2010年10月30日(土)
15時55分
48・5cm
3274g
の
元気過ぎる男の子を出産しました。
出産の2日前
2010年10月28日(木)
朝8時過ぎ
病院の健診に行く前に、トイレに入ったら
おしるしっ!
がしかし
特に陣痛にもならず
病院でも もう少し日にちかかる的な感じな事を言われる。
10月29日(金)
お昼から、スタジオでお腹の写真撮影っ♪
出産後たるんだお腹をコアリズムで、もう一度引き締めるぞぉ~の撮影でしたっ
撮影中
メガネ
『明日産まれたりしてぇ~そしたら、出産の前日のお腹やなぁ~』
が
現実になるとは
この時考えてもなかった…
撮影が終わり夕方帰宅。
夕食後
1週間前からあった前駆陣痛
特に気にしない。
ブログのコメントを色々読んでいたら
『便秘だったのに、全部すっきり出た次の日に出産しました。』
へぇ~
コメント内容によると、出産前に便を出し、赤ちゃんが産まれやすい道を作るように体がなってるらしい…
なるほどなぁ~と思いながら
寝る前にトイレに行くと
便秘ぎみやったのに
溜まってたのが全て出た!って感じに!?
えっ?まさかなぁ~
さっきコメント見たヤツ?
と思ったけど特に気にせず。
お布団に入ったものの
前駆陣痛?によりなかなか寝つけない…
寝てるのか、寝てへんのかよくわからん状態
朝方にトイレへ
トイレから戻り、お布団に入ったら
パチンっ!と下腹部から弾けた音…
!?
これが噂の破水の時にパチンと音が聞こえるってなヤツかぁ?
イヤイヤイヤ~
まさか~まさか~まさかぁ~!
……
寝てる体を起こしてみた。
ドバァ~
破水やっ!!
500のペットボトルくらいの量かなぁ?
枕元にいつ破水してもいいように、バスタオルを置いてたから
股にはさんで
トイレに行って
夜用ナプキンをした。
この時 かなり冷静やった。
きたなぁ~ とうとうホンマに産まれるんやなぁ~
怖いねんけど、怖がってても仕方ないし、ドキドキしてるねんけど、しっかりせなっ!
って感じ。
両親を起こす
メガネ
『お父さんお母さん、破水したから、今から病院電話する』
お母さん
『はいっ!はいっ!はいっ!』
2人共 ガバッと布団から飛び出した。
5時35分病院に連絡
東京の旦那さんにも連絡。
ホンマはこの日、旦那さんは親友の結婚式があってんけど
もし 産まれそうなら立ち合うのを優先するって言うてくれててん
入院セットのバックを持ち
メガネ
『お母さん、早く病院行こう』
お母さん
『そんな慌てんでも、すぐ産まれへんからぁ~』
お母さん
三面鏡の前でお化粧をされている…
メガネ
『そんなん化粧してる場合ちゃうやんかぁ~。お父さんはぁ?』
お母さん
『お風呂入ってる』
メガネ
『お風呂っ!?こんな時にお風呂ってなんなんよ~』
お母さん
『お父さん昨日お風呂入ってないからなぁ、きちゃないねん』
メガネ
『きちゃなくていいねん!母親学級で破水したら子宮にバイ菌が入るから、なるべく早く病院にって教わってんから~』
イライラしてるメガネ
お父さん
『よっしゃ~サッパリしたでぇ~!いよいよやなぁ~理恵~』
メガネ
『お父さん、早く着替えて病院行こう!』
お父さん
『髪の毛セットせなあかんがなぁ~』
メガネ
『セット!?ええからセットなんかせんでも~どこセットすんねんなぁ~』
ドライヤーと 愛用のブラシで
みなさんにお馴染みの量の毛をセットしとる…
シュー シュー
メガネ
『スプレーで髪固めるとかええから~!行こう~』
お父さん
『理恵?もう行けるか?』
メガネ
『行け・ます・よっ!こっちのセリフやし~』
なんだかドタバタしながら
6時30分
お父さんの車で病院へ
この時の痛みは
生理痛の重い感じで、下腹が痛い感じ。
6時35分
陣痛室へ
えっ!
