くわみず病院の研修医ブログ
  • 12Nov
    • 青年医師交流集会 @原鶴温泉 前編

      東雲です。つい先日の土日、福岡県朝倉市にある原鶴温泉で行われた「全日本民医連・九州沖縄地方協議会 第17回 青年医師交流集会」に参加したので、レポートをします。今年2月に鹿児島県指宿市であったのは第16回で、当ブログでも紹介しましたね。2018年度版は福岡県連が担当でした。原鶴温泉とはまた渋いチョイスだなぁと思いつつも、実は一度は行ってみたかったのでワクワクでした。本来なら昼前に博多駅に集合してからバスで移動するはずでしたが、私はこの日午前は特養施設往診でしたから、それが終わってから個別に移動しました。新水俣駅から久留米駅まで九州新幹線で移動し、さらに九大本線にのって”うきは駅”に到着。このひなびた感じがたまんねぇっす。駅前には今更珍しいであろう有害図書追放ポストがありました。東雲ポイント高めです、くぅー!うきは駅からタクシーで移動し、会場であるホテルパーレンス小野屋に到着。遅れて着いたので、もう会は始まっていました。今回のテーマは「慢性期医療」であり、その管理の難しさや急性期疾患からの橋渡しをどうするかというテーマでシンポジウムがありました。私が今、水俣でやっていることはまさにこの慢性期医療メインなので、参加できなかったのが残念です‥その後の感想交流から参加させていただきました。その後、大牟田市の”みさき病院”で院長をされている田中清貴先生による「認知症の不思議な世界」という題で記念講演を拝聴しました。認知症は今や65歳以上の7人に1人というくらいに非常に高い有病率で、これからますます増えるでしょう。現に、私が管理している患者さんの中には認知症の方は結構な割合でおられます。そもそも認知症と言っても様々なタイプがあるのですが、有名なアルツハイマー型認知症と呼ばれるタイプでは「ついさっきあったことを忘れちゃう」という近時記憶の障害が典型的に生じます。そうなると、さっき言ったばかりのことを忘れて何度も何度も同じ話を繰り返したり、道がわからずに外をさまよったりし始めるのです。加えて、記憶障害の他にも、火をつけっぱなしにして火事になりかけたり、娘に財布を盗られたと言って騒ぎ始めたり、可愛い孫やひ孫に暴力行為をしだしたり‥という迷惑行為も起こすことがあります。こういう迷惑行為を「認知症による行動心理症状(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia:BPSD)」といい、これが診療する上でも厄介なんですよね。ちょいっと物忘れするくらいならばまだ「あらやだ、おじいちゃんボケちゃって」とのんきに構えられますが、BPSDが出だしたら「もう一緒に暮らすなんて無理です‥!助けてください!」と家族が涙を流して訴えられる事態にまでなることも経験あります。私は認知症患者さんと家族の間に起こる問題にいつも頭を悩まさられています。薬は出してみるけどうまくいくことはそんなに多くありません。・・まぁ、私が臨床医としてまだまだ能力不足なだけなのでしょうけど。しかし、田中先生は長年内科医をされ、認知症患者さんと深く関わる中で、「認知症症状は患者さんの身の回りに起こった事実とリンクしています。それを誤って解釈しているなどで妄想のように発言されている場合もあるので、薬をホイホイ出す前に、患者さんの身の回りのことに目を向けるようにしてみることでしょう」と興味深い事を仰られました。他にも、認知症の早期発見のポイントなど明日から使えるものもご教示していただき、大変勉強になりました!(後半に続く)

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  • 05Nov
    • お久しぶりです

      東雲です。1か月ぶりの更新で失礼します。先月から水俣での勤務がはじまり、早一か月が経ちました。くわみず病院とは同じ医療法人内での転勤で、片道1時間(車→新幹線→タクシー)の通勤にも慣れてきました。よく「移動大変じゃないですか?」と訊かれますが、自分としては夢の新幹線通勤なので、そこまで苦ではありません。それに新幹線に乗っている25分間を利用して、これまでおさぼりしていた勉強時間に充てることができます。この「25分間」ってのが丁度集中力の維持には良い時間なのですよ。さて、水俣では病棟・外来業務をもちろんやってまして、ケンショウ先生の後を引き継ぎました。それに訪問診療も引き継ぎましたが、業務の中でこれがかなりのウェイトを占めています。水俣市自体が人口3万人ほどの小さなところで、市街地はそこまで広くはありません。しかし、山中や人里離れた集落にあるお宅に伺うため、行動範囲は結構広いです。くわみずでは自分で車を運転して移動していましたが、目印のない小道に入ったりするので、とても道を覚えられる気がしません。地元を良く知る運転手さんが案内してくれるので、今後もお願いしようと思っています。あと、水俣はゆったりしているようで、やることが多くて休む間がありません。病棟の時間も少ない中で、くわみず病院にいたときと同じくらいの人数を受け持っているため、隙間時間をぬって病棟回診したり病状説明やカンファレンスを入れたりしなければなりません。それに内視鏡検査もつづけていて、最近はようやく大腸カメラの手技も学び始めてきましたから、その勉強にも勤しんでおります。家庭医療ポートフォリオも作らなきゃならないし、しかも、今月中旬には鹿児島である内科地方会でも発表するので、その準備の最終段階でもうバタバタです。こんな調子であと5か月間ですが、元気に水俣で成長していこうと思います。

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  • 30Sep
    • またご報告

      東雲です。またまたご報告があります。以前もちょろっと書いたことがありますが、10月から私は水俣協立病院へ転勤することとなりました。半年間の予定です。初期研修が終わってからくわみず病院に1年半いましたが、色々なことがありました。外来では最初のうちに慣れずにパニック状態になりました。いつ来るかわからない救急ホットラインの着信音で寿命を縮めました。訪問診療では日常生活のなかで患者さんを診て、多くのことを勉強になりました。外来の患者さんに、10月以降の転勤を告げると「あらそうなんですか。水俣まで受診しにいきましょうか?」と言っていただける方もいらっしゃってて、自分の成長を実感できました。そして、このブログも更新して1年経ちました。認定医の時のアクセスの伸び率は半端なかったですが、ここ最近は割と穏やかな感じです。まぁ、このくらいゆるーくやっていくのが一番いいのかもしれませんね。‥ということで、私の駄文をご笑読していただいた皆様に大変感謝を申し上げます。これからもくわみず病院のブログを何卒よろしくお願いします。…って、別に水俣に行っても私のブログ更新は続きますけどね。高校生からの質問シリーズとかまだまだ続けますし、もう忘れられているであろう癒しグッズシリーズも水俣編で再開するかもしれません。ブログ2年目も、どうかお楽しみください。ケンショウ先生の続かないシリーズものの続きも乞うご期待です。

