この春、息子が東京に転勤することになり、先日、夫と3人で送別会をした。
そこで、息子が小さいころの思い出話になった。
息子が一歳の時からの5年間、夫の転勤で北海道で過ごしたので、息子は、「故郷は北海道だなぁ」と言っていた。
猛吹雪の中でも雪遊びをしていたことや、長い休みの時は各所にテントを張りながら北海道を一周した話を、思い出しながら会話した。
私は、「あー、もっともっと、その時、その時を楽しめばよかったなぁ」と後悔の念がわいた。
あの頃は、子どもへの心配事で頭がパンパンで楽しむ余裕がなかった。
例えば、友達とうまくやれているか?とか、習い事とかで知力つけなきゃ!とか、ママ友との付き合いを上手くやらなきゃ!とか、もっと痩せなきゃ!とか、生活費大丈夫かなとか?とか(苦笑)。
欠乏感に囚われていて、外側のことばかりに氣にしていた。
あの頃、フッと新しいことに挑戦したくなり、体操のインストラクターの資格を取って教室を開いたりして、指導者の方や受講の方々にたくさん出会い、いろいろ貴重な体験もしたけど。
今振り返ると、欠乏感からの、「特別」でありたいがゆえだったなぁ・・・と。
トホホ。
でも「本当の私」の探求のプロセスのはじまりでもあった。
それが今の氣づきにつながっていってる。
だけど、子どもたちと共に、もっと無邪気に「北海道」を満喫すればよかった。
ウインタースポーツ挑戦したり、とにかく、いっぱい子供と一緒に無邪気に遊びまくればよかった。
子供たちとも、夫とも、余裕の中で関わればよかった。
「当たり前」だとスルーしてきた。
宝石のようなひとときをずいぶんとスルーした。
3人で話しながら、そんな思いが込み上げてきた・・・・・。
それでも、無心に遊んでいた子供たちを思い返して愛おしさに満ちた。
・・・・・・
そして、セルフセラピーをした。
この「後悔の念」の感覚を、感じて、受け入れた。
しばらくすると、後悔の念であるモヤモヤした「身体感覚」は、あたたかさへと変わっていった。
・・・・・・・
今、子供たちとは、親子ではなく"同志"だと感じている。
「奇跡講座」でなら”兄弟”。
お互いの神聖性、お互いの無罪性を讃え、わかち合っていきたい。
これまでの関係を手放すレッスンはいつからでも遅くない・・・。
これからも、古い記憶として思い出される後悔の念など、貴重な癒しの機会。
「真の関係」を選択し直すためのレッスンの機会にしていきたい。