今日はパージという映画を見たです。
The Purge
一応ジャンルは
ホラーってなっていたけど、
ホラーというよりサスペンス系かなと思うです。
私の中では
ホラーというと
ゾンビや殺人人形、悪魔などが
次々に人を殺していくイメージ。
非現実的なので
バタバタと人が死んでいっても
トラウマになることもないです。
んがっ、このパージは
微妙にリアルでちょっと落ち込みます。
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ここからネタバレありです。
そもそも
perge って粛清って意味らしい。
もうそこからして怖くないですか? ![]()
時は2022年、
アメリカでは年に一度perge day っていうのが
作られておるです。
この日だけは殺人オッケー。
日頃のうっ憤を晴らしていい日になっておるです。
で、ターゲットになるのは
たいてい社会的弱者。
ホームレスとか貧民層とかね。
金持ちはセキュリティにお金をかけられるから
安全ってわけです。
社会にとって要らない人間は
どんどん消していきましょう的な
発想になっており、
パージデーは
アメリカの大多数の市民から支持されておるです。
「よりよい社会を作るために
粛清し、浄化しましょう!」
とニュースでも大々的に宣伝していて、
それを皆が疑問に思ってないこと自体が
すでにホラーです。![]()
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ターゲットにされた黒人男性をかくまったばっかりに
今度は自分たちがターゲットになった一家の話です。
実際にかくまったのはこの家の男の子です。
父親は「なんでこんなことしたんだ!」
って子供に大激怒。
自分たちが助かりたいばかりに
この男性を差し出そうとするお父さん。
んがっ、子供たちは
「そんなの間違ってる!」となり、
結局は
「男を生きたまま差し出さないなら
お前らを皆殺しにする!」
という軍団と戦う決心をするです。
この軍団のリーダーは
ちょっと狂信的な感じで
もうイッちゃってるのでまだわかるですが、
本当に怖いのは
(普通だと思っておった)
近所の人たちからも殺されそうになるですよ。
それもただの妬みかなにかで。
(家が大きくてムカつくとかそんなレベル)
お父さんは刺されて死んじゃうですが、
お母さんと子供二人は助かり、
パージデーも終わり、
近所の人たちも解散するですが、
これってハッピーエンド????
いや、どっちかというと
トラウマになりそうなくらい
色々やばいですよ、ストーリーが。
最後はテレビから
アナウンスが流れて終わるです。
「さあ今年のパージデーはこれで終了しました。
今年は例年になくいいパージデーでしたね~。
一夜明けて、
アメリカ中あちこちに死体が散乱しています。
ではまた来年のパージデーでお会いしましょう♪」
って感じ。
いや、全然笑えない。
設定が2022年っていうのも怖い。
現実でも今アメリカ(いや、世界中がだけど)は
未曽有の危機に面しておって
ある意味
このパージのようなことが起こりつつあるのでは?
積極的に殺人していなくても、
弱者は見捨てる 的な?
この時期にこんな映画を見たのが悪かったか・・・。![]()
明日はハートウォーミングな映画を見よう。。。。