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  • 28Sep
    • 高校生からの質問に、できる限り真面目に回答してみた⑨

      東雲です。高校生から頂いた質問に、頑張って答えてみます。あくまでも個人的な意見なので、他の意見も知りたい方はお近くの医療従事者におたずねください。********************************質問:病気を患う患者さんの苦痛をやわらげる方法を教えてください。病気による苦痛とは何か?皆さんはどう考えますか?将来健康で病気とは無縁で「考えたこともない」という人も居られるかもしれませんが、世の中には数え切れないほどの病気が存在します。日常的な風邪や頭痛、高血圧や糖尿病と言った生活習慣病、脳梗塞や心筋梗塞と言った直接死因となったり重たい後遺症を残しうるもの、筋萎縮性側索硬化症と言った有効な治療法がまだ見つかってない進行性のもの‥いろいろあると思います。私はくわみず病院で働く中で、ご高齢の患者さんの肺炎などの感染症や心不全、働き盛りの人の糖尿病や高血圧症など総合内科として様々な疾病を診療させていただいております。もちろん、専門医管理が必要なものは紹介をためらいませんが、プライマリケアで管理できる範疇であれば手広く診ていると思っています。それらの病気を患うことで、さまざまな苦痛や悩みが生じますが、今回はそんな話から始めたいと思います。********************************病にはdiseaseとillnessという2つの性質があります。diseaseもillnessも和訳すると“病気”ですが、ニュアンスが異なります。例えば「発作性に起こる気道狭窄によって喘鳴や呼気延長、呼吸困難を繰り返す状態」のことを「気管支喘息」というように、身体に起こった生物学的変化の特徴を名称化したものがdiseaseです。対して、病気を患ったことで生じる身体的・精神的・社会的なストレスや不都合を、患者さんが問題としているものillnessといいます。気管支喘息で「人ごみでいきなり喘息が出てしまって、周りをびっくりさせてしまった。周りから注目をあびてしまって恥ずかしかった‥どうすれば発作は出なくなるのだろうか?」という想いをするように、illnessとは病体験と言い換えていいでしょう。痛みや苦しみの本質はdiseaseですが、それに伴うillnessもまた苦痛を修飾する要素として考えられます。イライラやガッカリといった負の感情は痛みを増悪させてしまうのです。実際に癌による痛みがある方に対しては鎮痛剤だけでなく、癌による様々な苦痛(身体的・精神的・社会的・霊的の4つの苦痛がある)に対して共感を示すことで、痛みの緩和が効果的になると言われております。もちろん、苦痛の感じ方は人それぞれですが、臨床現場で働いているとdiseaseよりもillnessによる苦痛が大きいケースを経験することが多々あります。だからillnessは無視できないのです。********************************diseaseの治療は前提として、illnessに対するケアも行うことが大事です。そのためには “共感力”が求められます。患者さんが病によって何に悩まされているかを見つけ出し、それに対する苦痛を言葉にかえて共感する姿勢を示すことが“共感力”です。もちろん、心のこもってない空返事のような「辛いでしょうね」「大変ですね」と言うことではありません。そもそも自分がその病を患っていなければ実際の痛みや辛さを100%理解することはできませんが、そこは医療専門職として医学的知識と、患者さんのおかれている社会的状況の考慮でカバーしていきます。先ほども述べましたが、病によっておこる苦痛はその患者さんの社会生活にも影響するので、無視はできません。こうして診察室で対面している患者さんを“diseaseのある患者”としてでなく“diseaseと、それによりillnessを受けている人”として診るということで“共感力”は発動します。これは医学部での勉強だけでは取得できませんし、臨床現場に出て様々な経験を経たうえで、さらに社会経験を得た人間としての深みを持ってできる“熟練の技”とも言えます。まぁ、このブログにエラそうに書き連ねましたが、私もまだ駆け出しペーペーなので“共感力”を取得するにはまだまだ経験と鍛錬が必要です。しかし、表面上だと自覚していても、示さない無関心より示す共感のほうが患者さんにとってはプラスな影響を与えるのですから、何においても患者さんと向き合うことが第一なのだと思います。********************************医師としてこれからも多くの患者さんと出会うことになると思います。予想だにしないような事態に遭遇することだってあるでしょう。その中で、常に「患者さんが健康的に生活するためには、医療はどうやって手伝うことができるのか?」ということを自問しなければなりません。diseaseとillnessは、これから医療従事者を目指す高校生諸君にはぜひ知っておいてもらいたい概念なので、ここに紹介しました。私の回答:diseaseとillnessの考え方をもち、illnessを見逃さないようにしてください。そこに患者さんの苦痛や悩みが隠れていることがあります。それを感知して理解するのには相当の知識や経験は必要ですが、まず相手を理解しようとする姿勢から示すことが第一歩だと思います。@「高校生からの質問」シリーズのリンク@その① 医師になって良かったと思えることは何ですか?その② 精神的に弱い自分でも医師になれるのでしょうか?その③ 内科の仕事って、どんな感じですか?その④ 医師になるために高校生時代にやっておくことは?その⑤ 医師の鬱や過労死についてどう思いますか?その⑥ 科学技術の発展は医療現場にどう影響していますか?その⑦ 医師であるが故の悩みは?その⑧ 医学部受験の戦い方は?

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  • 18Sep
    • ご報告

      東雲です。皆さんにご報告があります。足の裏の米粒がとれました。…正直、何の話だと皆さんは思うことでしょう。今日、7月に受験した認定内科医試験の結果が通知されたんです。合格しました。やったね!まぁ8割くらいは合格する試験なので、よゆーでしたけど(今となっては何とでも言えるタイプのやつ)。この合格通知書には試験の点数(平均点)と提出したレポートの評価もついていました。試験では全体平均を上回るできでした。自分でも7割はとれているかなと思ってましたが、まさにその通りでした。おもしろいのは分野別でも平均点が載っていることです。普段から診療頻度の高い呼吸器、感染症、総合内科問題は平均を上回っていますが、循環器は下回ってしまいました。オダ先生やアカギ先生に怒られてしまう!自分の弱点である血液は散々な結果でした‥。まぁ貧血ぐらいしか遭遇しませんし、血液疾患はほとんど専門医の先生を紹介しているからですかね(言い訳)。意外なのはアレルギー・膠原病が高得点だったことです。試験対策をしているときも述べましたが、暗記ポイントをしっかりこなせば得点源になることの証拠だと思います。下に書いてある「U.T.D」ってなんなんでしょうね?レポートについては18症例分をまとめてA・B・C・F評価されています。意外なことにA評価を頂きました。コメント欄にはさらに改善すべき点としてアドバイスも頂きましたので、レポート見直して勉強させていただきます!‥ということで、私の数か月にわたる認定内科医への道は無事に合格という結果を迎えました。応援してくださった皆様に感謝を申し上げます。ただ、「内科の道は極め難し」ですから、これからもっと研鑽をしていかなければなりません。一生勉強です。うへぇ~‥。

