『経営者に贈る5つの質問』(P.F.ドラッカー)☆4.5 | Inspiration on My Life

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徒然なるままに

P.F.ドラッカーにしては、読みやすい本。ただし、深淵という意味では、他の本に劣らない。

さて、自己評価するための5つの質問とは、次の5つである。
① われわれのミッションは何か?
② われわれの顧客は誰か?
③ 顧客にとっての価値は何か?
④ われわれにとっての成果は何か?
⑤ われわれの計画は何か?

言葉は平易であるが、答えるのはそれほど単純ではない。
KFCにとっての5つの質問に対する答えも近いうちに用意したい。

以下、特にドラッカーらしいエッセンスを含むセンテンスを記しておく。

1)建設的な不同意が必要
“意思決定には守るべきルールがある。重要なことで容易にコンセンサスが得られたときには、そのまま決定を行ってはならないというルールである。諸手を挙げての同意は、何も考えていないことを意味する。組織が行わなければならない決定とは、重要であるだけでなく危険を伴う問題である。意見が割れて当然である。(中略)本質において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼」である。”

2)ミッションについての究極の質問
“「何をもって憶えられたいか?」を問い続けなければならない。これは、自らの組織を生まれ変わらせていくための問いである。なぜならば、それは、自らをなりうるものとして見ることを強制する問いだからである。”

3)「何をすべきか」というより「何をしないか」が重要
“最初に行うべきものは、廃棄である。廃棄を行うまでは何も行われない。何を廃棄するかの議論は苦々しいものとなりがちである。廃棄は難しい。だが、それも一時のことである。死せる者を埋葬して、初めて復活はなされる。”