僕の知識は金箔のように広くて薄い | kuwanakenのブログ

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プラス思考は、好きじゃない。
前を向いたり、しゃがんだり、
振り返ったり、無理をせず、
幸せレンガを、積んでいこう。

 今日はミニバスケットボールの飛島フレンドマッチが行われました。我がチームは3戦全敗です。一つくらい勝ちたかったです。スポーツですから、楽しいのが一番ですが、勝ったほうが楽しいに決まっています。

 

 コーチ仲間でゲームを振り返っていると、愚痴ばかりが口をついて出ます。それではつまらないので、話題を変えました。「明日は月と木星が接近するんだよ」最近仕入れたばかりの知識です。

 

「博学ですねえ」そうほめられて、ついつい饒舌になります。「明日の夕方、南東の下の方で見られるよ」いかにも、天体マニアのように聞こえます。ところが、天体望遠鏡さえ持っていません。

 

 いわゆる天体ショーといわれる事象は見逃しません。もちろん、それ自体ワクワクする魅力がありますが、真の目的は話の種を増やすことです。浅くて広い知識が欲しいのです。

 

 金は一グラムで畳2枚の広さに伸ばせるそうです。知識もそこまで浅くて広ければ立派なものです。僕も金箔をお手本にして、さらに精進して行こうと心に決めました。

 

 そもそも、僕の知識欲の源流をたどれば、ひけらかして女の子にモテたいというところから湧き出たものです。動機が不純というなかれ。志望校に見事合格したのも、女の子が多い大学だったからです。

 

しかも、田舎から出てきたばかりの18歳の娘が、僕の似非博学を真に受けました。僕の人生は、美しい妻と結ばれたことで大成功といえるでしょう。薄っぺらい知識が、人生を豊かにする鍵になったのです。

 

これが、長年にわたり薄っぺらい知識を貼り続け、豊かな人生を歩んできた人間の堂々たる人生訓です。

「僕の知識は金箔のように広くて薄っぺらいが人を包み込む」