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  • 08Sep
    • 研修医ニュースが発行されました

      東雲です。総合内科・家庭医療の専攻医として日々奮闘の私ですが、この度、「研修医ニュース」が創刊されました。これまで研修状況報告は医局で情報共有される程度でしたが、そんな内々で話題にしても仕方がないので、こういった形で学生さんや世間に公表する運びとなりました。初回号の上段は私の書いた記事で、先日の京都民医連とのポートフォリオ大会について、そして下段は専門医の小林先生による記事が載っております。A4 1枚なので正直文章が短いですが、今後も寄稿する機会があるならば、頑張ってレポートしようと思います。それに、このブログもばっちり宣伝されています。読んでいただける方が増えてくれれば幸いです。

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  • 03Sep
    • 聴診器を買い換えよう

      東雲です。他愛のない話ですが、愛用の聴診器をそろそろ買い換えようと思ってます。振り返ること7年前、医学部3年性の時に購入したもので、研修の苦楽を共にした聴診器ですが、首にかけていたせいか汗で管部分のゴムが劣化してしまい、半年ぐらい前から断線し始めました。ビニールテープでなんとか修繕してまだ音を聞くことは可能ですが、流石に粗雑な補正で子供の工作感が否めません。聴診器は大事な商売道具ですから、より良い診療をする上での自己投資をせねばなりません。一般的な聴診器の価格相場は1万~2万円といったところです。小児用だと1万円下回るものもあるようですが、小児用と成人用の違いはチェストピース(音を拾い出すところ)の大きさによります。また、聴診が重要な循環器科や呼吸器科には、3万円以上はする高性能聴診器が勧められています。中には音量調整ができたり、音を録音できる電子タイプもあります。こういうやつだと6万円はするようです。でもまぁ、一般的に使う聴診器ならば1万~2万円くらいものであれば十分です。なぜなら、「聴診において一番大切なのはイヤーピースの間にある」という格言があります。イヤーピースとは耳にはめる部分で、その間にあるもの=「自分の耳・脳みそ」のことです。つまり聴いた音を解釈できる能力が聴診に一番重要だ‥という意味の格言です。新しい聴診器を先ほどネット注文しましたので、届いたら2代目聴診器を大事に扱い、今後も耳と脳みそをたくさん鍛えて頑張っていこうと思います。

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  • 21Aug
    • 高校生からの質問に、できる限り真面目に回答してみた⑧

      東雲です。高校生から頂いた質問に、頑張って答えてみます。あくまでも個人的な意見なので、他の意見も知りたい方はお近くの医療従事者におたずねください。********************************質問:医学部受験の戦い方を教えてほしいです。医学部を目指す高校生諸君が、最も現実的かつ知りたいことは受験についてでしょう。ただ、私が受験生だったのは10年以上前になります。もう、古文単語や数学の解の公式もすっかり忘れてしまっている状態です。最近の試験傾向もわからないのですが、医学部受験のために参考になるかもしれないことを、自分の経験を少々踏まえてから頑張って答えます。********************************高校時代の受験勉強は一般的に3年生の夏ごろから開始するかと思われます。部活の引退で受験勉強にシフトする‥というのが多い理由ですが、その頃には高等学校での授業カリキュラムがほとんど終わっているので、あとは学んだ知識の定着や発展的内容をしていく段階になるため、授業で新たなことを吸収しなくていい分、振り返ることに時間を大いに使えるからだと私は思います。受験勉強はなるべく早く準備すべきだ‥との意見もありますが、現実的に困難です。それに越したことはないですけどね。受験勉強にあたり、まず大学受験がどういうものなのか?自分が目指しているところが何で、それはどのくらいの難易度なのか?という目標が無いと取り組みようがありません。無目的にやみくもに勉強してもモチベーションは上がりません。気持ちがノッていかないと“忍耐”“努力”“根性”だけの苦しい受験生活になってしまいます。それは結構辛いことですよ。********************************勉強する方法は個人でよりけりなので、自分にフィットした方法を検討してみてください。例えば、自分の集中できる場所はどこなのか?自分は一極集中型(1日で長時間の勉強を一気に仕上げていくタイプ)か分散集中型(決められた時間に毎日コツコツと勉強していくタイプ)のどちらか?一人でやるかみんなで集まってやるか?‥とか。1~2年生であれば模索する時間は十分にあるかと思います。自分のスタイルがわかっていると、それにあった勉強をストレス少なくやれますし、医学部入ってからの勉強地獄を乗り切るための戦術を立てやすくなります。ひとつ勉強法をアドバイスするなら、暗記物は寝る直前にしてください。声に出したり文字に書いたりして五感を刺激してください。それを毎日すると効果大です。寝ている間は記憶の整理が行われるので、寝る直前に記憶したことが定着しやすいようです。自分もこうして暗記物をこなしたのでお勧めです。********************************試験に関してですが、センター試験(名称が変わるんでしたっけ?)の場合、医学部受験おいて理系科目の点数はとれて当たり前なので、数学・理科はきっちり満点を目指しましょう。勝負は文系教科です。英語は満点近くとりたいところです。とくに国語は永遠の鬼門なので、攻略法を塾や予備校などで学ぶと良いです。解法のコツをつかめると点数が安定します。二次試験の場合、大学によって難易度が様々なので赤本での過去問をみて、だいたいの難易度を見定めましょう。受験する大学の赤本+受験問題集1~2冊を2~3週するくらいであれば、たいていの問題をこなす力はつきます。ただし東大・京大くらいになると出題内容も高難易度&トリッキーなやつもあるので、そこは勉強してもしきれないものです。大事なことは「みんなができる問題は確実に満点を稼いで、差が分かれそうな問題で差をつけて、みんなできそうにない問題は部分点稼ぎ」ということです。「自分が解けない問題はみんな解けないはず」というはっきりした自信がつけば、医学部受験でも十分に戦えます。最近は面接を前期試験でも課す大学が増えてきました。私が受験した頃の熊本大学医学部医学科は面接を課していませんでしたが、今は面接を行っているようです。面接のポイントは点数化しにくい受験生の態度や雰囲気をみているので、問われることに対して紋切り型のありきたりな答えでも良いので、明確に大きな声ではきはきと答えることが良いでしょう。奇抜で革新的な答えを出す必要はありませんし、そんなことは面接で期待されていません。大事なことは「将来的に医療従事者として一緒に働けるような“まともな奴”」ってことをアピールすればいいのですから。当然、倫理的にアウトな発言は絶対しないように・・、明らかにやべぇ奴は医療界で生きていけてはいけません。********************************最後に、医学部受験は”偏差値バトル“の格好のステージになりがちです。大事なことは入学した後のことなので、お勉強ばかりで頭がパーにならないように、部活して、適度に遊んで、人生経験を積むことも忘れないようにしてくださいね。私の回答:医学部受験は合格可能なレベルの受験生が何倍もの倍率で競う世界なので、「自分が解けない問題はみんな解けないはず」というはっきりした自信を試験会場で持てるくらいの力をつけましょう。自分のやり方に合った方法で計画的に、モチベーションを維持するために適度な息抜きを忘れないようにして臨むようにしてください。@「高校生からの質問」シリーズのリンク@その① 医師になって良かったと思えることは何ですか?その② 精神的に弱い自分でも医師になれるのでしょうか?その③ 内科の仕事って、どんな感じですか?その④ 医師になるために高校生時代にやっておくことは?その⑤ 医師の鬱や過労死についてどう思いますか?その⑥ 科学技術の発展は医療現場にどう影響していますか?その⑦ 医師であるが故の悩みは?

