ミニバスケットは、子供を送り向かいする親御さんが多いです。我がチームは週に4回、その度に送迎をするのは親御さんも大変です。それに加えて、大会やら練習試合やらの遠征も、月に何度かあります。
遠征があるたび、毎回のように車を出さなくてはいけません。「子供をミニバスケットでめんどうみてもらえるなんて大助かり」などと考える人がいたら、大間違いなんです。
ミニバスケットに入るか入らないかは本人次第です。そうはいうものの、ほとんどの場合は親が決めます。親の負担の度合いが、加入の条件になることは想像に難くないのです。
今日は我がチームの練習試合がありました。近隣の3チームを招いてリーグ戦です。母親も数人ベンチに入って、スコアシートをつけています。聞けば、まだ書けない母親が練習をしているとのこと。
得点を入れた選手の番号と、ファールの番号を記入します。難しいものではありませんが、ゲームの流れが早いと目が追いつきません。大変な仕事を強いられます。
つまり、子供がミニバスケットに入ると、スコアシートを書かされるのです。そんなことを聞かされたら、加入を検討している親御さんが尻込みします。全校児童が67人しかいない小学校です。
もう少し親御さんの負担を減らさないと、チームの存続に関わります。練習日を減らす。練習試合を減らす。親御さんの仕事を増やさない。これらは、毎年のように僕が提案していますが、多数決で負けます。
今日もハーフタイムとゲーム終了時に、親御さんが審判へ水とおしぼりを提供します。そこまでしなくてもいいのに。ベンチではコーチの怒鳴り声が聞こえます。メンバーを減らすことばかりしています。