えっ!
えぇ~!!
陣痛室にはベッドが4台あるねんけど
私のベッドの正面のベッドから
アァ~!!!
ウゥ~!!!
ガァ~!!!
イャ~!!!
・・・・・
嘘やろっ…
陣痛ってめちゃめちゃ痛いって聞いたけど
こんなんなるのっ!
人間ちゃうやん!!
獣やんかぁ(>_<)
怖いっ!そして、この人、可哀想
(T-T)
(この獣の様に叫んでる人と、のちに4人部屋で一緒になりお友達になる事に♪)
わぁ~痛いどころの痛さちゃうなぁ!
今の私の生理痛みたいな痛さなんか
痛いうちに入れへんっ!
お父さん
『クックックッ、横の人えらい声なっとるがなぁ~』
メガネ
『何がおもろいねんっ!いややぁ~、理恵もあんな痛くなるんやでぇ~』
お父さん
『あぁ~!うぅ~!(陣痛のモノマネを小声で)クックックッ』
お父さんの毛を
全部むしってやりたかった…
みんな痛い思いしてるんやから~みたいな感じなんやろかっ…
助産師さんに、お薬をもらう(破水したから、子宮にバイ菌入っても大丈夫なお薬)
助産師さん
『ご飯食べたら、お薬飲んで下さいねぇ~』
メガネ
『えっ?ご飯食べるんですか?』
助産師さん
『うん。まだまだやから~体力つけとかなぁ~、朝・昼・夜の3錠渡しとくわなぁ~』
・・・
朝・昼・夜
夜!?
そんな まだまだ産まれるのは先の話なん!?
ショックを受けるメガネ。
助産師さん
『ここでご飯食べる?待合室で食べてもええよっ』
ここ(陣痛室)って…
隣から 凄い声聞こえてくるのに…
アタイ無理。
待合室で朝食を頂くことに
たまにお腹が痛くなりながら食べた。
食べ終わって陣痛室に戻る
8時30分頃
お父さんと交代で、お化粧バッチリのお母さん登場。
お化粧バッチリやけど
お父さんとは違い真剣。
お母さん
『腰さすってあげるからなぁ~、お姉ちゃん頑張りやぁ~』
ずっと腰をさすってくれた…
やっぱり出産を経験してるお母さんは違う。
助産師さんに まだまだと聞き
一度、陣痛室を離れ入院する4人部屋へ行く事に
お母さんも一度お家へ帰る。
4人部屋に行く途中
助産師さん
『まだ余裕あるなぁ~』
メガネ
『ないですよ~、陣痛室の隣のベッドの人…あの声聞いたら余裕なんかないない!』
助産師さん
『あそこまで痛がる人あんまりいてへんよっ、大丈夫やっ』
私を怖がらせまいと嘘ついてるんやなぁ…
さらに怖さ倍増。
助産師さん
『今日中に産まれたらええねぇ~』
メガネ
『えっ!明日になるかもわからんのですか?』
助産師さん
『どうなるか私もわからんけど、顔にまだまだ余裕あるし、初産やしねぇ~』
ショック…
じわじわ時間かけて
私も獣になって行くのか…
助産師さん
『今どこ痛い?』
メガネ
『腰のここらへんです』
助産師さん
『まだまだやわぁ~、今、腰の上が痛いやろ?その痛さがだんだん下がってきて、お尻の穴近くが痛くなってきたらやっと分娩室って感じやから』
メガネ
『あぁ~そうなんですか…』
ホンマにまだまだやなコリャ。
4人部屋のベッドに寝る。
よく階段を上ったり、スクワットしたら早く出産できる
っていうけど
とにかく眠い。
よって寝る。
が
いうても陣痛の痛みもあるから
痛くない時は寝る
そして
痛い時は、助産師さんに習った呼吸法
鼻から息を吸って、口からフゥ~と長くはく。
痛くない時は とにかく下半身をリラックスさせる
力を抜く事により、子宮口が少し早く開くようになるんやてっ
ベッドでフゥ~フゥ~やってると
助産師さん
『旦那さんが来たよ~待合室にいるからっ』
9時30分頃
東京から駆け付けてくれた旦那さんと待合室で会う
旦那さん
『大丈夫ぅ?』
メガネ
『うん(出産まで、まだまだらしい&陣痛室の叫んでる人の説明をする)』
旦那さん
『そうかぁ~』
旦那さんと話してる途中に陣痛
フゥ~フゥ~
心配顔で私を見ている旦那さん
と思いきや
まさかの
半笑い…。
旦那さん
『腰でも、おさすりしましょうか?』
気のせい?