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  • 19Aug
    • 第三回熊本・京都家庭医療ポートフォリオ大会 @水俣

      東雲です。この週末、京都民医連との合同で家庭医療ポートフォリオ大会が水俣協立病院で行われました。京都民医連は家庭医療教育が盛んであり、指導医ならびに専攻医の先生もたくさん在籍されております。当院のコバヤシ先生は京都で家庭医療を勉強したきた人ですから、そのつながりでこうした勉強会が行われているのです。ポートフォリオ大会は今回が第3回目です。熊本、京都と交互に開催し、今回は京都の皆さんを水俣に招く運びとなりました。熊本・京都とお互いの専攻医の先生たちのポートフォリオ発表をしました。熊本からはケンショウ先生と私の2人が発表しました。まぁ、私が発表したのは、ポートフォリオ前段階である、通称「生ポートフォリオ」でしたが…(^^;京都の先生方はいずれも素晴らしい発表でした。臨床で起こる難しい問題に対する分析、的確なアプローチによる実践と解決、そしてそれら経験を検討してから普遍的教訓を得ること…どれをとってもとても勉強になる内容でした。大会後は懇親会で、京都の先生たちと日付が変わるまで飲みました。専攻医の先生たちとは医師としての年数はほとんど変わらないはずなのですが、多くのことを教わりました。2日目は水俣病のフィールドワークとして、水俣協立病院が昔から今も行っている水俣病の医療を学びました。水俣病が認知された頃から現場に携わっている方のガイドで、水俣病のゆかりがある場所を巡りました。京都の先生方も、大規模公害が政治的意図によりさらに拡大してしまい、今なお苦しむ人たちがいるという悲劇に対し、大いに興味を持っておられるようでした。熊本はつい最近になって家庭医療専門医が誕生したくらいの、まだまだ家庭医療文化が遅れているところです。この分野はこれからの社会的需要がますます高まるものですから、くわみず病院でしっかりした家庭医療教育ができるような環境をより良く仕上げなければなりません。九州県内で家庭医療学びたい人たちのネットワークがあり、当院も参加しているのですが、今回のように生活圏が異なる地域の先生たちとの勉強会は、大変有意義なものとなりました。来年は京都で行われる予定らしいので、またポートフォリオをこしらえて、参加したいと思います。

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  • 10Aug
    • パソコンモニターを増設しよう作戦

      東雲です。医師の仕事においてパソコンはもはや必須と言えます。パソコンを快適に使えるようにすることは、作業効率のアップにつながります。先日の医局会議で「作業する上でモニターが一つだけだと、カルテ画面を見ながら文書作成ソフトでサマリーや紹介状を書き上げるのに不便だ」…という提議がされました。場所によってはモニターが二並列されているパソコンもあるのですが、単一モニターのものがほとんどなのです。全てのパソコンを二並列にするのは、費用面、設置場所と言った制限もあるので叶いません。せめて医局のカンファレンスルームのものを増設しよう…ということになりました。…で、そこで頑張るのは医局事務のアダチさん。写真はデスク下の配線をいじっているアダチさん。「あれー?ちゃんと繋がってるのになー??」と格闘しています。しかし、カンファレンスルームのパソコンはもともとプロジェクターに繋がっている二画面仕様なので、実際は三画面増設ということになります。分配器を持ってきて取り付け作業するアダチさん。しかし、正しい配線をしているにも関わらず、なぜかモニターが反応せず。…結局、増設まではまだ時間がかかりそうです。オダ先生が「21世紀の世に不可能なことはそんなに無いだろ」と仰ってましたが、科学技術が発達してもそれを操る人間が追いつけなければ不可能なままだということなのでしょうか。頑張れアダチさん!

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  • 07Aug
    • 高校生からの質問に、できる限り真面目に回答してみた⑦

