映画熱


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映画 「津田寛治に撮休はない」

どこを切っても、津田寛治。 …まるで、津田寛治アメのような映画。

 

 

津田寛治が、津田寛治を演じます。

 

ええと、津田寛治という俳優が、津田寛治という俳優を演じます。

 

おんなじかぁ、シンプルだけど、ややこしいですね。

 

 

監督・脚本は、菅野孝幸。 彼は、只者じゃありませんな。

 

しましまあ、よくも、こんな映画を撮ったもんです。

 

かなりの天才かもしれませんね。

 

 

 

俳優が自分を演じる映画といえば、思い出すのが

 

「その男、ヴァン・ダム」。あれは、いい映画だったなあ。

 

 

 

日本映画でも、「鎌田行進曲」とか、

 

今流れているシーンが、実は撮影でした、という場面展開がありました。

 

最近だと、「宮松と山下」での香川照之が、記憶に新しい。

 

こういうパラドックスって、映画マジックって感じで、面白いんですよね。

 

 

本作は、俳優としての自分を演じて演じて演じまくって、

 

いつの間にか、境界線がわからなくなってしまう、まさに「迷宮」。

 

今この役を演じているのは、俳優としての自分なのか、

 

この役そのものが、本来の自分自身なのか、それとも…

 

 

 

職歴が浅い俺が言うのもなんですが、

 

仕事っていうのは、最初は必死で無我夢中だけど、

 

ある程度覚えると、自分なりの考えを反映するようになる。

 

仕事が身に付いてからが、自分で、仕事を面白くしていくのだ。

 

 

映画の主人公は、俳優としてはプロフェッシャルな達人。

 

どんな要求にも応えて、完璧演じられる男。

 

デキるもんだから、次々と仕事を増やしまくり、

 

たくさんの役柄を、同時並行で演じ続け、いつしか、撮休を取らなくなってしまう。

 

 

そんな生活を続けていたら、脳がおかしくなっちゃいますよね。

 

案の定、宍戸錠、彼は、次第に混乱していくんですねえ。

 

 

昔、スケジュール帳がびっしり、の状態で充実感を感じる時代があったけど、

 

今それだと、ゾッとしてしまいます。

 

過ぎたるは、及ばざる如し。何事も、ほどほどがよろしい。

 

 

 

演じる、という行為は、実は、誰もが日常的にやっていること。

 

この人の前では、このキャラ。

 

あの人の前では、あのキャラ。

 

知らない人の前では、とりあえずこんなキャラ。

 

意中の人の前では、勝負キャラで。 といった具合。

 

 

混乱するのは、今ここで、自分はどんな顔したらいいのか、わからなくなる時。

 

場の状況が理解できず、笑ったらいいのか、泣いたらいいのか、無言がいいのか。

 

 

よかれと思ってしたことが、裏目に出たり、

 

身に覚えのないことで、突然感謝されたり、

 

予想外の展開に、リアクションがとれなかったり…

 

 

行動でも、思考でも、ヘビーな混乱が続くと、

 

いつしか、自分の中で、迷子になる。

 

ここはどこ? わたしはだれ?

 

この映画を見ている、あなたはだあれ?

 

 

 

映画を見た後、トイレに行ったら、鏡の中の自分をよく見てみましょう。

 

そこに映っているのは、ホントにあなたですか?

 

もしかして、津田寛治になっていませんか。

 

ぜひ、なったつもりで、ニタァっと笑ってみて下さい。

 

 

 

…迷いの森に足を踏み入れたら、もう、出られない!

 

 

 

 

映画 「夜勤事件」

無音、ワンオペ… このコンビニ、やっべえ。

 

 

 

1時間23分というコンパクトさがお手軽なので、

 

頻尿の方も、安心してご覧下さい。

 

 

原作は、Chilla’s Art(チラズアート)の、ホラーゲーム。

 

監督は、永江二朗。 脚本は、赤松義正。

 

 

 

主人公は、深夜のコンビニでバイトする、若い女性。

 

舞台は、コンビニ。以上、実にシンプルな構成。

 

 

昼の勤務は男性1人。夜の勤務は彼女1人。

 

店長は、連絡が取れない状態が続いているらしい…

 

このコンビニ、大丈夫か?

