猫の目のよう、車椅子ツインバスケットルール | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 車椅子ツインバスケットの磐田市長杯へ行ってきました。いつもは、前日の準備とオフィシャル講習会に参加するので泊まりです。ところが、今年は同行者の都合で、当日朝5時半出発で日帰りの強行軍でした。

 

 体育館に到着すると、大会に先駆けて審判のテストと講習があります。近頃、バスケットボールのルールやオフィシャルマニュアルが、猫の目のようにコロコロ変わります。

 

 たとえば、ツインバスケットは2016年に新しいルールブックができました。その後も、変更の通達が矢継ぎ早に出ます。しかも、一般のルール変更も複雑に絡んできます。

 

 なぜなら、国際連盟、日本協会とルール変更が伝わってきて、それを車椅子ツインバスケットが追従するか、独自ルールを守るかを検討する時差が生じるのです。さらに、検討している間にも、一般のルール変更があります。

 

 しかも、ここ数年は一般のルール変更だけではなく、審判マニュアルも激変します。それも、四原則やファールの三確認主義などの、根本的なところからの大変革です。

 

 これには、審判部の上層部もお手上げです。朝令暮改も猫の目変革も、ただただ順応していくしかありません。変更に納得がいかなくても、なすすべがないのです。

 

 今回のルールテストも、テクニカルファールの罰則はフリースロー1本か2本かで喧々囂々。解答の根拠を示すと、「それは2018年の通達か、2019年か」とか、「ツイン特有のルールは保たれるのか」で侃侃諤諤。

 

 僕ら現場の審判は、頭を柔らかくして適応するほかはありません。僕の頭は方円の器に従う水のようなものなので、何の苦もなく対応できます。ただ、選手が楽しむためという根本は変えちゃいけません。