      東雲です。高校生から頂いた質問に、頑張って答えてみます。あくまでも個人的な意見なので、他の意見も知りたい方はお近くの医療従事者におたずねください。********************************質問:医師であるが故の悩みってありますか?私はまだ医学部卒後4年目、というか社会人4年目ですが、悩みは多々あります。医師であることに限らない悩みとしては、自分の健康状態についてでしょうね。30歳を過ぎてから徐々に自身の健康を無視できなくなりました。とくに医師は人々の健康を支える仕事なのですが、逆に自分に対するコントロールが甘くなりがちです。午前外来が長引いてしまって昼食をとる時間が遅くなったり、当直の日なんかは寝ているときに急患で起こされたり、ストレスで食事が偏ったり‥と、健康阻害要因が多い仕事ですからね。メンタルケアも同様です。医療業界は慢性的なマンパワー不足で、基本的にオーバーワークを強いられている労働環境です。その中で患者さんの急変や死に面することでメンタルがやられることも珍しくはありません。なので、患者さんに対して「心身ともに健康でありませう」と諭していることが自分自身にブーメランとして刺さります。自分のケアはしっかり行わなければなりません。ありがたいことに、くわみず病院のお仕事では休みも十分に配慮してもらえるので、頑張ってなんとかやれています。****************************では本題の”医師”であるが故の悩みとは何かを答えます。私が考えるに、それは「自分のやっていることが、果たして患者さんのためになっているのか?」と常々悩んだり迷ったりすることだと思います。医師の仕事は1つ1つの判断に関し、悩みや迷いが尽きません。例えば、外来で「風邪でしょうから、薬出しときますね」と言うときも…「どのような風邪薬にしようか?」「あまり薬出すのもどうだろうか?」「そもそも風邪薬は本当に必要なのか?」「ていうか、風邪って診断してもいいのか?」という悩み・迷いが脳内に生じています。くそ忙しい外来の状況では悩む時間も惜しいので、そうは思いながらも結論をするのですが、ときにヘマすることもあって、自分の無力さに苛まれることがあります。患者さんの生命にとってより重大な決定の際に、悩みはさらに大きくなります。何よりも慎重であるべきなので、悩まずに行うなんてありえません。まぁ、”若きウェルテルの悩み”級の悩みっぷりまでは至りませんが、「本当にこれでいいのか?」と悩むことは日常診療の中で展開されるのです。****************************悩むことで人は立ち止まります。しかし、立ち止まっていては先には進めません。とくに患者さんの健康に関する問題は、急を要する事態もあるので、そういう時には”悩みながらも先に進む”という決断をしなければなりません。そのためには状況判断、過去の経験、知識が必要ですが、そういうのは自分ができなくとも、しっかりと他の医師や職種と相談することでカバーはできます。しかし、行動に移すときの勇気は自分自身に求められます。確かに、「もしこれをして患者さんが悪くなったら‥」と思うと、正直何もできません。しかし、結果的にそれが良いか悪いかは正直わかりませんし、そもそも結果論にすぎません。その場でできる「最善の選択」を勇気をもってできることが重要なのだと思いますし、それに対して責任を持つことが医師として必要な構えなのだと思います。****************************悩むことでストレスはありますが、それと向き合うことで成長は得られます。悩むことは即ち、自分のやることへの責任を自覚することとも言えます。逆に悩み無くて無責任にやっては何にもなれませんし、そうした仕事は医療者、もとい、社会人として不適格なものです。高校生諸君には悩むことの大切さ、責任を持って実行することの意義をわかってもらいたいです。その上で自分のやりたいことで社会に出て、大いに活躍してくださいね。私の回答:患者さんの健康に関することで、医師の仕事は「これでいいのか?」と大なり小なり悩み迷うことの連続です。しかし、悩み迷って止まっていても先には進めませんし、止まってならない事態も多々あります。悩みはあって当たり前で、重要なのは悩みながらも「最善の選択」を実行する勇気をもち、その行動に対する責任を持つことだと思います。@「高校生からの質問」シリーズのリンク@その① 医師になって良かったと思えることは何ですか?その② 精神的に弱い自分でも医師になれるのでしょうか?その③ 内科の仕事って、どんな感じですか?その④ 医師になるために高校生時代にやっておくことは?その⑤ 医師の鬱や過労死についてどう思いますか?その⑥ 科学技術の発展は医療現場にどう影響していますか?

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  • 06Aug
    • 久しぶりに帰省したら リベンジ

      東雲です。今回は忘れた頃にやってくる、研修とは全くもって無関係なわくわく動物タイムをお送りします。先日の土日に久しぶりに帰省しました。実家にはチャコというネコがいるのですが、実に半年以上ぶりに会うので、奴は私のことをキレイさっぱり忘れていました。「誰かっちゃ、お前は?(北九州弁)」という目で遠巻きにジーッと敵視していて、手を差し伸べると問答無用で猫パンチを4〜5発くらってしまいました。めげずに毛並みを整えようと櫛で撫でてやっても嫌がり、ついには右手を引っかかれてしまいました。忘れてはならない。奴は性格が悪いのです。せっかくネコおもちゃで遊んでやろうとしても警戒度Max。飼い猫らしい可愛さ皆無。しかし、動物と仲良くなる方法は簡単です。餌付けをすればいいぢゃないか。どんなネコでも好きになるという「ちゅーる」というおやつで釣ることに。警戒しながらも鳥ささみの匂いに反応してしまうネコ。ついに「ちゅーる」に負けるネコ。背を丸めて耳を斜めに傾けながら「そんなんいらんっちゃ!やめろっちゃ!」と言わんばかりの体勢ですが、舌はぺろぺろ。醜態を晒してますが、動物らしい可愛さ少しアップしましたね。次回は奴の好きなマタタビを持って帰省しようと思います。おわり

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  • 31Jul
    • 高校生医師体験2018夏 始まるよ~

      東雲です。ここ最近またブログ更新がおさぼりさんモードになっていました。まぁ、ブログが更新できない=仕事で忙しいということなので、ご了承ください。私は職業:ブロガーではなく、あくまでもくわみず病院の内科医(下っ端)でございますので。*************************************市井が夏休みなので、お待ちかねの高校生医師体験が始まります。将来的に医療系を目指している、いい機会だから参加する、友人と一緒に参加する‥と動機は様々ですが、県内(八代や人吉からも)の高校に向けて募集し、この夏は合計で30名ほどの参加が決まりました。この企画はもう10年目くらいになるのですが、ここ最近は応募者が増えており、参加倍率も結構高めだそうです。内容としては病院内や通所リハの見学や患者さんとの交流などのイベントがあり、我々医師との交流も用意されています。短い時間ですが、普段触れることのない医療現場の見学ができる、貴重な機会になると思います。私はこの医師体験でよく高校生諸君とのお話をさせていただくのですが、事前に質問を戴いて頑張って答えるようにしています。拙著の「高校生からの質問に、できる限り真面目に回答してみた」シリーズがその一部です(※リンクは一番下に貼ってます)。今回も興味深い質問が揃ったので、後日、連載の続きを投稿しようと思います。あと、今回参加される高校生の中には医師体験2回目という人も何人かいらっしゃいます。そういう方には”ステップアップコース”として、より医師の仕事に密着した体験を用意しております。過去に1度でも参加経験があり、もっと詳しく体験したい方はぜひご相談ください。**********************************長期休みでこのようなイベントが用意されているので、今夏参加し損ねた人も、今冬に募集があるかもしれないので、そちらを応募お願いします。それと、高校生ではなく現役医学生からの実習も随時受け付けてます。興味のある方は↓をクリックしてくださいね。熊本県民医連 ウェブサイト皆様の参加をお待ちしております。@「高校生からの質問」シリーズのリンク@その① 医師になって良かったと思えることは何ですか?その② 精神的に弱い自分でも医師になれるのでしょうか?その③ 内科の仕事って、どんな感じですか?その④ 医師になるために高校生時代にやっておくことは?その⑤ 医師の鬱や過労死についてどう思いますか?その⑥ 科学技術の発展は医療現場にどう影響していますか?