 

 

ある日、コンビニの地下室で、死体が発見される。

 

第一発見者である彼女は、警察の事情徴収を受けることになり、

 

その供述の中で、身の回りに起こった“怪異”について語り出すのだった…

 

 

 

主演は、南琴奈。映画初主演だそうで、フレッシュな人材。

 

恐怖場面に際しても、肝が据わったような、腰が強いイメージがある。

 

不穏な空気から、だんだんとヤバい領域に入っていく段階で、

 

次第に、女の子らしい怖がりぶりも見せてくれるのが、楽しい。

 

 

 

それにしても、このコンビニは、異常だ。

 

基本、コンビニって、音楽が流れているもんだと思ってたんだけど、

 

ここは、全くの無音状態。

 

 

ただ、入口の、“いらっしゃいませ的なメロディ音”だけは、しっかり流れる。

 

このセンサー、非常に鋭敏らしく、“人間以外のもの”にも、反応してしまう。

 

 

色んな“お客様”が、色んなところから来店しますので、お楽しみに。

 

 

 

 

昭和のおっさんとしては、ツッコミたいところがチラホラ。

 

①怪しい配達物が、こまめに届く。

 

 どこかで見たような、恐怖新聞だなあ。

 

②「呪いのSDカード」なるものが登場。

 

 どこかで見たような、リングですなあ。

 

③体育座りの少年が、やたらに現れる。

 

 どこかで見たような、呪怨だよなあ。

 

 しかもこの少年、トシオ君と違って、体格がいいところが、

 

 何だかいいもの食ってそうで、イタイタしくて泣かせます。

 

 

 

そんな、魅力的な要素が盛りだくさんの内容なので、

 

ワクワクしながら楽しいひとときをお過ごし下さい。

 

 

ゲームだからたぶん、展開や終わり方にもいくつかパターンが

 

ありそうなものだから、

 

ひねりの効いたラストも、それなりに色々と組み込んだんでしょう。

 

エンドロールが終わってからも、重要なオマケ映像がありますので、

 

最後までしっかりと見届けましょう。

 

 

 

生まれたからには、生きねばならぬ。

 

生きるためには、働かねばならぬ。

 

働くためには、職場を見つけねばならぬ。

 

きっとそこは、何か縁があって、たどり着いた場所なのかも。

 

 

 

俺はこの映画を見て、無性にコンビニに行きたくなりました。

 

音楽が流れているかどうか、確認したくなったのです。

 

映画の後によく立ち寄る、あのコンビニに…

 

 

 

あなたの最寄りのコンビニは、音楽が流れていますか?

 

女の子がひとりで働いていませんか?

 

 

…あなたが入る時に、あのメロディが流れますか?

 

 

 

 

 

 

映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」

一番狂ってる奴が、最強。

 

 

せっかく1作目を見たので、しっかりドラマを全部見てから、いざ映画館へ。

 

いや~ 冒頭から爆笑でしたねえ。

 

全然知らないで見た人は、そういう映画なの?と思ったかも。

 

まあ、そういう映画なので、しょうがないけど。

 

 

莫大な財宝をめぐっての争奪戦は、いよいよ網走刑務所へ舞台が移る。

 

ラッコ料理で精力をチャージした主人公チームは、いざ本拠地へ。

 

 

そこは、まさに要塞。

 

どうやって潜入するか、どう戦うか。

 

物語が進む上で、色んな人との関係が、接近したり、いがみ合ったり。

 

利害一致による協定、裏切り、寝返り、多様な戦い方。

 

 

よく食べ、よく寝て、たくさん歩いて、思う存分戦い、殺し合う。

 

出会って別れ、愛して愛され、信じて騙されて、人は、強くなる。

 

 

ううむ、映画の説明になってないかもしれませんが、

 

内容をクドクド言ったところで、面倒くさいし、他の人の方が上手。

 

俺は、俺の感覚で、俺が見た映画を、心の栄養として吸収すればいいのだ。

 

 

不死身の杉元、アイヌの少女アシㇼパ、占い師インカラマッ、スナイパー尾形など、

 

個性豊かな登場人物たちが、ガチでぶつかり合う。

 

白石の体の柔らかさは、レインボーマンの月の化身のようだ。

 

山田杏奈のすばらしい頬骨は、接近戦で人を殴れるぞ、真横からヘッドバッド!

 

狂人・鶴見と、彼を慕う変態チームは、血の通った最強の兵隊!

 

 

 

こんなに濃ゆい面子が大挙してぶつかって、面白くないはずがない。

 

走れ! 飛べ! 撃て! 突き刺せ! ぶった斬れ! そして、仲間を守れ!

 

体力無限、欲望の塊、血しぶきあげて、突進せよ!

 

 

ここは~ あばぁしぃり~ ばん~がぁいぃちぃ~

 

 

 

物語は、まだまだ続くらしい。

 

じゃあ、俺からひとつ、頼みたいことが。

 

 

…土方歳三を演じる舘ひろしが存命なうちに、どうか決着をつけてくれ!

