6月の言い訳 | 映画熱

6月の言い訳

【今月行かなかった映画とその理由】


「その時は彼によろしく」

長澤まさみの演技を一度くらい見てみたいのですが、今回もどうかなあと。まあ、気が向いたら行くかもしれないので、その時はよろしく。


「ラッキー・ユー」

ドリュー・バリモアは、この間 「ラブソングができるまで」 で見たばっかりだしなあ。似たような題材だし、やっぱりいいや。


「舞妓Haaaan!!!」

阿部サダヲって、名脇役だけど、主役としてはどうかと。ヒロインがシバザキ星人なのも気に食わん。野球拳で勝っても、お前、脱がなくていいよ。見たくねえから。


「ラストラブ」

古畑任三郎と海猫が、海外で恋に落ちました。どうぞ、勝手にやりまくって下さい。


「Watch with me ~卒業写真~」

羽田美智子が出るのは魅力的なんだけど、題材が暗そうなので、気分的にパスします。




今月見に行った劇場映画は、全部で11本。今年の累計は、59本になりました。なかなかいいペース。


最近の映画は、当たりハズレが大きいような気がする。期待したものがあまりなかったことと、不安だったものが意外といい出来だったりしたことが、結果的にラッキーだったかも。


巨匠の手掛けたものがことごとくコケて、新人や若手の方がいいものを作ったイメージが強いですね。俺が思うに、ベテランであろうとなかろうと、いいものを作る姿勢が、作品に表れるということなんだと思います。そういう意味では、メル・ギブソンとデビッド・フィンチャーはエラい。


あ、そうそう、「鉄コン筋クリート」 のDVDを買ったんですが、劇場で見た時と全然違って、何だかショボかった。これはしょうがないですね。蒼井ちゃんも、声優としてはやっぱりヘタですね。


でも、だからといって、劇場で見た興奮が色あせることはないんです。あの時、ストレスに押しつぶされそうになった俺の心を、この映画が大空に飛ばしてくれた。だから、この映画は俺にとって傑作なんです。映画館で見てよかったなあ。


年令とともに、映画の好みも変わっていくのかな。40代に突入しても、やっぱり俺は俺。自分の見方を貫きたいと思います。では、来月もよろしく。  (桑畑四十郎)