「言えなかった真相」
お袋が入院してから、1ヶ月と1週間が経ちました。
すぐに記事でご報告したのですが、親父から緘口令を敷かれてしまって、
家族以外に口外すべからず、ということになったのです。
俺のブログは、同級生や地元の友達も読んでいるので、
記事をすぐに引っ込めたんですが、すでに広まってしまい、
グルっぽでも、大変な騒ぎになりました。
“誰かを守るために”と言った意味は、“実家と、家族たち”を守るためだったのです。
俺が、ちゃんと説明しなかったばかりに、大きな誤解を受け、
大切な読者も、たくさん失いました。
でも、仕方がなかったのです。
ここでは書けない事情が、我が家にはあるのです。
そのことを、少しずつお話していこうとして始めたのが、「俺物語」でした。
実家のしがらみと、自分の生い立ち、恋愛歴を書くことによって、
俺という人格がどのように形成されていったのかを理解してもらおうと…
紆余曲折がありますが、俺の中では1本のストーリーなんです。
お袋は、ようやく意識を取り戻しました。
まだ片言ですが、会話ができるようになりました。
家族の名前も、少しずつ思い出しています。
当初、脳梗塞だと思ったのですが、レントゲンにもCTにも、
あるはずの影が映らないという…
別の病気の可能性も考えて、あらゆる検査をしました。
でも、原因がわからないまま、検査が一通り終わってしまいました。
で、当の本人は、回復傾向にある。
検査が終了したので、今度はリハビリになります。
家族としては、治ってくれるなら、何だっていい。
少しだけ、希望の光が差した思いです。
原因がはっきりしないから、人にもうまく説明できなくて、
ブログにも、中途半端なことしか書けませんでした。
わざと書かなかったんじゃなくて、書けなかったんです。
純粋に心配して下さった方、ありがとう。
誤解させて怒らせてしまった方、ごめんなさい。
お袋は、少しずつですが、回復しています。
お袋が、無事に家に戻ったら、
あの気難しい親父も、少しは優しくなるかもしれない。
たぶん、家族がひとつになるために、必要なことだったのかもしれない。
俺は、そう思うことにします。