 

 

 

 

 

映画 「災 劇場版」

気がつけば、そこに奴がいる。

 

 

 

タイトルは、「さい」と読みます。

 

2025年に、WOWOWで放映された連続ドラマの劇場版だそうで、

 

60分×6回分の尺を、128分に編集。

 

新しいスタイルのサイコホラーをお楽しみ下さい。

 

 

 

心に闇を抱えて悩んでいる者が、次々と登場。

 

そこにやたらと現れる、謎の男。たぶん、彼が主人公でしょうか。

 

どういうわけか、どんどん人が死んでいっちゃう。

 

事故なのか殺人なのか自殺なのかは、よくわからない。

 

彼が関与していることに間違いはなさそうなのに、

 

具体的な場面は出てこないから、怪しい雰囲気だけが残る…

 

 

ある「男」を演じるのは、香川照之。

 

さり気なく現れるところが、不気味であります。

 

しかも、キャラクターがバラエティ豊かで、実に多彩。

 

「爆弾」の佐藤二朗も面白かったけど、こっちの方が断然コワいです。

 

 

 

原案は、5月。

 

ピタゴラスイッチで有名な佐藤雅彦研究室から生まれたc-projectを経て、

 

2020年に発足した監督集団だそうな。

 

監督・脚本・編集は、関友太郎&平瀬健太朗のコンビ。

 

彼らが生み出した「宮松と山下」は、すげえ興奮しました。

 

それに続き、香川照之を起用。この男は、彼にしか演じられない、と。

 

 

スキャンダルとか色々あったけど、こうして仕事がもらえてよかったじゃん。

 

たぶん、もともと性格が悪そうなので、それが演技に生きているような気がします。

 

役者は、演じてこそ生き生きしてくるものなので、何だか楽しそうでした。

 

 

刑事・竹原ピストルの、くたびれた焦燥感がいい。

 

女刑事中村アンが、遺体に共通する手がかりを見つけて捜査を継続する姿を、

 

黙って見守るおっさんの悲哀が滲み出ていて、こちらもため息が出てしまう。

 

こうしている間にも、次々と死体が増える・増える・増えまくる。

 

 

孤独、苛立ち、あきらめ、罪悪感、後悔といった、どうにもならない感情。

 

安達祐実、松田龍平、じろう、坂井真紀、諏訪太郎、蛍雪次郎、早織といった

 

個性豊かな曲者がたくさん出演していて、実に豪華。

 

個人的には、内田慈が切なくてよかった。彼女はこういう役柄が、実に巧い。

 

 

 

人に災いをもたらす者は、実在する、と思う。

 

本人が自覚しているかどうかはともかく、確実に存在する。

 

疫病神とか、座敷童とか、姿かたちは色々あるけれど、

 

人は、人の言動によって、いとも簡単にスイッチが入ってしまう。

 

黒沢清監督の「CURE」を思い出すなあ。

 

 

 

さり気なく傍らに現れて、親しみやすそうに近づいてくる男。

 

にやけたようなうす笑いが、ますますコワい。

 

「ゆれる」「オボエテイル」「宮松と山下」を経て、

 

香川照之の演技は、ますますヤバくなっております。

 

これは「ユージュアル・サスぺクツ」のケヴィン・スペイシーの領域に近いかも。

 

醜悪なおっさん、七変化。得体の知れない恐怖が、劇場の隅々まで漂います。

 

 

人間の声を多重録音したような音楽が、これまた秀逸。

 

悲鳴のような不協和音は、「関心領域」のラストシーンのように反響する。

 

 

 

恐ろしきは、人の心と、無意識な行動。

 

気がつけば、そこに、奴がいる。

 

 

…彼の目を、まともに見るな。もっていかれるぞ!

 

 

 

 

 

 

映画 「木挽町のあだ討ち」

あだだだだだだだ、ほわちゃ~っ!

 

 

ようやく症状が改善してきたので、やっと映画館へ。

 

原作は、永井紗耶子の同名小説。(直木賞と山本周五郎を賞受賞)

 

監督・脚本は、源孝志。(64歳にして、何と6本目!)

 

 

タイトルは、「こびきちょう」と読みます。

 

NC旋盤の仕事をしていた時に、「挽き物」という言葉があったので、

 

何だか、懐かしい文字ですわ。

 

 

舞台は、江戸時代の芝居小屋。

 

ある日、田舎の侍が、初めて江戸へやって来ます。

 

彼は、今や伝説となった、ある仇討ち事件について知りたいと言う。

 

本懐を遂げた青年は、ここでお世話になっていたらしい。

 

謎を解き明かしていくことで、深い闇が明らかになっていく…

 

 

 

主人公の「探偵」を演じるのは、江本佑。

 

原作では、名前くらいしか登場しなかった存在だそうですが、

 

彼を語り部として物語が進んでいくことで、新鮮さがあるのでしょう。

 

芝居小屋で働く人たちも、。個性豊かで、親しみを感じます。

 

