北京オリンピック採火式、まい切り火起こし体験 | kuwanakenのブログ

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前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 ギリシャのヘラ神殿跡地で冬季北京オリンピックの採火式が行われました。大方の予想通り、人権活動家がチベットの旗を掲げて抗議行動を起こしました。2008年の夏季北京オリンピックの再現動画を見ているようです。

 

 もっとも、テレビでよく見る採火式はリハーサル場面です。本当の採火式は別の日に非公開で行われる厳かな儀式であるといいます。公開される華やかな儀式もそれに対する抗議行動も、単なる宣伝効果が狙いのようです。

 

 2008年の騒動は、採火式に止まりませんでした。各国で聖火リレーを阻止しようとする人が現れて、水をかけたり消化器を噴射したり。それを防ぐために中国政府が送り込んだ、青いジャージの聖火防衛隊も話題になりました。

 

 ロンドンでは聖火リレーに飛び込んできた人を、聖火防衛隊が鍛え上げた腕力で鮮やかに組み伏せます。それもそのはず、彼らは中国武装警察特殊警察学院隊員ということです。国家の威信をかけた聖火防衛隊なのです。

 

 平和の祭典オリンピックは常に政治利用されてきました。モスクワ大会ボイコットしかり、ロサンゼルス大会ボイコットしかり。ナチスドイツのベルリンオリンピックなどは、まさに国威発揚プロパガンダの小道具にされました。

 

 ミニバスケットの来月のイベントは「まい切り火起こし」です。三重国体の採火式で、うちのチームの子が「まい切り火起こし」を体験したので思いつきました。当日は「まい切り火起こし器」に加えて「弓式火起こし器」や凹面鏡、火打ち石も用意します。

 

 大昔の人が火を起こすためにどんな方法を考えたのか、子供たちに体験してもらいたいです。火を起こすことはとても難しいです。自分の手で火を起こしたら感動します。ただ、プロメテウス以来、人間は聖なる火と共に災の火も得ました。

 

 聖火リレーを始めたのはベルリンオリンピックです。後に、そのコースの調査が侵略の下調べだったと解ります。はたして、冬季北京オリンピックの聖火リレーは、どんな意味合いを持つことになるのでしょうか。