▲今回の幼虫から見ると、そのおばあちゃんに当るハチジョウヒラタの天然♀
採集シーズンに入り、
徐々にフィールドに出る事が多くなりましたが、
我が家でも累代飼育を続けているのでその報告です。
まずはハチジョウヒラタ。
こちらの血統の元は2019年5月にもっちゃんパパと採って来た
天然♀からのものです。
私はヒラタクワガタ系の産卵が苦手(早い話がへたくそ)。
朽木を入れずにケース下にヒラタマットを敷き詰めて
WF2ペアをセット。
さて、上手くいくのでしょうか・・・?
以前、卵があったと喜んで記事をアップしましたが、
なんと無精卵だったみたいで孵化しませんでした。
「う~ん、簡単にはいかないなぁ」
上手い人は簡単に20匹くらいの幼虫を採っちゃうんだけどね。。。
ちょっと諦めムードもありましたが、その後も4つほど卵を産んで
くれました。
時々、ケースを持ち上げて底の卵が孵化してないかワクワク
しながら覗く毎日。
そして、20日程が過ぎた頃です。
マットの底で小さな幼虫を確認。
「おっ、やったぞ」
1週間もすると4匹の幼虫を確認。
あとは無事に育ってくれるの待つのみ(^^)
といっても、このまま母親である♀を入れておくと幼虫を食べてしまう事も
あるらしい。それは最悪なので、メスが表面に出てきたら別のケースに移さなければ
いけません。ちなみにペアリングした♂親はとうの昔に別飼いしてます。
というワケなんですが、この♀は潜ったっきりで
なかなか表面に出て来ません。
数日後、真っ暗な部屋でハンドライトを照らすと
ちょうどゼリーを食べているところ。
やっと掴まえて別ケースへ。
「ほっ」
後はある程度育つまで2カ月くらいはそのまま。
日にちが経ちましたので、昨日ケースを裏返して幼虫取り出し作業
をしました。
詰めたマット上には1匹の2令幼虫のみ。
他の3匹は生きているのでしょうか・・・
丁寧に固まったマットを崩していきます。
ポロッ
ポカっ
ポロッ
ポロッ
「おっ、いるいる」
なんとか4匹の幼虫を回収。
もしかしたら、まだいるかも。
ポロッ、ポロッ
更に2匹。
「う~ん、こんなものかなぁ・・・」
まだマットに隠れているといけないので、マットは捨てずにケースに戻します。
「うんっ」
「これも幼虫???」
♀親を離してから1カ月半くらい経つのに卵からようやく孵ったばかりの
チビ幼虫が1匹。
他の幼虫が入ることは考えずらいので、卵期間がやたら長いハチジョウヒラタの
幼虫ってことに・・・。
オオガハスなんぞは数千年経っても開花する訳ですから
そんな卵もあるんでしょ。
でも、面白い。。。
でっ、結局このマットからは2令が5頭、初令が2頭。
昨年は産まなかったペアなので十分な結果。
嬉しい限りです。
一応、この♀はまだ産むかもしれないので、更に産卵セットへ。
結果、すぐに3個ほどの卵を産みました。
またまた楽しみです。
ツシマヒラタ
こちらは昨年5月、もっちゃんパパと採って来た天然♀が産卵。
幼虫たちがサナギとなり続々と羽化してる最中。
ただ、♂は体が大きいせいか羽化はまだだ。
♀は卵から4カ月で成虫になった早期羽化が3頭。
このコたちは29mm~30mmくらい。
普通に1年1化のツシマのうち、やや大きい♀を取り出す。
サイズは42.5mmとヒラタ♀としてはまずまずの大きさ。
これから♂がどのくらいのサイズでかえってくるか楽しみです。
我が家では他にオオクワは千葉、山形、福島が続々と羽化。
タイミングがあったら報告します。