8月21日、
この日は朝から別仕事をし、
それが終わってから約50キロ離れた編集部へ
持ち込みというハードな日。

くわがた日記番外編


編集部に着いたのは夜の8時半ごろ。
そこから担当のY女史と2時間近く打ち合わせをし、
なんとか原稿を納める。
その帰り道、
疲れているので寄るか寄るまいか
悩んだのだけれども
結局寄ってしまった。

これが一般サラリーマンであれば、
飲み屋に寄ったとか綺麗なおねえさんのお店に
寄ったとかなのだろうけど、
アチキの場合、特にこの季節は
芳醇な香り漂う
雑木林にクワガタを採るために寄ってしまう事なのだ(子供か)。



ただ、夜も遅く疲労もしているので、
1ポイントだけ寄る事にした。
(でも、結局2ポイントに立ち寄る)
最初のポイントは環境が変わり風通しがよくなったためか
樹液がイマイチ。カブトとコクワのみを確認。



よし次だ。
このポイントはヒラタ確認率が8割強を超える好ポイントだ。
背丈ほどの草をオッシオッシと踏み分けながら
樹液ヤナギに到着。
「あれ~っ」
樹の雰囲気が違う。
枝のあちこちからカミキリ幼虫が傷つけたと思われる木屑が
噴出しているのだ。
その木屑樹液にカブトのオスがへばりついていた。
ヒラタはいるのか?
「いた~っ」

くわがた日記番外編


女性の腕ほどの枝後ろに隠れるように付いていた。
こいつは32.5ミリの豆ヒラタだ。



くわがた日記番外編

どうやらこの樹はこいつだけらしい。
よし、次だ。
次も高さは2メートルくらいで何本もの枝が低く広がるヤナギだ。
おっ、
いきなり少量の樹液に食らい付く
ヒラタを発見!!!
ヨツボシケシキスイとのコラボを撮影してから
素手でゲットした。
サイズはまぁまぁの47ミリ。

くわがた日記番外編


この樹は他にコクワがちょろり程度。
相変わらず、ヒラタのオスは採れるが、♀はなかなか・・・
まっ、今夏は2頭採っているからそれ以上欲張る気もないのだが・・・
さて、3本目へ。
これに近づくには更に背の高い草を踏み分けていく。
汗がどっと出てくる。




なぜ故に昼間1日労働を経て、編集部で大切な打ち合わせをして、
そこから夜の藪を漕がなければいけないのか?
人生最大の謎だ。
太古、狩猟をして命をつないでいた頃の記憶が血となり
採るという行為に促されてしまうからか?(クワ馬鹿なだけ!)



さて、この奥の奥の樹なのだけれども
苦労して辿り着くわりに成果が無い。



この日もしょぼしょぼの雰囲気抜群。
が、しかし・・・
初めていました。
豆みたいなヒラタ♂が。
いや、豆というより粒です。
これから30ミリ以下のヒラタ♂は粒ヒラタと呼ばせていただきます。

そう、体長26.5ミリの粒ヒラタです。
まっ、そんな感じで汗だくになりながらの採集が終わりました。
これで今夏のヒラタ採集数は28頭。
採りすぎです(昨年は10数頭)。
いや、出動回数は毎年同じ位なので、
採れすぎと言ったほうが正しいかな(^^)>


くわがた日記番外編
2012.8.21採集ヒラタ。左から47ミリ、32.5ミリ、26.5ミリ


次は家族旅行での福島採集編予定。