5月12日はウォーキング取材。
約15kを歩いて何とか目的を達成。
足は痛いけど、ここから
千葉県東部のクワガタポイントまでは
車で1時間弱。
気温は17時で18度と低いが、日中はずっと陽が差していたので
もしかしたら活動しているかも。
プラスして今期の樹液噴出状況も見ておきたいので何カ所か回ってみました。
ただ、今回は見る順番を変えてみよう。
特に意味はないが、そうしてみた。
ここは川から数百メートルのニレポイント。
さわさわ、さわさわ、
乾いた風が足元を通り過ぎる。
ライトを当てると木の表面は
カラカラ。
完全に乾いている。
「まだ早いのか・・・」
「他も期待できないかも・・・」
次は地域をぐーんと通り過ぎて、マテバシイとニレがチョロっとあるポイント。
「おっ、少ないながらもニレ樹液が滴っている」
▲この樹は今年採れそう
小さなゴミムシみたいな奴やクモンガの姿も。
クワガタはいなかったけど、
この樹は今年有望かも。。。また来ようリストの入れよう。
並びのマテバシイには樹液は無く、
キマワリのみ
▲シーズン最初はキマワリくんが多い
ここ数年、ここのマテバシイは虫を呼ぶ力が衰えているようだ
よし、次。
竹林に立つやや太いニレ。
真夏にはカブちん達がブンブン飛び交う樹なのですが、今宵はカラカラ。
樹液臭も無し。。。
次はここ数年見回っているニレ。凄く太いわけではないが、細くもない。
木の股から太めの枝が分かれていて、夏はかなりのノコギリが見られる樹だ。
ここまで樹液無やクワ無の樹ばかりなので
おそらくここもそうだろう。
ちょっと早かったのかなぁ・・・と考えながら、樹の股にライトを向ける。
「げっ」
「いた!!!」
「幹這い!!」
▲幹這いヒラタ1枚目
「デカいんじゃねぇ」
私は急いでライトを消して、デジカメの赤ライトで照準を合わせて2枚パシャリ!!!!
▲幹這いヒラタ2枚目
よし、採ろう。
まずまずのサイズ。
50mmはあるはず。
(片手には掻き出し棒も持っていましたが、必要ありませんでした)
手に採った個体をみると、足はしっかりしていて光沢もある。
早くも新成虫だろうか!!!
「やった!!久しぶりの
千葉県産ヒラタ50オーバーだ!!!」
ここ数年はチビヒラタばかりで少々やる気をなくしていただけに
1発目がデカヒラタとは嬉しい(千葉ヒラタは50超えればデカヒラタの部類で
60オーバーは神の領域に近い。大げさか)。
私はウキウキしながら車内からタッパーを取り出し、ティッシュを敷いて
今年初のヒラタをお迎えした。
簡素なノギスはあるがサイズは帰ってから測ることに。
楽しみは後に。
さっ、次だ。
こちらは大木ニレ。夏にはこの楡の下に樹液争いに敗れたカブトやノコギリが
落ちているそんな大木。
が、樹液流れはゼロ。キャラキャラだ。
「やはり、まだ早いか・・・」
次は3本続くニレポイント。
1本目、葉っぱ多く樹皮はカラカラのキャラキャラ。。。
2本目、見やすいが樹液はゼロ。蹴ってみたが何も落ちず。。。
3本目、おっ、最高潮には程遠いけど樹液と捲れアリ。
コクワがポロッと落ちるが、2日前と同じく直ぐに発見。
探知能力はまずまず。
この後、3ポイントほど回りましたが、樹液の出ている樹は2割~3割って感じ。
あと2週間くらい経たないとダメかなぁ・・・
▲木くずに潜ろうとするコクワ♂
それから過去20年くらいで何頭ものヒラタを採らせてくれたニレの樹が
最近の強風のせいでしょうか?
根元からぶっ倒れていました。
倒れて間もないせいでしょうか、横たわった幹にはコクワが這っていました。
▲ぶっ倒れたニレの樹を徘徊するコクワ。哀愁が漂います
これでまた一つポイントが消失。
自然の力ですから、仕方ありませんが、悲しい事には変わりありません。
地域の豊かな自然が残っていく事を祈ります。
結局この夜の採集結果はヒラタクワガタ1♂、コクワ3♂(確認後、リリース)
新成虫ヒラタのサイズは
55mmもありました。
出会ってくれて、ありがとう!!!
▲いいもんですね