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  • 20Jul
    • 高校生からの質問に、できる限り真面目に回答してみた⑥

      東雲です。超久しぶりに高校生から頂いた質問に、頑張って答えてみます。あくまでも個人的な意見なので、他の意見も知りたい方はお近くの医療従事者におたずねください。********************************質問:科学技術の発展は医療現場にどう影響していますか?今の時代はスマートフォンなる小型パソコンをポケットに入れて持ち歩けますし、街中でも無線LANがブンブン飛び交っていますし、もう人工知能が人間の仕事をサポートしたりしてます。いやはや、ホントに便利な世の中ですね。私は今年で31歳ですが、幼少の頃と言えばファミコンがすでに普及してて、Windows95が市井に広まった時代です。科学技術の発展とともに成長した世代といえます。科学技術の発展は当然、医療現場にも様々な恩恵をもたらしてきました。これからもさらに享受できることでしょう。TVで出てくるようなロボット手術や臓器の3D映像が目の前にバビューンと出てきて手術中に見るといった高度先端医療がわかりやすい一例ですが、まぁ、さすがに当院ではそこまで扱っていませんけどね。当院での科学技術の恩恵と言えば‥、CT撮影したものを3D再構成して大腸内を診ることができる”大腸CT”や、ネット回線を用いて訪問管理している患者さんのデータを他の事業所と共有すること‥という感じでしょうか。以前投稿した電子カルテもその最たる例です。それと、機器の小型化もまた科学技術の賜物です。以前はでっかいエコー機器をゴロゴロ押していかなければならないものを、ポータブルエコーもパカッと開けばすぐに起動して、簡単に扱うこともできます。救急室とHCUに常備してますし、必要あれば訪問診療の際に持ち出すこともできます。そのうちレントゲン装置がより小型化して、デジカメみたいな超ポータブルレントゲンなんてものが出てくるんじゃないかと私は期待しています。でもまぁ、いくら機器が便利になったからと言って、それによって得られる情報を正しく解釈できる知識と経験が無ければ意味を成しません。医者が勉強しなければならないことに変わりはありません。残念ながら。********************************現在の医療は「在宅での管理をなるべくしていこう」という流れになっています。お年寄りがどんどん増えていく中で、誰もかれもが医療や介護を必要とし始めたらパンクしてしまうのは目に見えているからです。そうなると医者は病院の中だけに居座るのではなく、外に出て患者さんのもとに訪問して健康管理することが求められます。そのなかで科学技術の発展がどう影響するかはいろいろ議論されているようです。訪問診療において最大のネックは移動に時間がかかること、すばやくアクセスできないということだと思います。そこで最近、市民権を得たドローンが活躍するのではないか‥とも言われているそうです。空飛ぶドローンが薬局から患者さん宅へ薬を運んだり、自動運転するドローンが患者さんの緊急時の移動手段に使われたりするのでしょう。なんならドローンが患者さんを診察して処方してくれれば大助かりなのですが、‥ダメっすか?やっぱり。********************************その他、重たいものをひょいっと持ち上げられるパワードスーツの研究も進んでいるそうです。病棟や介護施設での業務で腰痛や肩こりなどに悩んでいる看護師さんや介護士さんたちにはうれしい技術となるでしょうね。また、人工知能によって病気の診断支援するプログラムが登場したというのも最近のトピックだそうです。ゆくゆくは患者さんの全身をスキャンして、臓器というマクロから細胞というミクロなものまであらゆる情報を解析して、健康状態を測定する‥なんていうものができるかもしれません。もはやドラえもんの秘密道具レベルの技術ですね。********************************さて、そういった技術が今後登場すると、だんだんと人間の仕事が人工知能や機械にとって代わるんじゃないか?ということが心配になります。TVや雑誌なんかでも「あと数十年後にはこういった仕事がなくなるかも!?」なんていうことが取り上げられているようですが、医師や看護師の仕事はどうでしょうか?個人的な意見ですが、結論から言うと医療従事者の仕事は完全に無くなることはないと思います。医療は確かに推奨される治療法がガイドラインで提示されているので、主にそれに則って治療を行いますが、患者さんの日常生活、価値観、その時の心理状態をも統括して治療方針を検討する場合が多々あります。複雑な要素の絡み合いとなるので、それを人工知能が判断するのは難しいのだと思います。ときに細かく、ときに大雑把に判断できるのは人間ならではと思います。ときに誤った判断をしてしまうこともありますが、その誤りからどうやってリカバリーしていくか、患者さんやそのご家族との信頼関係をどう築いていくかは”こころ”がない人工知能では不可能な領域ではないでしょうか。まぁ、もっとも”こころ”が理解できる鉄腕アトムみたいな人工知能が登場したならば別ですがね。現実的には保険の書類作成とかデータをまとまることは人工知能が賢くやってくれれば助かります。ていうか、やってくださいお願いします。私の回答:医療の業務効率向上に大きく寄与していると思います。今後、人工知能などの発達で益々の恩恵があると思いますが、治療においては患者さんの有する複雑な要素(心理的・社会的要素など)を無視できないケースが多々あります。それは人間じゃないと対処できないことなのではないのでしょうか。@「高校生からの質問」シリーズのリンク@その① 医師になって良かったと思えることは何ですか?その② 精神的に弱い自分でも医師になれるのでしょうか?その③ 内科の仕事って、どんな感じですか?その④ 医師になるために高校生時代にやっておくことは?その⑤ 医師の鬱や過労死についてどう思いますか?

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  • 13Jul
    • 明日から三連休

      東雲です。明日から三連休ですね。市井は夏休みモード一直線ですが、皆さまの計画はいかがでしょうか。ただ、私は最近「夏休み」という単語にワクワクすることがなくなりました。うだる暑さの中で出勤・往診しなければならず、暑がりさんの私には辛い日々に突入してまいりました。トキメキ不感症の31歳、それが私です。******************西日本豪雨災害では中国地方を中心に甚大な被害があり、多数の死傷者や避難者を出しているそうで、心が痛みます。全日本民医連からの要請があって、医局事務のアダチさんが岡山へ出張兼災害支援のために出向いています。そのうち熊本からも医師支援を出すことになるかもしれません。熊本地震の時に助けて頂いたご恩を、微力ながらお返しできる機会なのでしょうね。

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  • 07Jul
    • 笹の葉に想いをこめて

      東雲です。九州は連日の集中豪雨です。幸い白川(市内の真ん中を通っている大きな川)は氾濫しておりませんが、油断できません。さて今日は七夕ですね。笹の葉にさまざまな想いを込めた短冊をつるして、天にお祈りする…というロマンチック・イベントに、普段から何かと他人におねだりマンな私が参加しない手はありません。4階エレベーター前に笹の葉が飾ってありましたので、私も短冊をつるしてみました。なんて書いたかは内緒です。公序良俗を守ったお願い事を書かせていただきました。皆さんもステキな七夕をお過ごしくださいね。

