2024年6月2日(日)
はるばる来ました
信州 野沢温泉スキー場
毛無山
標高は1407mです
目的はただ1つ
雨が降ったらコレを見る
チャンス
スケルトン フラワー
サンカヨウ
ゴンドラリフトやまびこ駅
周辺の散策路の廻りが
1ヶ所目
大きい株がいくつもありました
テンション漠上がり
雨が降っていましたが
スケルトンになっていません
雨に濡れたからといって
直ぐに
花びらが透明になる訳では
ないですよね
でも…
随分と長く降っているけどなぁ
雨が降ると水分が花の細胞に入り
細胞間に水で満たされ
光の乱反射が
起きにくい状態になって
透明に見えます
逆に光の乱反射で
人には白く見えるですね
透明になるまでは
かなり長い間ゆっくりと
水を含む必要があって
開花時間も3日から1週間程度で
散ってしまうため
雨季と開花の条件が合わないと
なかなか見られません
ゲレンデ横の散策路1ヶ所目では
完全透明は見つからず
頑張って探しても
花びら1枚だけだったりしました
それでも素敵な花に満足では
ありましたが
それでもまだ諦めませんよ
駐車場に戻ったら
係員待機所に2人ほど居たので
お話をしました
結構な人に聞かれるみたいで
色々と知っている情報を
教えてくれた最後には
「俺達は花の係員じゃないから
わからないよなぁ~」と
ウンザリした顔
同じ話をするのも
嫌になるかも知れないけど
それなら
張り紙をすればイイのにと…
私なら そーするなぁと
ちょっと思いました
でも
2ヶ所目の場所を教えて頂き
ありがとうございます
沢があり残雪があるところ
2ヵ所目
この斜面が
サンカヨウ大群生地
ここからはサンカヨウの写真を
連続して掲載します
まずは蕾
若いアベックさん
一眼レフのカメラを数台持参
彼女のはフィルムだそうで
雨に守りながら
斜面を登ってました
お互い情報交換
見つけたら教えて合いましょう
1か所目と一緒で
花びら1枚なら
スケルトンになっているけど
全体はなかなかありません
ここの株は
先ほどより更に大きく
高さは腰ぐらいまでありました
花びらも沢山散っていて
儚い花であることも
観察して判りました
さらに観察して判ることは
細胞が弱くなっている
サンカヨウの方が
透明率が高いって事
つまりは散る寸前ほど
ガラスのように透明になる
カメラ構えて
1ヵ所のサンカヨウに固執している
おじ様が何人か居ます
話をすると
「少しの揺れで花びらが散るから
見張っているんだ」って
そりゃ~ご苦労様です
雨が強烈になってきて
透明度に期待が膨らみます
逆に
一気に増えた
撮影観光の人達は
撤退していきます
ここからが勝負なのに
柔らかな斜面なので
水分をたっぷりと含んでいます
ちゃんとした登山靴でないと
滑ります
傘を持っての撮影も
大変でしょう
私は「傘 手ぶらホルダー」で
固定をしていた
雨季の便利グッズです
透明度が加速してきて
最初より
スケルトンにはなってきました
最初に会話したアベックさんも
ついに撤退
たぶん私が
一番長く居たような気がします
こんな群生地に人がドカドカと
入って大丈夫なのか
心が痛む気持ちが湧くので
足場選びが慎重になりました
だから
透明の花を見つけるのは
時間がかかったと思います
ほら
透明なってきた
綺麗でした
沢山の雨が降るのを
人が待ちわびる花は
サンカヨウと紫陽花ぐらい
でしょうか
紫陽花だって
そんなに
沢山の雨は必要ないかもね
もう言葉は要らないですね
楽しもう
雨雫とサンカヨウ
散る花びらのサンカヨウ
サンカヨウの後ろ姿
細胞に浸透する雨
花を下から覗く
ほぼスケルトンになったきたが…
ありがとうサンカヨウ
私は満足しております
もう見に来れないかもしれない
さようなら
サンカヨウ