今日は「桶狭間の戦い」に参加しました。大会名は随分と大仰ですが、小学生のミニバスケットボールの大会です。それでも、24チームが熾烈な戦いを繰り広げる大きな合戦です。
僕は監督の乗る車に便乗しました。たまたま通り道なので、ちょっとだけ寄り道してもらいます。ところが、車内で話が弾んでいたせいでしょうか、僕を乗せずに通過してしまいました。
ミニバスケットでは、カップリングという練習をします。たとえば、ドリブルをしながら、目の前に立つ人が差し出す両手の指の本数を数えます。体と頭に別々な二つの動きをさせるのです。
子供は大人よりもはるかにたくさんの神経回路を持っています。そして、使わない神経から消えていきます。バスケットのカップリングは、普段は使わない神経が消えてしまう前に、必要な回路として強化するという理屈です。
高齢者の転倒防止の研究で「Stops Walking When Talking テスト」というものがあります。歩きながら会話をしたり、携帯電話を操作するものです。これを立ち止まらずにできるかどうかがミソです。
歩いている時に話しかけられても、足を止めずに返事ができればOK。歩いている時に携帯電話の着信があっても、足を止めずに返信できればOKです。転倒のリスクが少ないということになります。
会話をする神経と、運転をする神経は違います。会話をしていたせいで僕を置いてきぼりにしたということは、別々な二つの神経回路がうまく繋がらなかったということです。
それらの話をつなぎ合わせると、運転するときはどんどん会話をした方がボケ防止になります。ただし、事故を起こさなければの話です。それより、子供たちと一緒にカップリング練習をした方がいいかもしれませんね。