よしもと爆笑公演in御園座 | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 御園座の解体とともに、僕のかっぱ茶屋という蕎麦屋も30年の幕を降ろしました。楽しい思い出ばかりです。しかし、御園座さえしっかりしていれば、もっと営業できていたかもしれないという忸怩たる思いもあります。

 

 御園座に関わった人間として、その再建は喜ばしいものに違いありません。ただ、生まれ変わった御園座に愛着は湧きません。一番の理由は食堂街がなくなったことです。全く別物に思えました。

 

 そんなわけで、御園座新装開業後も観劇することはありません。それが、どういう風の吹き回しか、2年近く経ってからよしもと新喜劇の予約をあっさりしました。孫娘が見たいと言った、たった一つのきっかけです。

 

 なんばグランド花月へは、何度も出かけています。今年は孫娘とも行きました。孫娘は吉本新喜劇が大好きです。毎週欠かさずテレビ放送を見ています。マンネリギャグにバカウケです。僕らと笑いのツボが一緒なのです。

 

 当日、前半の漫才はお気に召さないようで、退屈そうにモゾモゾ動いていました。それでも、ジャグリングやマジックのもりやすバンバンビガロは、目で見て楽しいのでおもしろがっていました。

 

 幕間の30分間に、館内を見て回りました。劇場係の衣装は真っ黒です。2年ごとにデザインを変えていた、かつての華やかさは見る影もありません。雑然とした売店の群れの賑やかさも消えています。

 

 食堂街がなくなったので、お弁当は座席に持ち込めます。上演中は食べないでと謳ってありますが無理でしょう。観客席では飲食禁止だった昔が懐かしいです。あの頃の格式はどこにもありません。

 

 愚痴をこぼしましたが、よしもと新喜劇はおもしろかったです。よく蕎麦を食べに来てくれた、めだかさんや緑ずくめの中條さんも出演していました。御園座の元社長さんや顔なじみの社員さんにも会えました。良かった、良かった。