子供たちは、バスケット用車椅子の組み立ても楽しみの内 | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 僕らのミニバスケットボールチームでは、月に一度イベントを催します。スケート、空手、連鶴、手打ちうどん、俳句などなど。どれも、僕の好きなことばかり。まあ、子供たちに趣味を付き合ってもらっているようなものです。

 

 先日は車椅子ツインバスケットボールの体験教室をしました。これは、一番好きなスポーツなので、毎年開きたいと思っていました。しかし、以前は大会や練習試合などが目白押しで、イベントなど入る隙間はありません。

 

 3年前から大会や練習試合はやらない方針に変えました。負担の大きい遠征や、お金のかかる大会登録もなしです。「子供や親御さんの負担ゼロ」を掲げて、楽しいだけのバスケットボールを目指します。年会費3千円ポッキリ。

 

 ところが、そのせいで車椅子ツインバスケット教室も遠のきました。ツインチームの練習会場は津なので、そこまで出かけるのは送迎の負担が掛かるのです。それなら、バスケ用車椅子を小学校へ運搬しようと思いました。

 

 運搬に関しても、大きな車は誰も持っていません。レンタカー料金、高速道路料金、ガソリン代が必要です。お金の負担もままなりません。もちろん、手間は僕のひまざい、暇人の暇つぶしなので無料ということです。

 

 当日は、津まで出掛けてハイエースバンをレンタル。三重県身体障害者総合福祉センターでバスケット用車椅子と下ゴールを積み込みます。職員さん5、6人で一気に積み込んでくれました。僕は毛布や段ボールで養生の係。

 

 小学校の体育館へ着くと、子供たちが駆け寄ってきます。荷台を見て「わぁ、テトリスみたい」12台のバスケ車と2台のゴールが隙間なく積み上げられていたのです。初めて見るバスケ車に目を白黒。ゴロゴロ体育館へ運ぶのも楽しそう。

 

 タイヤを外して運搬したので、先ずは子供たちにタイヤをつけてもらいます。まるで、大きなプラモデルの組み立てのよう。みんな戸惑いながらも真剣な眼差し。その姿を眺めるだけで、運搬の苦労が報われます。