大人のアンサンブルレッスンでは
8月からヴィヴァルディ作曲「四季」より”春”を練習しています。
今日は大好きなこの名曲の魅力をちょこっとご紹介させていただきたいと思います
クラシック音楽なんて全然わからないよ!眠くなっちゃうよ!
と思っている方でも、きっとどこかで耳にされたことがあるはず。
イタリアの作曲家ヴァヴァルディが、なんと300年も前に作曲した曲です。
日本は江戸時代。正に不朽の名作ですよね。
ここから、おすすめポイントを3つに絞ってご紹介したいと思います
おすすめポイント1
詩と音楽でイタリアの春の情景を表現している
『四季』の音楽には全ての楽章がソネットと呼ばれる詩に基づいて書かれています。
例えば春の第一楽章は
①春がやってきた
②小鳥は楽しい囀りで春を歓迎する
③泉はそよ風に合わせて、優しくささやきながら流れていく
④やがて空は暗くなり、稲妻と雷鳴が襲ってくる
⑤嵐がやむと、小鳥はまた嬉しそうに歌い始める
ぜひこのソネットを見ながら演奏を聞いてみてください。
きっと頭の中いっぱいにイタリアの春が喜びに溢れて広がります。
おすすめポイント2
300年前のアイドルグループが演奏していた!
ヴァヴァルディは身寄りのない子供たちを育てる慈善院で、女の子たちに音楽を教えていました。その少女たちのために曲を書き、演奏会を開くことで施設の運営費を支えていたそうです。当時はイタリアのみならずヨーロッパ各地から聴衆が駆けつけるほどの人気っだたとか。まるで今で言うアイドルグループのプロデューサーのようです。
少女たちの幸せのために、温かい気持ちで書かれた音楽なのかなと想像するとますます心地よい音楽に聞こえてきませんか??
おすすめポイント3
ヴァイオリンの良さを最大限に生かした表現
この曲では、有名な冒頭のメロディーが繰り返し出てきますがその合間に
『鳥の歌』と書かれた部分があります。
3匹の鳥がピーチクパーチク春の喜びを鳴き交わすシーンが3台のヴァイオリンの掛け合いで表現されています。3方向から響く鳥の声に気分はすっかり森の中へ。
さらにそこから一気にヴァイオリンで表現されるのは嵐の中吹き荒れる風と雷鳴です。
聞く人を惹きつける曲の展開も、ヴァイオリンを知り尽くした使い方も、ヴィヴァルディの才能あってこその素晴らしい作品です。
以上、おすすめポイント3点のご紹介でした
聞いてみたいな〜と思ってくださった方はぜひこちらをどうぞ。
定番のイ・ムジチ合奏団の演奏も素晴らしいのですが、
今日はベニス・バッロック・オーケストラの躍動感あふれる演奏を。
楽器もヴィヴァルディの時代に使われていたバイオリン、バロックバイオリンで演奏しています。
人気アニメ『青のオーケストラ』の第五話でも”春”を演奏しています。
青春の輝くストーリーとともに”春”の音楽を楽しみたい方はアニメをみてみてください。
こちらで演奏シーンのダイジェストがみられます。
聞いたら弾いてみたくなったな〜と思った方は
クワハラ・ヴァイオリン教室へお越しください。
まずは体験レッスンへどうぞ。
お待ちしております。