行き場のない者が、たどり着いた、大切な居場所。

 

そこは、仲間たちを思いやる、あたたかいコミュニティであった。

 

 

 

「国宝」は、壮絶で切ない物語だったけど、

 

こちらは、底抜けに明るいです。

 

個人的には、「おーい応為」同様、こっち側の方が好みです。

 

金田一耕助のような、飄々としたキャラが、なかなか魅力的。

 

腰が低く、親しみやすい人柄で、金がないから、飯をおごってもらったり、

 

いいところを褒めて、失礼をしたらすぐに謝って、憎めない男。

 

 

芝居小屋の人は、渡辺謙、瀬戸康史をはじめ、面白い俳優がたくさん。

 

二人ほど、エンドロールで名前を見てびっくりした人がいたので、

 

ここではあえて、細かいことは言わないでおきましょう。

 

 

 

この映画もまた、映画館で見ることができてよかったと思う。

 

冒頭の、構図、色彩、手作り感のある美術が、

 

観客を一気に、物語に引きずり込んでいく。

 

 

基本的にのんびりしたお話ですが、最初と最後はビシッと決めます。

 

俺は途中で二回ほど座り直しました。

 

身構えた。おしっこも大丈夫だった。

 

映画館で映画を見られることが、ただひたすら、嬉しかった。

 

膀胱も、本懐を遂げることができて、喜んでおります。

 

 

 

白い雪に、赤い着物に赤い傘。

 

刀がキラリ。 …やがて、真っ赤な鮮血がほとばしる。

 

ああ、膀胱にしみるぜ。

 

 

 

男たるもの、行かねばならん時があり、

 

誰かがやらねばならんことがあるのだ。

 

心の痛みに耐え、排尿の痛みを乗り越えて、

 

己のやるべきことを、成し遂げるのだ。

 

 

 

おのおの方、ようく見ていておくんなせえ。

 

ここで会ったが、百年目。

 

今、まさに、雪辱を果たす時。

 

 

…いざ、尋常に勝負!

 

 

 

(上映終了後、落ち着いて穏やかに排尿することができました)

 

 

 

人生初の、膀胱炎×前立腺炎発症。

2月中旬のある夜、トイレに起きた時に、その異変は起きました。

 

何だか、おしっこが熱いような気がする…

 

熱でもあるのかなあ、と思ってそのまま寝たんですが、

 

もともと頻尿なので、明け方にもう一回起きる。

 

 

やっぱり、熱いなあ、と思ってたら、排尿が終わる時に、激痛が!

 

思わずうめき声が出て、終わった後もジンジンして、

 

朝まで熟睡できなかった…

 

 

妻に話したら、それって、膀胱炎じゃないの、とのこと。

 

ネットで調べたら、なるほど、症状が合ってる。

 

女性に多くて、男性はなりにくいらしい。

 

何でも、尿道と膀胱の距離が違うから、とか。

 

 

その時はあいにく、2月後半の三連休直前だったこともあり、

 

医者は休みだわ、仕事は忙しいわで、

 

仕方がないので、ドラッグストアで漢方薬を購入。

 

いくらか効いたような気もするけど、よくはならない。

 

 

発症から一週間くらいして、ようやく受診できました。

 

その頃には発熱もあり、一時間おきにトイレに行くレベル。

 

幸い、近所にある、循環器も診てくれる内科が、俺の主治医。

 

 

先生に症状を話すと、膀胱炎だね、という診断。

 

すぐに抗生物質を処方してもらいました。

 

ウィルスじゃなくて、細菌だから、薬が効くんですね。

 

それから、血圧の薬も。

 

(去年ももらったんだけど、途中からもらいに行かなくなっちゃった)

 

 

飲み始めて3日ほどすると、徐々に痛みがやわらいできました。

 

痛みはゼロではないけど、だいぶ楽に。

 

しかし、もらったのは5日分だけ。

 

飲み切っても、何だかまだ、奥の方がスッキリしない。

 

もう一度ネットで調べてみると、前立腺が怪しいみたい。

 

前立腺って、精液の分泌を行う器官ですよね。

 

 

…よし、ここはひとつ、試してみよう。

 

久しぶりに、センズリをこいてみたんですね。

 

エロDVDをひっぱり出して、トライしてみました。

 

勃起はするし、ちゃんと、出そうになってきて…

 

ドキドキしながら、いざ、射精。

 

 

それはまるで、トマトジュースのようでした。

 

ドロッとした赤い血が混じった、初めての情景。

 

ケチャップほどドス黒くないけど、キョロットジュースよりは赤い。

 

 

…うわ、えらいこっちゃ!

