映画 「遊星からの物体X ファーストコンタクト」
特殊メイクが素晴らしい。 …SFホラー映画の楽しさを、存分に味わいましょう。
1951年の「遊星よりの物体X」、1982年の「遊星からの物体X」を経て、
3度目の映画化となる、「THE THING」の登場です。
ジョン・カーペンター監督の2作目があまりにも凄かったので、
SFホラー映画の傑作として、伝説になっていた作品。
今回は、その前日譚として語られていますが、
内容はほとんど一緒(笑)なので、気にしないで楽しみましょう。
南極で発見された、氷づけになった謎の構造物と生物を調査するために、
博士御一行が、はるばるやって来た。
お約束の展開で、持って帰るだの、サンプルを取れだのとモメているうちに、
怪物が生き返って大暴れ。さあ大変だ~わっしょいわっしょい。
未知の物質とか、未知の物体を扱うにしては、かなりテキトー。
でも、そこがいいんですな。みんな、かなりいい度胸しています。
怪物は、どうやって人類を襲うのか…?
彼らの目的は、いったい何か…?
ユルいストーリーに対して、ハードな特撮。
これは、見事な出来です。’80年代のSFXを思い出しますな~
映像や造形がスバラシ過ぎるので、途中からストーリーはどうでもよくなりました。
そして、あのテーマ曲。
エンニオ・モリコーネの名曲が、今宵復活します~♪
アホでマヌケな博士たち。怪物暴れてさあ大変。
疑心暗鬼のサスペンス。みんな仲良く喧嘩しな~って感じです。
この出来なら、俺は文句ないです。
底抜けに楽しい、SFサバイバルアクション映画。
「プロメテウス」より、100倍面白い!
火炎放射器を構えるヒロインの表情も、なかなかよろしい。
気に入ったぜ、この映画。
ポップコーン食いながら、ゲラゲラ笑って一緒にやっつけましょう!
【作品データ】
監督:マティス・ヴァン・ヘイニンゲンJr. 原作:ジョン・W・キャンベルJr.
脚本:エリック・ハイセラー 撮影:ミシェル・アブラモビッチ
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド ウルリク・トムセン
ジョエル・エドガートン アドウェル・アキノエ・アグバエ
トロンド・エスペン・サイム エリック・クリスチャン・オルセン
(2011年アメリカ PG12 上映時間:103分)
☆エンドロールが始まっても、油断しないでね~