東雲です。

 

家庭医療専門医試験について、あんまり情報が多くなかったので自分が情報を残そう・・

 

と思い立ってここまで書いてきました。

 

 

ただ、最後はポートフォリオ試問についてですが、

 

正直な話、これはどう評価されているのが自分でも良くわからないので、

 

対策といってもどうしたものか…というのが正直なところです。

 

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そもそも、ポートフォリオとは…

 

研修中に経験した症例から家庭医療のエッセンスを学び、

 

指導医からのフィードバックを受けて省察を深め、A4用紙2枚にまとめた努力の産物です。

 

A4・2枚の成長記録でありドラマであり…とにかく、単なる症例報告と同じではないです。

 

だから「ポートフォリオ(金融資産の一覧=自分の資産)」という名がついているのでしょう。

 

ちなみに、作成するのは新・家庭医療専門医制度だと…

1. 未分化な健康問題
2. 予防医学と健康増進
3. 慢性疾患のケア
4. 多疾患併存
5. 長期的な全人的関係に基づくケア
6. 患者中心の医療
7. 家族志向のケア
8. 地域志向のプライマリ・ケア
9. 障害とリハビリテーション
10. 臨床における教育と指導
11. EBMの実践
12. チーム医療・ケアの調整や移行
13. システムに基づく診療
14. メンタルヘルス
15. 健康の社会的決定要因とアドボカシーおよびアクセス
16. 医療者自身のケア
17a. 複雑困難事例のケア 
17b. 統合されたケア
18a. 高いプロフェッショナリズムに基づく行動
18b. 倫理的に困難な意思決定を伴う事例のケア
19a. セクシャルヘルス/性を考慮したケア
19b. 思春期のケア
20a. 緩和ケア
20b. 人生の最終段階におけるケア

 

と、合計20個ものポートフォリオを作る必要があります(17~20はaまたはbのどちらか)。

 

私は新ではないぎりぎりの世代なので、18個で済みました。

 

ただ、1つ作るのには相当なエネルギーを要しましたね。

 

まず経験を省察すること、文章に起こすこと、指導を受けてからさらに精度を高めること、

 

なによりA4・2枚に参考文献も含めてきれいにきちんとまとめることが大変でした…。

 

 

さて、それではポートフォリオ試問とは…

 

自分が作成したポートフォリオのうち2個をランダムで選ばれ、

 

それについて1分程度で要約をしてから評価者の先生からの質問に答える

 

…というものです。

 

つまり、自分で作ったポートフォリオについての質問を受けるというものなので、

 

別に新たなことを訊かれるわけではないのですし、素直に答える以外にはないです。

 

一説によると「本当に自分で書いたものかを確認するためのもの」らしいです。

 

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まぁ、ポートフォリオ試問についてはこんな感じでどうでしょうか?

 

あまり有益な情報になれずすみません。

 

 

家庭医療専門医試験の体験記…というか勝手に考えた試験 How toはこれで終わりです。

 

長らく更新が止まっていた当ブログですが、

 

再開するのに良いきっかけでしたし、自分にとっても良い執筆リハビリになりました。

 

これからも私、東雲がちょくちょく更新できればと思います。

 

というか私以外のDrにもぜひ書いてもらおうとお願いしようと思ってますので、

 

どうぞお楽しみに~。

 

 

それではここまで。