 

 

で、受診から一週間後に、もう一度病院へ。

 

先生に、正直に話しました。

 

痛みはよくなってきたんだけど、まだ奥の方がスッキリしないこと。

 

センズリこいた、血が出たこと。

 

 

がっつり、「前立腺炎」だと診断されました。

 

前より強い薬を、さらに一週間分、処方してくれました。

 

これで効かなかったら、専門の医療機関かなあ、と。

 

で、終わり際に言われました。

 

…あまり、いじらんようにね。

 

 

 

今度の薬は、おおお、効く・効く・効く。

 

一週間服用したら、劇的に改善してまいりました。

 

抗菌剤、すげえ。

 

抗生物質は、偉大なり。

 

 

まあ、発症してから受診するまで、一週間もかかってしまったのが

 

よくなかった。

 

何しろ、初めての経験なもので。

 

試しに漢方薬を飲むのもいいけど、

 

症状が強かったら、すぐに病院に行った方がいい。

 

 

だいぶよくなったけど、あと5日間分だけ薬をもらって、

 

それでよくなったら、終わりにしていい、ということに。

 

血圧の薬は、ちゃんと飲むように、と。

 

そっちは1ヵ月分もらったので、なくなった頃にまた来院することになるから、

 

気になったら、またその時に相談すればいいかな、と。

 

 

血圧が高いと、病気になった時のリスクが大きい。

 

なるほどなあ、と思いました。

 

 

あ、で、体調がよくなってきたので、

 

また、やってみました。センズリを。

 

そしたら…

 

 

今度は、白い奴が出てまいりました~笑

 

シャア専用ザクから、アムロのRX78ガンダムに。

 

ジークアクスのシャアガンダムを見ると、膀胱と前立腺がうずくぜ。

 

 

 

というわけで、桑畑は順調に老化しております。

 

そんなわけで、しばらく映画館へ行けませんでした。

 

 

年末年始に、得体の知れない風邪を長期にわたってひき、

 

それを克服した途端に、膀胱炎と前立腺炎をW受賞。

 

もう、何冠かわからんですなあ。

 

 

 

ようやくここにきて、映画館へ行ける身になりました。

 

今年は極端に見た本数が少ないけど、

 

いい映画をできるだけたくさん見たいと思っております。

 

 

 

この後、映画記事を再開しますので、またよろしく。

 

 

 

 

 

映画 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」

魔女・悪女・妖艶な魔力を秘めた女に気をつけろ。

 

 

シリーズ2作目が、なんと5年ぶりに登場。

 

初老のおっさんにとっては、記憶がヤバいですが、見に行きました。

 

 

ギギ・アンダルシア嬢は、謎の少女という設定ですが、

 

これはもう、しっかりした大人の女であります。

 

いや、カタカナで「オンナ」と表記した方がいいかも。

 

 

本作はまさに、彼女を主眼において、楽しむべき1本かも。

 

ハサウェイ・ノアも、ケネス・スレッグにしても、

 

彼女を前にすると、どうも脇が甘くなるような隙を感じてしまう。

 

まあそこが、魔性の女としての魅力なんでしょうけどね。

 

 

時は宇宙世紀0105年。「シャアの反乱」から12年が経過した時代。

 

主人公は、ハサウェイ・ノア。(ブライト・ノアの息子)

 

地球連邦政府に抵抗する組織「マフティー」のリーダーである彼は、

 

連邦政府官僚が終結する、アデレード会議を襲撃するための準備を進めていた。

 

 

一方、連邦軍大佐であるケネス・スレッグは、マフティーを殲滅すべく、

 

計画を着々と実行していくのだった。

 

 

その二人の間を行ったり来たりしながら、意味深な微笑みを浮かべる女。

 

ギギ・アンダルシアこそが、まさに本作の主役と言うべきではないかと。

 

 

 

 

とにかく、ギギがやたらドアップに大胆に、画面を占拠しまくり。

 

服を着ていたりいなかったり、泳いだり風呂入ったり、

 

男に寄りかかったり、抱き着いたりキスしたり、

 

走ったり跳んだり、ああ、目のやり場が忙しい。

 

 

 

モビルスーツ戦は、相変わらず暗闇が多いので、

 

一瞬キラリと光ったか思うとすぐにダークアウトして、

 

こちらもこちらで、神秘的な美しさがある。

 

 

メカは、チラ見せ。

 

オンナは、バーンとクローズアップ。

 

おお、これがまさに、「大人のガンダム」というシロモノだろうか。

 

 

 

 

 

売店で買った、「量産型νガンダム」のラバーコースターをさっそく使用しながら、

 

この記事を書いております。

 

 

 

 

 

ハサウェイは、激昂すると、見境がなくなるようなところがある。

 

彼の心の中には、色んな魂のかけらが、充満しているようだ。

 

「逆襲のシャア」の名場面やキャスト、懐かしいキャラたちが、

 