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  • 05Jul
    • バザーでカレー

      東雲です。今日の昼食は「看護をよくする会」が作ったカレーでした。丼にカレーが注がれ、ミニサラダとコーヒーゼリーがセットで付いて500円。ルーは中辛、特にスパイスの使用はありませんでした。しかし、気取らない感じのいわゆる「家カレー」的なもので、カレーニストである私も満足いく一品でしたねぇ。カレーニストって何だよというツッコミはご遠慮ください。

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  • 02Jul
    • 認定内科医試験 体験記

      東雲です。たとえ試験前で緊張していたとしても、朝食を摂ることはとても大事なことだと思います。ましてや、その朝食がバイキングであればなおさらです。私が宿泊した「ホテルエディット横濱」の朝食は日常生活ではまず食べないであろうオシャレ系メニューが豊富でした。種類としてはそれほど多くないのですが、色彩が綺麗であり、バイキンガーとして満足できる配膳ができました。味ももちろん、なかなかよろしいものでした。コーヒーもカップに入れて部屋に持ち帰れるってのも嬉し…いけない!バイキングになるとまた悪い癖が出てしまった!!このブログはくわみず病院研修医ブログでしたね。はい。いやぁ、まいったまいった。バイキンガーって何だよってツッコミは勘弁してください。******************さて、試験について振り返ってみます。【実際に試験を受けてみた感想】・会場やっぱり広すぎでした。私は会場後方の席でしたが、おおよそ20行×40列もの長机がズラーっと並んでて、準備するのに相当苦労したんだと思います。長机には2人掛けで余分な椅子はなく、荷物は地べたにおかなければなりません。気になる人はシートを用意すべきでしょう。空調は寒くもなく暑くもなく、ほどほどでした。・試験開始20分前には着席のアナウンスが鳴ります。2・3限目は10分前に合図されます。顔写真との一致確認やの注意事項の説明がルーチンであります。・問題用紙は厚さ5mmくらいの製本されたもので、カラー印刷である関係上、紙質がツルツルでした。鉛筆での書きこみはものすごくしづらかったです。・途中退出は試験開始1時間経過後~試験終了10分前まで可能です。1時間経過したらアナウンスが流れ、それからぼちぼち受験者が出て行ってました。もちろん退出時はマークシートと問題用紙の持ち出しは不可です。あと、原則トイレに出るのはダメだと言われますが、結構トイレに立っている人がいました。・私はいずれの時限も終了30分前に出ました。早めに出てもロビーにはぼちぼち人がいて、カフェテーブルやベンチを占領したり、外に出て行ったりしてました。至る所に設置してあるカフェテーブルにはどこかから侵入してきたスズメが飛び回っていました。ヒト慣れしているようで、椅子にとまったり、ちゅんちゅん地面を歩いていたりしてましたが、スズメは“空飛ぶネズミ”なので、あまりきれいな場所ではないのでしょうね。・1~2時限目のインターバルは11時~12時前であり、昼食とるにはまだ空腹状態ではない微妙な腹具合でした。おにぎりやウィダインゼリーで軽めにつないでいくことが良いでしょう。・トイレは特に女性側で列をなしていました。ただ、外に出れば近くのショッピングモールなどにもトイレがあるので、あえてそこまで行くのもアリだと思います。かくゆう私は、隣の建物である国立大ホールのトイレまで行ってました。・喫煙スペースもありましたが、すし詰めに近い状態でした。**********************************【おおまかな出題内容】・1時限120分、出題は各100問、一般問題:症例問題はだいたい4:6くらいの比率でした。やはり過去問からの出題も見られ、明らかに難化や易化をしているようではありませんでした。全部で3時限あるので、後半まで頑張れるスタミナが必要です。1限目:最初数十問は症例問題の連続で、全体的な難易度はやはり国試に毛が生えた程度で、症例問題もキーワードを拾い出せれば診断は容易なものでした。どストレートに診断名は?という問題はなく、最近の国試みたいに「診断名を解っている前提で‥」という問題ばかりでした。2限目:全体的な難易度は1限目と比べてやや難。それでも“国試毛生え”程度ですが、抗がん剤や生物学的製剤について、心臓再同期療法の効果について細かいことを問うものもありました。さらに後半から「2つ選べ」形式の問題が登場するので、地味にきつくなりました。3限目:この時間になると脳みそのスタミナ切れ状態です。難易度的には2限目と大きく変わりはなく、全て「1つ選べ」形式でした。この時間のみ、終わったらいつでも出て行って良いルールなので、1時間経たずに出て行く人がちらほらいました。私の解き方は、最初に問題をざっと解いていって問題用紙に書き込んでから、2周目に確認+マークという方法です。学生時代からこの戦術に変わりはありません。1周目には明らかにわかっている問題はサッと数秒程度で〇をつけ、2~3択で迷うものや自信がいまいちなものには△を、これはわからないな~というのには▲をつけてから、全体像を把握します。大事なことは考えすぎないことです。だいたい100問を40分程度かかります。試験でのストレス要因の1つは、解いているうちに「これって時間内に終わるのかな?」と不安を抱える事だと思います。ましてや100問と言う膨大な量なので、1周目で全体像を把握するとだいぶ楽な気持ちになれます。△・▲は2周目にじっくり時間をかけて検討していけばいいだけですから。ただ、3時限目にもなると△・▲の量が1時限目より多くなっていました。休み時間にチョコレートで糖分チャージしたのですが、脳みその疲労と「早く終わりたい」という心の欲望が邪魔をするのです。**********************************【気になった問題】概ね過去問やデータマニュアルに載っている内容だけで6~7割は自信を持って解けます。残りについては以下の問題が気になったので、記憶の限り紹介します。・CVCが入っている患者で、CVC感染ではないけれど腎盂腎炎からの敗血症に陥っている場合の抗菌薬選択。使うのはセフトリアキソンかメロペネム?・肝炎ウイルス、HIV、HTLV1は人畜共通感染症なのか?・過敏性肺炎では“非”乾酪性肉芽腫が認められる・急性好酸球性肺炎→IgE関与がありⅠ型アレルギーか。過敏性肺炎→ⅢおよびⅣ型アレルギー・日本紅斑熱は東北より北側で多い→×・胸部X線正面像をみて、どちら側のどの部位の無気肺か?を問うもの。一見してわからなかった‥、多分左下葉だと思う。・Caroli病=先天性多発肝内胆管拡張症・喘息に対して使う生物学的製剤といったら?・”心臓再同期療法”ってくると「えっ!」てなるけど、要するにペースメーカーとかICDのことでしょうね。ただ、どういう症例に予後良好か?とか細かいことが問われた。・甲状腺に疼痛が生じない甲状腺疾患は?未分化癌?悪性リンパ腫?橋本病の急性増悪?・蛋白尿のselectivity indexを計算させる問題がありました。Selectivity Index (SI) = IgGクリアランス÷Tfクリアランス。・1日尿蛋白推定量の計算もありました。・桃はハンノキと交差反応を示す。・認知症初期に見られる患者の、わからないことを笑ってごまかすような反応=振り向き現象・フルコナゾールは糸状菌に効かないが、ホスフルコナゾールは効く?・悪性リンパ腫の予後不良因子は年齢、LDH、PS、病期、節外病変数。・DMの診断において血糖が糖尿病型であっても、明らかな典型的症状があること、もしくは確実なDM性網膜症があれば糖尿病と診断できる。・軽症熱中症患者の体温って何℃くらい?・軽症熱中症患者を家に帰すとき、経口補水液1L当たりの塩分量と糖分量ってどのくらい?****************************【今後のために…】・学生時代に勉強した範囲の疾患でカバーできます。少なくとも聞いたこと無いようなマニアックな疾患は極ちょっとしか出ていませんでしたので、わからなければスルー推奨です。あと、重箱の隅を突くようなものもありませんでした。当然ですが一般内科医として「知ってて当たり前」レベルの事項が問われます。・試験対策はまず過去問をやることが大事です。事実、今回の試験でも過去問で問われていた内容が多かったです。内科学会が公表している7年分の過去問をしっかりやりこむことが第一段階で、余力があれば2016年度の問題集を購入してやるのも良いでしょう。ただし、それだけではやはり勉強し損ねているところがあるので、第2段階としてyear noteやデータマニュアルなどでまんべんなくチェックすること。第3段階として腎臓や血液の病理画像や、消化管内視鏡、ERCP、内視鏡エコーと言ったものの画像所見を頭に入れることもオススメします。この3ステップが最も効率良い勉強法と思われます。・なお、私が公開した125問のなかにも、そのまま出題されたものが何問かありました(強皮症の腎クリーゼに対する降圧剤の問題は、まさにそのまま出ました)。今後もお役に立てると思います。・なお、今回私が手を付けなかったオレンジ本(問題集)や学会誌のおまけ問題集はやらなくて正解でした。あれは完全に専門医レベルの内容であり、認定医試験のレベルより明らかに難しく設定されています。どうしても勉強したくてたまらない系の人は勉強してもいいかも。******************合格発表は9月下旬になるそうです。さて、どうなることやら…。

