連鶴教室、いつもながら準備から楽しめる | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 毎年ミニバスケットボールのイベントで連鶴教室をします。連鶴は江戸時代に桑名で考案されました。桑名市の無形文化財にも指定されている伝統文化です。これを子どもたちに伝えることができるのは、うれしい限りです。

 

 僕は連鶴を折ることが大好きなのですが、製図を書いたり、ハサミを入れることも楽しみの一つです。折った連鶴を飾ることに興味はありません。だから、出来上がった連鶴は、パックに放り込まれて誰かに貰われていくのを待ちます。

 

 伝統文化には違いありませんが、伝承された折り方を頑なに守ろうという気はありません。好き勝手にアレンジを加えます。新しい折り方を思いついた時など、折上がった姿を想像しながら、わくわくして製図をします。

 

 子供向けの連鶴教室をする時は、僕がアレンジした簡易版をいくつか用意します。難しい連鶴は、何枚も重ねて折ったり、何ヶ所もくっついていたりします。それを簡単にして、なおかつおもしろい出来上がりになるよう工夫したものです。

 

 材料の越前和紙は、約60センチX約90センチの大きな紙です。これを、まずは30センチ四方に切ります。これが結構難しい。60センチ物差しと曲尺を使って線を引きます。少しずつずれますが、これはご愛嬌。

 

 今回の連鶴教室は、最初に2羽がくっついたもの。次は4羽。そして、最後に13羽の連鶴を折ります。これは「釣船」「花車」「輪舞」「無限」の四種類に決めました。それぞれ、子供向けにアレンジしたものです。

 

 和紙は三色、4X3で都合12種類。製図はあらかじめ書き込んでおきます。子供たちは、好きな色、好きな連鶴を選んでハサミを入れるところから始めます。活動時間は二時間半。多くの子が最後まで辿り着けますように。

 

 子供たちが一所懸命に鶴を折る姿を妄想しながら準備をします。今年も思わぬ天才が何人も現れるでしょうか。すぐに飽きてしまう子のために、風船や飛行機も用意しよう。いつもながら、何日も前から楽しめるのはありがたいです。