桑原文庫(人の行動や生活) | 暇人の愚痴

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 我々(国民)は行動を起こし人生を生きる時、一方で社会に適合し利になる創造を行うことを基本とする。一方現在の(世界や)日本の一部のエリートは自分の考えを述べ、本当の利にならない想像にはまり込んで暮らしている。

 人の頭の中は目に入る社会を見てそれを主観的に判断し、国や世界の利になると思うことを選ぶ手段として自分をもっている。一方、実際の行動ではない種々の情報や知識で培われる想像を手が空いているときには判断基準とすることもある。

 

 そもそも世界とか世の中と日本とかアメリカなどと言う場合、自由主義圏だから大丈夫と言う安易な発想に凝り固まっている世代も増えてきている。

 どのような主義主張でも、国民が自ら考え行動していくことを失えば、国や地域を主導する力を失いマスコミやネットなどの意見に左右されるだけの、不安定な状況となる。

 

 例えば東アジアを考える時、米国やロシアばかり考える人とイランや中東インドなどを含める人とでは、思想上も大きな違いがある。世界の中での中国などを考える時、米国などの勝者と考えるか日本などの敗者と考えるかは価値観の変化をきたす。

 貧困な国や地域を不運としアジアなどは大変だとする価値観から、アフリカやアメリカを含め植民地支配により壊れた世界、国をどうしたらいいのか、多くの人が頭を抱えている。

 

 朝鮮半島などを考える時も、韓国(米国)や北朝鮮、中国ばかりを考える人と、北朝鮮の世界的孤立による世界から北朝鮮がどう見られているかを考える人では、日本人としても世界人としても大きな違いが生まれる。

 日本が朝鮮(や中国)とどう関わるかを東アジアに限定して話す人は信じられず、世界の中で韓国や日本がどう本来の良さを発揮できるかを世界規模で考えることのできる人が大事にされている。

 

 世界の中で日本がどうあるべきか考える人と、さしあたりの近隣ばかりを主導すると考える人では、大きな違いが出る。また個人主義と家庭や集団(団体や組織)を大事にする人では、国家的な実力にも大きな違いが出ることが実証されつつある。

 意味で集まる集合の一人と自分を考えるか、自分たちの周りを自己が主導すると考える人では、少子高齢も先進途上も見えないことに不安を感じるとすれば大きな問題である。

 

 これにはその日本人がアジアをどう考えるか世界大戦をどう考えるかなどの大きな興味のある事実はどうかという、最近の世界の情勢の何を基本と生きてているかが大きく影響している。

 日本を世界の各国と比較することに懸命なマスコミなどは、国民の力を基準としている。行政や立法など社会の形を考えるなら、本来の日本(の歴史)とはどうなのかを見失い、将来の方向も思考することもできない。

 

 しかし忙しい人や若者などは、創造を選び想像と対比することで、自分が生きる道を作る。戦後の人間などは想像の中で、創造を含め判断している。世界とは違う戦争国としての体験は、多くの人に戦争の不可避と可否を与えることとなった。

 一方戦後は終わったという時代に生きてきた、育ってきた人々は、論理的な創造のみを良いこととするようマスコミなどに誘導され、一方’(一部の)高齢者などは、創造力を鍛えより深い能力の思考を育てることに留意してきた。

 

 しかしそれらを無駄、邪魔として廃棄することを進める国際企業論者などは、今衰退滅ぶ欧州のありかたを見て混乱している。それを米国などに学ぶべきとする地方の意見が、久しぶりにやっと日の目を見ようとしている。

 そうだとすると、総体的な自分たちの把握、思惑についての思考や思想はどちらのどう違うのだろうか。平和を目指す思考というものは因に拘り、戦争を思考する者は結果に拘ったということもできる。

 

 理性と感情が食い違う、別のものだという把握は,ずいぶん楽な生活をしている人の把握である。忙しい多くの国民は、その総合的状態で暮らしている。それらを分けて行う、考える暇な時間は、どのくらいあるのだろうか。

 想像を求められるサラリーマンなどは暇、画一的、常識的な創造の中におり、事業者などは創造の可能な想像を大事にするのである。

 

 

古生-人の特殊性を説明できず、生物としての自己保存に躍起となる。

 

古代-人間の特殊性に気がつき、他の生物の特殊性にも気がつこうとする。

 

中世-自然に生かされる人間の限界の中で、植物などの特殊性にも気がつく。

 

中代-資源の枯渇、限界を越えて、国を越えた人間の連帯が進む。

 

近世-手作りの町づくりなどが進み、人間の限界の中での努力が進む。

 

近代-機械などを生み出すことで、人間の限界を越えていった。

 

現世-自然破壊や地球崩壊などを避ける思考を生み出し、それを使う。

 

現代-新たなる自然破壊などを避けながらの産業進化を進める。

 

 

原始-人間が特殊な弱い存在としての努力や工夫が進む。

 

途上-人間の社会の中では強くなり、それ以外では弱い存在である。

 

中堅-地球上、世界中で、人間の能力と限界を思考する。

 

後進-人間の能力が時として破壊に繋がることを知る。

 

新興-地球規模以上の人間の能力を試行する。

 

先進-宇宙規模の人間の試行を始める。