      13
      テーマ:
  • 01Jul
    • 試験終了!

      東雲です。試験終わりました。当日の様子や出題された内容などは後日改めて投稿しますので、とりあえず一言だけ。脳みそ疲れた…。今日はこれで勘弁してつかーさい。

      10
      テーマ:
  • 30Jun
    • 認定内科医試験勉強 いよいよ前日

      東雲です。※今回の内容はほぼ日記なので、「もう明日が試験だよぅ、このままじゃヤバいよぅ~‥明日出る問題の情報を早ぅ早ぅ早ぅ~!」という方は期待されても、もう何も出てきません。ご了承ください。*********************************九州は今日暴雨でして、20分ほど飛行機の離陸が遅れました。さらに羽田空港の滑走路に鳥さんが散歩しているということで、着陸も遅れてしまいました。しかし、さっすが大都会。数分おきに電車がどんどんやってくるので、行先が合っている電車にひょいっと乗り込めば、目的地・横浜に簡単に到着できました。さっそくホテルに荷物を置いて試験会場の下見に参りました。桜木町駅周囲は熊本市内の水道町(熊本城下にある、県内で最も栄えているであろう場所)とは全く比較にならないレベルの都会で、ハイ・ソサイエティなものに溢れかえっていました。観覧車のあるベイサイドの風景を横目に歩き、なんか変な巨大オブジェが飾ってあるショッピングモールの中を通って10数分くらいでパシフィコ横浜に到着しました。当日朝はタクシー移動も考えましたが、朝の道路状況がいまいちわかりません。天気がよさそうなので歩いて会場に向かおうと思います。試験会場は1階の大きなホールにあるそうで、扉が閉ざされて中には入れませんでした。しかし、いやぁ~超バカでかい空間でビビりました。まぁ、明日は三千人以上が受験するそうなので、当日の会場をみたら人多すぎてもっとビビるかもしれません。だって、熊本にこんなに広いところって阿蘇山くらいしかないんだもん。会場には1・2階にそれぞれコンビニがありました(1階はデイリーヤマザキ、2階はセブンイレブン)。ただ、当日利用する人数がえぐいほど多いと思うので、沢山自動販売機が置いてあるので飲み物はいいとして、食べ物は他所で買っていた方がいいかもしれません。すぐ近くにはこれまたシャレオツなショッピングモールがあるので、そこでお昼ご飯を食べようする猛者が一人くらいはいるかもしれませんね。あと、会場はトイレが数か所ありますが、おそらく人数に対して数は足りてないとおもいます(特に男性トイレの”大”の方)。休み時間は実質数十分程度なので、混雑必至でしょうね。ベンチやカフェテーブルなどがところどころに設置されていますが、ゆっくり休めそうなスペースはありませんでした。お昼寝しないと調子が出ないので、少々困りますね‥*********************************さて、下見が終わったら、せっかくの横浜なので中華街にまで行ってみました。小籠包美味し。フォアグラ入り小籠包ですって。あらやだ、私のフォアグラがまた育ってしまうではないか。その後、同じ試験を受ける大学時代の親友・O君がたまたま中華街に来ているということで、ちょいっと会っておしゃべりしました。学生時代に同じ勉強会チームを作ってともに頑張ってきたO君も、今や大学医局に所属しています。互いに医師4年目‥私は市中病院、彼は大学‥進む道が違っていても、今後の医療を担う気持ちは同じです。明日の試験を頑張ろうと称えあい、そして互いに奥さんLOVEなところをアピールしあいました(O君も新婚)。ちなみに、出発時に奥さんからお小遣いをもらいました。❤️が2つもある❤️が2つもある大事なことだからもう一声❤️が2つもある太陽系No1の優しさを持つ奥さんのためにも、頑張らないといけませんね!*********************************‥ということで、当ブログを閲覧していただいている明日試験を受ける先生がたも、明日の試験を無事に乗り切れるように、お互いに頑張りましょう!フランス対アルゼンチンの試合を最後まで観るかどうかは、あなた次第!

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プロフィール

くわみず病院 総合診療・家庭医療部

血液型:
AB型
お住まいの地域:
熊本県
自己紹介:
熊本県庁近くにある住宅街の真ん中で、当院は地域の皆様の健康的生活を支えるお手伝いをさせていただいてお...

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