先日の通信で、
娘が怪我をして、
結果的に恩返し的に柔道部の生徒さんたちや監督さんの治療もさせてもらえた・・というお話を配信させていただきました。
 

あのときのお話として、
急性期の怪我でもエネルギーは効果を十分発揮する!
 
ということを、
改めて実感してのでその事を少し。。。
 
 


スポーツ選手は怪我がつきもの。
そしてその怪我は時に深刻な状況にもなります。
 
 
なので、
怪我をしたときの対処ってとても大切だと思っています。
 

私も自分が現役の時にたくさんの怪我に悩まされましたし、
娘の怪我のことでもいろんな出来事を経験させてもらえましたので、
 

スポーツ選手の怪我のサポートはとても重要だと考えています。
 
 
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先日の怪我をして調整させてもらった柔道部の生徒さんの中に、
『右膝の内側側副靭帯損傷』
という怪我をした生徒さんがおられました。
 
午前中の練習試合で怪我をし昼休憩に診させてもらったのですが、
怪我をしてすぐに会場に設置されてた救護ブースにいって、
テーピングと添え木を装着して包帯を巻かれた処置をしてもらってました。
 
私が見たときは、
歩き方もかなり強めの跛行(びっこをひく歩き方)になってました。
 
早速【ゆるめ気バランス調整】を施しました。

いつものように全体をしっかりゆるめて、
個々に緊張してるポイントをゆるめてバランスを整えていくアプローチをしていきました。
 
結果的に調整後には痛みもかなり治まり、
歩き方も装着してる添え木が邪魔になる位に跛行が改善されました。
 
なので、
そのまま救護ブースに行って添え木が当たって歩きにくいという理由を伝えて添え木を外してもらいました。
 
その子も広島に滞在中にしっかり
【ゆるめ気バランス調整】
をさせてもらって、
帰るときにはほぼ普通に歩けてました。
 
 

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右側の大胸筋の筋挫傷の怪我を、
その遠征前にやったという生徒さん。
 

右腕を動かすときに胸に痛みがありました。
 
特に右腕を曲げて肘を後ろに引く動作で胸の上の部分に痛みが強く出てたことと、
右腕を挙げると痛みが強く出てました。
 
同じく全体をしっかりゆるめて、
個々の緊張をゆるめてバランスを整えていくと、
肘を後ろに引くと痛かった動作で痛くなくなり、
右腕も真上に挙げても痛くなくなりました。
 
 

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腰痛分離症になりかけてて、
腰に強く痛みがあった生徒さん。
 
調整前には前屈がほとんど出来ず、後ろに反ることも出来ない状態でした。
 
 
同じく全体をゆるめてバランスを整えると、
前屈が出来るようになり後ろに反ることも出来るようになりました。
 
最終的には手のひらが床につくまで前屈が出来るようになりました。
 
 
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手の指の薬指を脱臼した生徒さん。
 
怪我をした直後に病院でレントゲンを撮って骨折がないことが判明。
 
添え木と包帯で固定されてました。
 
痛みによる硬直が強くあり、じっとしててもウズくような痛み(自発痛)が強く出ててたので痛み止めを飲んでました。
 
同じく
身体全体をゆるめてバランスを整えました。
 
患部の腫れと痛みを軽減するようにマイナスのエネルギーを抜くアプローチをしました。
 
魔法のみたいに何事もなかったような改善をすることはありませんが、
少しも曲げることが出来なかったのが、
動かせるようになったことと、
何もしなくてもじんじんズキズキと痛みが出てたのがなくなりました。
 
 
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急性期の怪我(やったばかりの怪我)について、
魔法のように何事もなかったように治すことは出来ませんが、

ゆるめてバランスをとることで痛みは確実に軽減し、
動きも動きやすくなり、
バランスが整うことで回復も早まります。
 
 
怪我をしたときの状況と、
エネルギーで楽になって治りも早くなる仕組みについての私なりの見解ですが、
 

怪我をしたときに、
急激に大きな力が身体に加わります。
 
その瞬間にとてつもなく大きな力で自己防衛の反応をするのだと思います。
 
全身を急激に緊張させて固くして、
守ろうとする反応です。
 
そして膝なり肩なり足首なり、
どこかを怪我をするとその患部の組織的なダメージから出てくる痛みもありますが、

急激に緊張したことによるバランスの崩れから誘発されてる痛みもあり、
その状態が来る動きの制限がありそれに伴う痛みもあるのだと思います。
 
 
なので、
なるべく早いうちにその怪我をしたときの緊張をゆるめてやることが大切です。
 
それは、
その緊張をゆるめてやることで、
自然治癒力や自己調整力を引き出すことになり、
早めに緊張が取れることで痛みも軽減し動きも楽になるのだと思います。
 
 
それが実際に今回の生徒さんたちにも表れてました。
 
 
スポーツ選手の怪我はしっかり治すことが重要だと思います。
 
試合のこと、
ライバルの存在、
レギュラー争いなど、
早く復帰しなければとあせる気持ちも当然出てきますが、
中途半端な状態で復帰すれば、
また再発してしまったり、他の箇所をけがしてしまったりする可能性が大きくあります。
 
 
まずは治すこと。
そして、
体力的なものを怪我をする以前より筋力的にアップさせておくことが大切です。
 
 
病院では怪我をすると保存療法といって、
自然に回復していくのを待つのみです。
 
無理なアプローチはやってはいけませんが、
緊張をゆるめてバランスを整えることは、
無理なアプローチではなく、
積極的な治癒へのアプローチだと思っています。
 
 
スポーツセンターに選手のお子さんをお持ちで悩まれてる方、
 
しっかりサポートさせていただきますので、
ご連絡下さいね!


そんな親子さんをご存知だという方も、
こんな治療があるよ!
と、
【ゆるめ気バランス調整】や【ここから家】のことを少しご紹介いただけると幸いです。。。(^.^)
 
スポーツ選手へのメンタルと身体のコンディショニング的なサポート、
しっかり力を入れていきたいと思っています!
 
 
 
ここから家
山口敦史