なんか ギャグ言うみたいな、面白半分みたいな言い方…
メガネ
『なんで笑ってんの?』
旦那さん
『イヤイヤイヤ~。笑ってませんよ~姉さん~』
完全に腹立つ!
後で聞いたら
私が痛い顔をしてるのを見て、笑ったらアカンと思えば思うほど、笑ってしまいそうになったらしい…
えびすさん(漫画家)が、お葬式で泣いてる人を見て笑ってしまうってのを聞いた事あるけど
旦那さんも 同じパターンらしい…
今なら私も笑えるけど
その時は
メガネ
『まだまだみたいやし、一旦帰って…』
旦那さん
『えぇ~せっかく早く来たのに…』
メガネ
『だってヘラヘラ笑ってるやんっ!』
旦那さん
『してないよぉ~』
まさかの『してないよぉ~』を
鼻を膨らまし、笑いをこらえてる…
とりあえず帰ってもらい、旦那さんには、陣痛がもっと痛くなったらまた来てもらう事に。
11時
内診で子宮口3センチ。
助産師さんが旦那さんに13時に来てもらうように電話してくれた。
12時過ぎ
陣痛室でご飯を食べる
が
朝食とは違い
陣痛も痛い…
体力つけとかなぁ~の言葉を思いだし
頑張って半分食べた。
もちろん横からは
ウァ~ア~!!の壮絶な声…
私が知ってるだけでも6時間 叫び続けてる…
この時 腰の下の方が痛くなってきてた
さっきより下が痛いってことは
赤ちゃんも下がってきてるんやなぁ~
朝に比べて痛いから、助産師さんが腰を温める大きなカイロを持って来てくれた。
痛さの度合いは、隣の叫びまくってる人の10分の1って感じ。
結構 痛いねんけど、声が出る痛さまでじゃない。
ってか この痛さを痛いと言ったら
分娩室入る時の痛さにたえられへんやろなぁ
って思った。
13時
内診で子宮口5センチ。
この時、11時の段階で3センチやったから
1時間で1センチ…
早くて18時には全開なるなぁ~
と勝手に単純な計算していたメガネ。
陣痛室にお母さんが来て腰をすんごい力で さすってくれた…
お母さんも年やし、自分の腰も痛いやろうに…
お母さん
『英ちゃん(旦那さん)に入ってもらう?男の力の方がいいやろ?』
メガネ
『お母さんがいい。英ちゃんイヤや』
お母さん
『なんでやのっ!?』
メガネ
『だって英ちゃんヘラヘラ笑ってるねんもん!理恵が痛がってんのに、腹立つねん』
お母さん
『ヘラヘラ?そんな訳ないやんか~、とりあえず英ちゃんと交代するから』
10分後 旦那さんが来た。
顔は真剣過ぎるくらい真剣。
ただ
メガネと顔を合わせようとしない。
後日 お母さんの話によると
お母さんが旦那さんと陣痛室入るのを交代する時
お母さん
『理恵が、英ちゃんがヘラヘラ笑ってるのを怒ってるから、笑わんと真剣に!』
って言うたら
旦那さん
『笑ったらダメって思えば思うほど笑っちゃうんですよ~、ちょっと待って下さい』
旦那さん…5分くらいゲラゲラ笑い、笑い貯めしてから
私の待つ陣痛室に来たらしい…。
今なら 完全に笑って聞けるけど
なんてヤツなんやぁ~!
