映画 「バッドボーイズ RIDE OR DEAD」
悟りを開くと、怖いものはなくなり、お菓子をむさぼるようになる…らしい。
夕方にどうしてもイオンモールに行かねばならなくなり、
せっかくだから何か見ようと思ったんですが、残業になっちゃって、
時間的にこれしかなかったので、仕方なく見ました。
結果は… 実にしょうもない映画でした。
でも、映画館で映画を見られる喜びを味わえて、ナイスな気分。
「バッドボーイズ」は、1995年に公開された、人気アクション映画。
(ショーン・ペン主演の同タイトル映画も存在していて、俺はこっちの方が好き)
大味映画の巨匠、ジェリー・ブラッカイマー&マイケル・ベイが懐かしい。
このシリーズ、いつのまにかもう4作目なんですねえ。
監督は、3作目と同じく、ベルギー出身の、アディル・エル・アルビ&ヒラル・ファラー。
俺は2までしか見ていないので、3を知らないまま、これを見ました。
でもまあ、見ていれば想像で何とかなるので、基本、大丈夫。
主演はもちろん、ウィル・スミス&マーティン・ローレンス。
ウィルは最近、アカデミー賞で司会のクリス・ロックに平手打ちを食らわしましたねえ。
どうせなら、「インデペンデンス・デイ」のエイリアンみたいに、拳で殴って欲しかった。
彼はやっぱり、やんちゃなキャラが、よく似合う。
冒頭、マイクがいきなり結婚式挙げるわ、いつのまにか上司が死んでるわ、あら大変。
式の最中、相棒のマーカスが突然倒れ、救急搬送…うわあ。
生死をさまよって回復した彼は、悟りを開き、恐怖を感じなくなり、屋上で尻を出す。
タイトルの「RIDE OR DEAD」は、「一蓮托生」を意味するらしい。
どんな状況でも、オレたちはいつも一緒だ。
悪の組織にハメられ、お尋ね者になった2人は、上司の真相を確かめるために戦うのでありました。
このバディの面白いところは、時たま、バランスが逆転すること。
基本、マイクが暴走して、マーカスは穏やか。
ところが、マーカスがブチ切れると、マイク以上に暴走する時がある。
立場が逆転して、マイクがなだめるようになるのが笑えちゃう。
ストーリーもアクションも、ほどよくユルくて、あんまり緊張感がありませんが、
90年代の呑気さが感じられて、何だか、微笑ましい。
おっさんになって、体が重くなったなあ。
二丁拳銃横っ飛び、やっぱりやるんだ。
敵の弾は当たらず、こっちの弾は、百発百中…みたいなノリ、嫌いじゃないです。
ゲーム画面みたいな構図や、ドローンなんかも、今風でいいかも。
たぶん、この映画のテーマは、「友達となかよくしよう」ですね。
マイケル・ベイが、チラリと登場しますが、見逃して構いませんのでよろしく。
いいなあ、こういう、ユルい世界で生きてみたいもんです。
何故、危険を顧みずに、戦えるのか。
傍らに、友がいるからだ。
何故、悪い奴らに立ち向かえるのか。
一緒に怒ってくれる、相棒がいてくれるからだ。
オレらは、最高最強のバディ。
その名は、バッドボーイズ。
…悪者を倒すために、相手以上にワルになれ!