彼とともに、ファンの脳内を、華麗に駆け巡り、揺れ動く。

 

 

時間の経過とともに、肉体は衰え、記憶は薄れていっても、

 

魂に刻まれた、戦士たちの勇姿を、俺たちは忘れない。

 

 

 

三部作だそうだから、次回作が公開される頃には、さらに年を取っているだろう。

 

だけど、俺たちは、映画館という宇宙(そら)に、何度でも上がる。

 

一年戦争を共に戦い抜いた、一兵卒として、

 

息子たちの戦いを、見守ってやりたい。

 

 

ハサウェイよ、ギギよ、思う存分、生き抜いてくれ。

 

そして、たっぷり見せてくれ。

 

 

…新しい、現在(いま)のガンダムとやらを。

 

 

 

映画 「クスノキの番人」

思いは、言葉を超えて、静かに、確実に、伝わるもの。

 

 

今年最初の映画記事は、東野圭吾原作のアニメーション映画。

 

月郷神社にそびえる神木・クスノキにまつわる、幻想的な物語です。

 

 

主人公は、ロクな目に遭わない、不遇な青年。

 

ああ、彼の境遇は、俺にも共感できる部分がある。

 

しかしながら、彼自身のひねくれっ度合いがまた、災いや不幸を

 

呼び寄せているような気もして、自戒の心を携えて、この映画を見ました。

 

 

職場では濡れ衣を着せられ、不当に解雇され、仲間だと思っていた奴らには

 

裏切られ、ハメられて逮捕されてしまいます。

 

ああ、自分なんか、この世に生まれてこなければよかった。

 

この先、いいことなんて、あるはずがない…

 

 

そう思った矢先、彼を救い出してくれるという、奇特な女性が現れます。

 

彼女は、弁護士を通して、条件に従うなら、釈放してくれると言う。

 

 

 

彼にとって、選択する余裕なんてなかった。

 

で、その条件が、クスノキの番人として、管理事務所で働くことだったんですね。

 

 

どうやら、このクスノキには、特別な力があるらしい…

 

 

 

 

 

監督は、伊藤智彦。脚本は、岸本卓。

 

「銀の匙」「HELLOW WORLD」のコンビですね。

 

声の出演は、高橋文哉、天海祐希、齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかお、

 

      子安武人、田中美央、神谷明。

 

俳優陣が豪華なので、実写映画の方がいいんじゃないかとも思いますが、

 

声だけの演技に耳を傾けて、プロの声優陣との共演として、

 

聞く側演じる側、双方にとって新鮮な面白さがあるかと。

 

特に、天海祐希は、音圧の迫力があって、存在感抜群でしたね。

 

 

絵柄がシンプルな分、肉声に耳を傾けながら、映画を楽しみましょう。

 

 

 

 

 

言葉というのは、気持ちや意思を伝えるためにある。

 

思いをこめた言葉で、相手にメッセージを送る。

 

電話や手紙、メールやLINEでも、言葉は伝えられる。

 

 

しかし、思いを直接、ダイレクトに届けられたら、どうなるだろうか。

 

聞き間違いや言い間違い、勘違いや早合点の心配もなく、

 

ストレートにそのまま、感覚と感情に訴える。

 

 

これって、すごいことなんだけど、ある意味、コワいかも。

 

だからこそ、ちゃんとしたやり方で、覚悟して行わねばならんのでしょう。

 

 

人間、追い詰められて逃げ場がなくなると、視野がせまくなってしまう。

 

だけど、心に余裕ができると、考える力がよみがえっていく。

 

主人公の青年は、色んな人と出会い、やり取りを通して、

 

自分の生きる姿勢を考え直し、再構築をし始めるのです。

 

大いなるクスノキに、見守られながら…

 

 

 

誰にも、知られたくないことがあり、

 

誰しも、誰かに理解して欲しい気持ちがある。

 

 

神秘な力は、生き物の魂と細胞に宿る。

 

未知なる感覚を研ぎ澄まし、己の心を解き放つべし。

 

 

…どうか、伝わりますように。わかってあげられますように。

 

 

 

追悼 N先生

2025年12月、新聞の死亡欄において、

 

N先生の訃報を知りました。

 

お悔み申し上げます。

 

 

 

亡くなられたのは一年前だそうで、故人とご家族のご希望で、

 

一年後に公表されたとのことです。

 

 

 

先生とは、いわゆる「茶飲み友達」のご縁で、

 

俺がうつで療養中の時に通っていたカフェ「T」の常連客でした。

 

映画の話をしたり、気さくにお話しして下さったことを、

 

今でも昨日のことのように覚えております。

 

 

お会いした回数は、そう多くはありませんが、

 

俺のことをちゃんと覚えていてくれて、

 