だから
私と目を合わせられへんかったんやな…
旦那さんの異常な笑いのツボは置いといて…
旦那さんに陣痛が来たら、とにかく強い力で さすってもらった
フゥ~フゥ~フゥ~
助産師さん
『ちゃんとフゥ~って息はかな~』
えっ?ちゃんとフゥ~フゥ~やってるのに何で?
助産師さん
『さっきから、フゥ~フゥ~って声出してフゥ~って言うてるから、声じゃなくて息!息!』
知らんかった…
いつの間にか フゥ~の呼吸じゃなく
声出してたんや…
ってか息だけでフゥ~がでけへんくらい
痛くなってる証拠やなっ…
この時 さすがに旦那さんも
真剣モード。
旦那さん
『理恵ちゃんコメント3000件超えてるよ!みんな応援してくれてるよ!』
メガネ
『嬉しい~(T_T)ホンマに?そんなにたくさん?』
完全に号泣(T-T)
(今も思い出したら泣けてくる)
ホンマに力をもらった!
それまでも ずっとお腹に話しかけててんけど
↑(MINMIさんの本『キセキ』に書いていた…)
さらに話しかけた
『ポコちゃん(お腹の赤ちゃんのアダ名)たくさんの人が待ってるよ~、お母さんは痛くないから大丈夫やでぇ~、早く出てきて、みんなにありがとう言おうなぁ~ポコちゃん~好きやでぇ~』
↑痛い時 フゥ~フゥ~しながら、ずっと言うてた
気のせいかもやけど
痛いねんけど、ここが子宮口?みたいな所がフワッと広がる感覚が2回あった。
痛くない時は、コメントに書いてあった
足の親指を掴んでグルグル回したら、子宮口が早く開くってのを実行してた。
隣のベッドからは、さらに壮絶な声
『アァ~ア!!!痛い~っ!今、頭出た!頭出た!』
助産師さんは『出てない。出てないでぇ~』と言っている
えっ?陣痛室で頭が少し出てから分娩室行くのん?
隣の声を聞けば聞くほど不安になる…
後日、本人に聞いたら
お尻に押しあてていたテニスボールを赤ちゃんの頭と間違えたらしい…
それくらい 下半身も頭も麻痺してたんやなぁ~
私も いよいよ本格的に痛い
でも感覚的には、隣の人の3分の1
の痛さ。
陣痛が来たら無意識に右手で股を押さえるようになっている
ほんで おしっこが我慢出来ずに
紙オムツみたいなナプキン(病院に来てすぐ付けた)に、おしっこをする…
隣の人が やっと分娩室へ
『アァ~ア!無理~歩かれへん~!』
もう分娩室に行くのも大変そうやっ…
私もフラフラ&ボロボロになりながら分娩室に行くんやなぁ~と思った。
約10分後
オンギャ~!オンギャ~!
良かった!産まれたんやぁ~!
旦那さんと2人で拍手したっ
次は私かぁ~!!
この時点で大きなナプキンを2回交換 それくらい おしっこが出てしまう
14時45分
助産師さん
『内診してみよかぁ?』
メガネ
『はい』
7センチ位まで子宮口開いてて欲しいなぁ~
助産師さん
『よし!子宮口全開やっ!分娩室行くでっ』
えっ!?
もう?
まだまだ獣になってないのに?
ぶっちゃけ もっともっと痛くなると思ってた…
しほちゃん(隣で叫んでた人)のお陰で
痛さの免疫がついたんやなぁ~
いよいよ分娩室へっ!
つづく…