またまた昨日の続きです。
ビーチフロントの席がいい
って客が言っておるんだから
頑なに
「そんなものは約束できない!」と突っぱねなくても
出来る限り対応してあげるのが
プロってもんじゃないの?
と思ってました、
現実を知るまでは。
いや、自分でも経験あるですよ。
今までよそのレストランで何度か
ビーチフロントと
予約時点でリクエストしたことあるですが、
実際店に行くと
まったく関係ない席に案内されるです。
ってか、
あんたたち全くそんなこと構っちゃいないよね?
人の話聞いておる??
と思ってました、
ビーチフロント争奪の厳しさを知るまでは。
職場2で働き始めて
最初の一か月で
ビーチフロントレストランの現実がわかりました。
何とか客の希望をかなえてあげたい。
それがプロというものだ。
↑こんな考えはあっという間にどこかに消えました。
客はさまざまなことを言い、
何とかビーチフロントの席をゲットしようとするです。
1.特別な日アピール
誕生日、記念日を筆頭に、
ハネムーンだからとか今日この店でプロポーズするからとか、
もう限りなく色々言ってきます。
2.早期予約をアピール
3か月前から言っているんだから、ビーチフロント取れるよね?
1年前から計画してるんだから、オッケーだよね?
3.遠距離アピール
わざわざニューヨークから来たんだからと鼻息荒いけど、
ヨーロッパから来る人も沢山いるよ
4.お涙頂戴
普段海のないところに住んでいて、
こんなチャンスは一生に何度もない。
このレストランに来たくて、お金をためた。
このようにあの手この手で攻めてくるけどさ~~
一日何百人もの予約が入り
(朝、昼、夜と営業してますからね)
そのうちの何十人もの人が
「絶対ビーチフロント!!!!」と頑張っておるけど、
ビーチフロントの席って9席しかない
って現実気が付いてる???
で、こんな会話が繰り広げられるわけです。
客 「明日の6時に4人で行きますが、
ビーチフロントの席でお願いします」
オルオル 「リクエストは入れておきますが、確約はできません」
客 「いや、絶対ビーチフロントで」
オルオル 「ですから確約はできません」
客 「え??? じゃあ何のための予約なの? 予約優先でしょ?」
オルオル 「レストランにいらっしゃるお客様のほとんどが
予約していらっしゃいますよ」
客 「いや、君、こちらの状況を理解してないよ。
本土から友人夫婦が来るんだけど、
彼らの結婚20年記念日なんだよ。
ハワイには初めて来るんだ。
このレストランは僕ら夫婦のお気に入りだから、
友達夫婦を喜ばせてあげたくて
わざわざこのレストランを選んだんだよ。
だからビーチフロントにしてほしいんだよ」
オルオル 「お客様がいらっしゃった時点で、
空いている席の中からベストな席にご案内します」
客 「じゃあ最前列は取れないかもしれないって意味?」
オルオル 「そうですね。」
客 「どうして? ここまで説明してもダメなの???」
オルオル 「お客様、当レストランは5時半オープンですが、
本日5時半のご予約のお客様が10組いらっしゃいます。
全員がビーチフロントをリクエストしています。
(↑ちょっと大げさに言ってみる)
ビーチフロントのお席は9席です。
まず5時半の時点で最前列が埋まると思います。」
客 「じゃあどうすればビーチフロント取れるの???」
オルオル 「それでは5時間15分ごろにいらして、並ばれたらいかがですか?」
客 「そうすれば絶対確実に間違いなくビーチフロント取れるの??」
オルオル 「それはタイミングなので、絶対とは言えませんが、確率は高くなると思います。」
客 「でも、サンセットが見たいって友人夫婦が言うんだよ。
今の時期のサンセットは何時ごろ?」
オルオル 「6時半ごろだと思いますが」
客 「じゃあ5時半じゃあ早すぎるよね?」
一言いいですか?
知らねーよ。
もういい加減にしてくれ。
2列目だって眺めはいいよ?
そんなにビーチフロントで食事したいなら
どこかでテイクアウトして、
どこかのビーチで食べてくれ。
きれいなサンセットも見られるよ。
ってかさ~~
もう10分もあんたと言い合いしておるせいで
仕事が全部ストップしておるんだよ。
とこんな風に毎回大変な思いをしておるです。