時にはワイルドに、楽しい会話の時間を共有させていただきました。

 

 

沈み込んで苦悩していた頃に、あたたかい言葉をかけてくれたり、

 

岩下志麻のモノマネをして笑わせてくれたり、

 

たくさんの思い出を、ありがとうございました。

 

 

直筆のサインをいただいたご本は、一生の宝物にします。

 

 

 

 

俺の心の中で貴女は今でも、エネルギッシュに輝いております。

 

あちらの世界でも、色んなこと、楽しんで下さいね。

 

 

 

ご冥福を、お祈りします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年映画熱ランキング その5 「名台詞編」

いよいよランキング記事も、これで最後です。

 

いい映画には、いい台詞があります。

 

俺の心に響いた名台詞を、25個ほど、ご紹介しましょう。

 

当然ながら、ネタバレが多少入りますので、ご容赦下さい。

 

ご愛読ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

 

 

 

 

1.『…あんた、誰!』(ワン・バトル・アフター・アナザー)

 

父親かもしれない男絡みで追跡され、カーチェイスの果てに、銃で撃ち殺した後に、

 

駆け付けたディオカプリオに、銃を構えたまま、娘が絶叫します。

 

これは、スカッとするキメ台詞でした。おねえちゃん、カッチョええ!

 

 

 

2.『…おかえりなさい。』(鬼滅の刃 無限城編第一章)

 

映画の終盤、殺された新妻が、アカザにかけてくれた、珠玉の言葉。

 

ボロボロになった男の魂に、人間らしいぬくもりが注がれる、美しい場面でした。

 

 

 

3.『…宇宙(そら)って、自由ですか?』(機動戦士ガンダム ジークアクス)

 

主人公のマチュは、ここじゃないどこかへ、飛び出したかった。

 

言った直後、もうすでに、彼女はスタンバっております。

 

 

 

4.『…あきらめるなら、ちゃんとあきらめなさいよ!

 

   あたしに言っても、しょうがないよ!』(かくしごと)

 

超能力があっても、人を好きになった気持ちをどうするかは、本人次第。

 

開いてを理解し、背中を押してあげるのは、一番の超能力かもしれませんね。

 

 

 

5.『…広瀬が、見ているぞ!』(雪風)

 

戦いが始まる直前、艦長は、戦死した広瀬がみんなを見守っている、と

 

乗組員たちに言い放ちます。 おおうっ!と士気が高まる、熱い場面でした。

 

 

 

6.『…もう、いいじゃないですか。』(見える子ちゃん)

 

除霊の場面で、悪霊にこう言います。悪霊退散!みたいな号令じゃなくて、

 

普通に語りかけているところが、リアルに効果的で面白いと思いました。

 

 

 

7.『…あかんかったわ…あかんかった…うわあああん!』(ナイトフラワー)

 

壮絶な戦いの後、血だらけになって、号泣・嗚咽・慟哭・絶叫。

 

ああ、生きているって、素晴らしい。

 

戦いを見守ってくれる人がいるって、幸せなこと。

 

「百円の恋」の安藤サクラの場面と合わせて、記憶しておきたい名場面でした。

 

 

 

8.『…後悔は流砂。底なし沼だぞ。』(レイヴンズ)

 

悔やんでも、なかったことにはできない。

 

その時に、やれるだけのことをやったから、今があるのだ。

 

 

 

9.『…頭脳は、腕力に勝る。』(スーパーマン)

 

最強の力を持つ男が言うと、重みがあるなあ。

 

 

 

10.『…幽霊も、やさしい人にひかれるひかれるんだよ。

 

    だからオレは、お前を選んだ。』(事故物件 ゾク 恐い間取り)

 

はあ、そんなもんですか…えええっ、それって、そういうことですかぁ?

 

まいったなあ、それなら最初から言って下さいよう。

 

 

 

11.『…同じ場所にいると、物事が見えなくなるのよ。』(リー・ミラー)

 

行動してみなけりゃ、何も始まらないし、何も変わらない。

 

考えてもわからないなら、思い切って飛び込んで、後は、出たとこ勝負!

