孫娘がディズニーランドへ行きたいとせがみます。ディズニーランドは、遠い、高い、広い。「ＵＳＪじゃだめ？」と探ってみたら「良い」という返事。ボツになるよりはましという、子供ながらも配慮があったようです。
おじいちゃんが思うに、テーマパークは数々あれど、ディズニーランドは別格です。格付けするならば、おやつタウンが１点、ナガシマは２点、ＵＳＪが３点、ディズニーランドは他を大きく離して堂々１０点。これが妥当な数字でしょう。
それでも、ディズニーランドではなくＵＳＪを勧めるのは、悩ましい大人の事情というわけです。両者の違いは明らか。東京より大阪の方が近い、新幹線より近鉄の方が安い、ディズニーランドよりＵＳＪの方が安くて狭い。
おじいちゃんにとっては、財布にも体にも優しいのです。一方孫娘の都合は、この春小学校を卒業するので、春休みが早くやってくること。在校生たちは学校へ行っているので、絶好のテーマパーク日和というわけです。
両者の思惑が絡み合って、ＵＳＪ一泊の旅が落とし所になりました。もう一つ、おじいちゃんは近鉄ひのとりに乗りたかったのです。その些細な望みが多少なりとも影響があったことは否めません。艶やかな真紅の豪華特急はとても魅力的です。
いつもならホテルも列車もネットで予約しますが、ひのとりは人気なので心配です。そこで、近畿日本ツーリストにセットでお願いしました。受付での会話も楽しい旅の始まりというわけです。早くもワクワクしてきました。
新幹線はスマートＥＸで一年前から事前予約ができますが、近鉄は一ヶ月前からしかできません。そこは、近畿日本ツーリストが近鉄の子会社なので、予約は保証されたようなものです。ＵＳＪには近鉄ホテルもあります。
年末年始を孫娘たちと過ごしたばかりなのに、もう春休みが待ち遠しくなりました。美しい妻は「夏休みから冬休みは四ヶ月、冬休みから春休みは二ヶ月。今度は待つ時間が短くてうれしい」とつぶやきます。確かに。
