけど。

 交番で道を聞くと、警官が開く、あの地図には、住人と番地が書いてありますし。簡単に、番地なんて分かりますしね。


 ただ、私が一瞬妄想したのは、江戸川乱歩さんの「魔術師」(1930~31年)。

 

 ある宝石商に、「十四」と書いた紙が送られてくるんですね。

 それが、翌日には「十三」が送られてきます。そんな感じで、毎日、送られてくる数字は一つづつ減っていきます。

 それが、車のヘッドライトに、数字が浮かび出だすとか、家の前の、道路いっぱいに、近所の子供が書いた数字の落書きとか、どんどんシチュエーションを変えて、数字が減っていくんですね。

 

 郵便受けの数字を見て、その「魔術師」の予告の数字を、思い出したんですね。4桁の数字ですけど(笑)。それだと、予告日まで、数千日(笑)。何年かかるんだ、と(笑)。