『チベット 死者の書』(DVD) | Inspiration on My Life

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徒然なるままに

今日も仕事を終え、ジム。週2日ペースが復活。体は慣れてきた。行き帰り、車の中で、DVD『チベット 死者の書』を例によって、聴く。☆4

チベット仏教を紹介するDVDで、宮崎駿監督が、映画『もののけ姫』を製作する際、何回も観たNHKの番組である。

チベット仏教を理解するには、“生きること自体が、生老病死の苦行である。輪廻転生から解脱するために修行するべき”という考え方が重要とされる。

 しかしながら、この“生きることが苦行である”という感覚が、われわれ現代の日本人からは理解しにくいことだろう。僕たちは、個人の権利が確立しているという側面から見れば、人類史上、稀な時代に生きている。この特殊な現代人の感覚で、彼らの死生観を学ぼうとしても、頭では理解できたとしても、五感で感じるという意味では、到底不可能なのかもしれない。

宗教を理解するということは、歴史を理解することでもある。だからこそ難しい。
 
ただ、素朴に疑問に感じる点がある。人は救いを求めて、宗教を信仰するはずである。隠れキリシタンでもそうであるが、なぜに、自ら進んで、自らを苦しめることになる宗教をあえて信仰するのだろうか?かえってより大きな苦難が待ち受けていると分かっているのに、それを信仰するとすればある意味、自己矛盾ではないだろうか?