企画はコミュニケーションのうまさが鍵 | 高額ブランディングのプロ

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博報堂グループなど広告業界23年・企画のプロが、クライアント1人から「喜ばれて継続される高額講座」でブランディングする方法をお伝えします。

こんにちは。 芳月健太郎です。



企画という仕事は、
つくづくコミュニケーション次第だなと思います。


相手に自分のイメージを伝えるのが上手い人。
相手に物事の段取りを伝えるのが上手い人。

一つ話せば、例えばこんな感じと膨らますのが上手な人。
一つ話せば、シナリオを考えるのが上手な人。


クライアントでも話し手や書き手でも、
こういうコミュニケーションが
しっかり出来るかどうかが、
企画の成否を決めるといっても過言ではありません。


やはり良い会社には、
この手の「上手な人」が多いですね。

逆に、ちょっとトレンドから遅れ気味の会社や
そもそも企業文化の低い所は、
コミュニケーションも疑問符が付く人が
多いようです。



ところで、私は仕事でコミュニケーションを取る時、
4つの思考タイプに応じた
やりとりをするようにしています。


これは、エマジェネティクスという分類なのですが、


1)社交型

人間関係を再重要視し、
情感に溢れ、共感力の高い人

こういう人には、冗談を散りばめ、
多少、話のロジックが崩れても気にせず、
ノリで話します。

人を傷つけない配慮が大事ですね。


2)コンセプト型

直感に優れ、創造的、感覚的で、
視野が広い人

私はどちらかというとこの要素が強いので、
こういう人には、もうそのまま素で行きます。

「こんな感じ」とか「どーん」とか「ばーん」とか、
そんなコミュニケーションでも通じてしまいます。

どんどん創造していくタイプなので、
受け入れる度量も大事ですね。


3)分析型

一言で言うと論理派。数学的。
問題解決が好きな人。

こういう人には、コンセプト型のような
コミュニケーションを取るわけにはいきません。

順序立てて話し、問題点を明らかにし、
解決策のアイデアを求めます。

問いをしっかり立てて、
答えを待つという接し方をします。


4)ディティール型

実用性、積み上げて考える、慎重な人。
一つひとつステップを踏み、
経験に基づいて判断する人。

実は、私はこの手のタイプが
ちょっと苦手です。

こういう人は、マニュアルなんかも
しっかり読みこなす人が多いのですが、
私はじれったくって、とても出来ません。

はやる心を抑えてコミュニケーション
しなければならないので、
時間に余裕がある時に話すようにしています。



企画に参加する人には、
このような「型」の人が混在しているものですが、

その力の発揮しどころは、
それぞれ異なります。


企画は、
企画背景(そもそもの問題や課題)

企画目的

企画主旨

企画コンテンツ概要

コンテンツの具体策

スケジュールとコスト

という大まかな流れで作っていきますが、

そもそもの問題や課題を作業する時には、
分析型とコンセプト型の双方に
考えてもらいます。


それぞれアプローチは違いますが、
一番大事な方向性を決めるときには、
この2タイプの力は欠かせません。

そしてコンテンツのアイデアを集めるときは、
コンセプト型と社交型に
いろいろ喋ってもらいます。

話はあちこち飛びますが、
沢山のアイデアが出てくるものです。

そして一番骨の折れる、
スケジュール立てとコストは、
ここはディティール型がたよりになります。


ワーワー皆で話したことを、
コツコツとまとめてくれるのも
このタイプですね。

苦手と言いながら、
私もしっかり頼っているという訳です。


性格分類には、
様々な分析法がありますが、
企画の仕事の場合は、
このような思考のクセで分けるモノが
とても役に立ちますよ。


一見、あてもなく流れがちな企画立案という仕事も、
企画の順序を設計し、
そこで力を発揮するタイプを知っていれば、
割とシステマチックに企画が出来ていきます。


企画は知的生産術。頭脳労働です。


人の思考のタイプを知れば、
力の発揮しどころが分かり、
段取りよく企画ができるものです。

機会があれば、是非、参考にしてくださいね。


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