 

 

 

12.『…その顔に、自分が食われるぞ。』(国宝)

 

国宝のじいさんに、主人公が言われます。

 

美しく生まれた者には、魔物が宿るのでしょうか。

 

イケメンには、イケメンの苦悩があるんでしょうね。

 

 

 

13.『…気持ちは、わからなくもない。』(爆弾)

 

染谷将太が、ぼそっとこう言います。

 

これは、何だか、あらゆる場面で使えそうな台詞ですな。

 

あのこと、君はどう思う?とか言われて、返答に困ったら、こう言えばよろしい。

 

肯定でもなければ、否定でもない。おお、これは便利だ。ぜひ、使ってみよう。

 

 

 

14.『…すうっ、ぱちん。』(盤上の向日葵)

 

これは、台詞と言っていいのかどうかわかりませんが、将棋を指す時の、駒音です。

 

主人公が、窓から飛び降りて自殺しようとしたら、背後でこの音がします。

 

そんなつまんねえことするヒマがあったら、オレと対局しろ。と言っていますね。

 

 

 

15.『…鬼は内! 福は外!』(悪鬼のウイルス)

 

逆じゃねえか、と言われそうですが、鬼を閉じ込めるために、この呪文が必要らしい。

 

節分の時にこの映画を見たら、思わず間違えてしまいそうなので、要注意。

 

 

 

16.『…ママを踏まないで!』(終わりの鳥)

 

口うるさい母親が、小さい何かに姿を変えられて、さあ大変。

 

娘が思わず言い放った言葉に、場内がほっこりしました。

 

 

 

17.『…生きることを許されたから、あなたは大人になれたのよ。』(ロングレッグス)

 

そうだよなあ。誰かが肯定してくれなかったら、人は生きられないもんね。

 

どんなに孤独でも、冷たくされても、誰かが、見守ってくれる。だから、今がある。

 

 

 

18.『…オレは、お前もあいつも許さねえ。でも、あいつが

 

    お前を殺すのは、もっと許さねえ!』(名探偵コナン 隻眼の残像)

 

男の台詞ですねえ。おっさんは、こういう言葉にシビレます。

 

ああ、こんなこと、言ってみたいなあ。言う機会がないけど。

 

 

 

19.『…知れば知るほど、わからなくなる。』(異端者の家)

 

このおっさん、とにかく、よくしゃべる。話が止まらない。

 

考え過ぎて、自分でも何やってるかわかんなくなっているのかも。

 

友達、いないんでしょうねえ、たぶん。俺も奴の友達になるのは嫌だけど。

 

 

 

20.『…そうか、お前がそう言うなら、そうなんだろう。』(夏の砂の上)

 

お、これもまた、日常生活で使えそうな感じ。

 

言葉そのものは、投げやり的に見えますが、誰が誰にどう言うかで、

 

込められた思いは、まるで違ってくるものです。

 

ああしろ、こうしろ、とやたらに言われるよりは、この方が懐が広いかも。

 

こう言われて、気分が楽になったら、それは、そういうことなんでしょう。

 

 

 

21.『…お前、その犬、どうすんだ。食うのか?』(おーい、応為)

 

娘が犬を拾って帰って来たのを見て、父親が言います。

 

江戸時代だからこその、ユーモラスな台詞でした。

 

ポン・ジュノ監督「ほえる犬は噛まない」を思い出すなあ。

 

 

 

22.『…見つけてくれて、ありがとう。』(近畿地方のある場所について)

 

普通の言葉なんですが、ある相手から言われたら、コワいでしょうなあ。

 

もし言われたら、どういたしまして、とでも言えばいいのだろうか。

 

 

 

23.『…それは、天才ゆえの、不潔さってもんさ。』(ゆきてかへらぬ)

 

詩人・中原中也が、ぽつりとこう言います。

 

う~む、わかったような、わからんような… 不思議ですねえ。

 

たぶん、煙に巻いたような、煙をくゆらせたような、言い回しでしょうか。

 

 

 

24.『…強い者に守られた弱い者は、強くなって、

 

    今度は、自分より弱い者を守るようになるんだ!』(鬼滅の刃)

 

鬼滅からもう1つ。これはもちろん、炭治郎の台詞です。

 

注がれた確かな愛情は、決して枯れない。まかれた種は、成長していく。

 

心も体も鍛え抜いた男の、心の奥底にある、熱情を感じ取るべし。

 

 

 

25.『…いい感じよ。』(旅と日々)

 

最後は、つげワールドでシメましょう。

 

「海辺の風景」での、ラストシーン。

 

海岸で出会った、男と女。女は、明日帰ると言います。

 

 

(以下、原作の台詞)

 

 

私 ものすごい勇気だして… ビキニ着てきたの

 

すごいや

 

これで一度泳いでみたかったの

 

よく似合うよ すごくきれいだよ すごく

 

あなた いい人ね

 

 

この後、しばらく二人で、雨模様の海で泳ぎます。

 

美しい情景の中、さっそうと泳ぐ彼を見つめて、

 

傘をさした後ろ姿の彼女が、つぶやきます。

 

 

あなた すてきよ

 

いい感じよ

 

 

 

俺の脳内で、漫画の情景と、映画の情景がシンクロしました。

 

ああ、やっぱり、映画って、いいものですね。

 

ではまた、ご縁があれば、お会いしましょう。

 

 

 

 

 

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