コングの復讐 | 行雲流水的くっぞこ

コングの復讐

 「キングコング」を見て、良かったなぁ、という余韻、ということで、キングコング(1933年2月公開)の続編「コングの復讐」です。

 「キングコング」の大ヒットによって、その年の暮れに公開された、正統な続編です。ただ、「~復讐」と付いていますが、これは邦題で、原題は「THE SON OF KONG」コングの息子、です。映画自体は、復讐とか何も関係ないです。客入りを良くする為に付けた邦題です。

 ピンと来た人もいるかも知れませんが。米映画を代表するモンスターがキングコングなら、日本映画を代表するモンスターはゴジラです。ゴジラの1作目は「ゴジラ」(1954年)、続編は「ゴジラの逆襲」(1950年)。復讐と逆襲…。ゴジラの息子ミニラが登場する「ゴジラの息子」(1967年)という映画もあるくらいで、ゴジラ製作陣のキングコングに対するオマージュを感じます。

 閑話休題。

 これは、「キングコング」の後日話です。キングコングの件で、多額の借金と、多くの訴訟を抱えたプロデューサーのカール・デナム。髑髏島(キングコングの島)へ一緒に行った船長から連絡が入り、一緒に船に乗って、世界を回らないか、と。夜逃げ同然に、船に乗り世界へ旅立つカール。東南アジアのある港の酒場で、カールに、髑髏島への地図をくれた船長に再会します。船長「あの島の宝物はどうした?」カール「黙っていたな!」と言う事で、また髑髏島に行く事になります。

 この作品、70分なんですが、島へ行くまで50分、特撮らしい特撮はありません。

 この島に子供のキングコングがいて(それでも、体長3.5mあります)、これが可愛いです。コマ撮りアニメの出来としては、「キングコング」よりいいかもしれませんが、あくまでも、全体の話自体は、スケールダウンしています。子供のキングコングが可愛いのが、取柄と言ってもいいかもしれません。