怪しい題名で始まりましたが、
実は今日は怪しい内容です。Σ(゚д゚;)
昨日、オンデマンドの邦画を見た話を書きましたが(こちら
)
あの後、外にご飯を食べに行き、
夜にまた映画を見ようという話になりました。
「今度は僕が選んでいい?」とBちゃん。
赤穂浪士が全くつまらなかったBちゃん、
今度はもっと楽しい映画を見たかったらしいです。
私が必死でカーテンを縫っている間、
食い入るようにテレビの画面を見つめるBちゃん。
Japanese Movie のリストを丹念に調べ、
厳選に厳選を重ねている様子。
やっと決まって、いよいよ映画がスタート
後ろから前からどうぞ♪ 後ろから前からどうぞ♪
という、怪しいメロディが流れはじめ、
はっとして顔を上げると、
な、
なんと
日活映画 「後ろから前から」とタイトルが・・・。
Bちゃんが厳選に厳選を重ねた映画ってこれ?(((゜д゜;)))
・・・・・・・・。
ご存知無い方のために説明しますと、
昔、平尾昌晃とデュエットで、カナダからの手紙を歌っていた
畑中葉子。
このときは清純派だったのですが、
その後何が起こったのか、
ポルノ女優になり、
「後ろから前から」という、怪しい題名の歌を歌っておりました。
確か、同じ題名のポルノにも出演していたような・・・( ̄ー ̄;
というわけで、
畑中葉子主演の日活ポルノ 「後ろから前から」を
Bちゃんが選んだのかと
びっくり仰天。(((゜д゜;)))
でもまあ、どんなものかこの際だから見てみようと
カーテンを作るのを一時ストップし、
Bちゃんと一緒に映画を見ることにしました。
がっ いつまでたっても畑中葉子が出てくる様子はありましぇん。
ポルノかと思いきや、そうでもなく
(これならナタリー・ポートマンのブラックスワンの方が過激だと思う)
お色気あり、笑いあり、涙あり の
何でもてんこ盛り状態です。
どうやら畑中葉子の映画より、ずっと後から作られたみたいで、
まあこれもリメイク版っていうんでしょうか。
主役の女の子はタクシードライバーなんですが、
あるとき熱海まで男を乗せるんです。
で、ひょんなことから男の身の上話を聞くんですが、
この男が、昔はバイクのレーサーだったんだけど
片目を失明して、やけになって荒れちゃって、
流れ流れて熱海にやってきた。
そこでたまたま出会った女性と結婚し、
もう一度やり直そうって決心。
ささやかながらも幸せな生活を送る。
やがて奥さんが妊娠するのだけど、無理のしすぎで流産。
奥さんはこの男と知り合う前にも流産をしていたことがわかる。
「何で黙っていたんだ」と荒れて、家を出て行く男。
酔っ払って車を運転して、人をはねてしまい、そのまま刑務所行きに。
2年振りにシャバに出てきて、タクシーを拾い
熱海にやってきた
ってのがこの男の語る身の上話です。
これだけ聞くと、すご~~く暗い深刻なドラマっぽいですが、
実は結構ふざけていて、
ただのおばかなB級映画です。
で、この男が刑務所から 奥さんに当てて手紙を書いたんです。
「俺をまだ待っていてくれるなら、家の軒先に旗を立ててくれ」って。
で、その旗があるかどうか、タクシーの運ちゃんの女の子と一緒に見に行きます。
タクシーの運ちゃんのモモコが
この男の家を通りかかると、
空からでっかいがまがえるが降ってきて、
モモコの顔面直撃。
うわ~~~~何???? となっている彼女めがけて、次々とがまがえるが落ちてくる。
何で~~~~????
と上を見上げると
軒先に何十匹ものがまがえるがぶらさがっているではないですか。Σ(゚д゚;)
「あのさ、あんた奥さんになんて手紙書いたの?」と聞くと
その男
「もし俺のことまだ好きなら、軒先にfrog をつるしてくれ って書いたんだ。」
「あんた、flag だよ、旗は。 frog じゃ かえるじゃん」
という、何ともくだらない、アホのようなオチなんですが、
ここでふとBちゃんを見ると
涙ぐんでる・・・・・(((゜д゜;)))
浅野匠の守の切腹より、心に響いたのか?
かえるぶら下げて、一途に夫の帰りを待っていた妻に感動したのか、Bよ。
どうやら、「後ろから前から」は、
いろいろな意味で 赤穂浪士よりは楽しかったようです。
でわでわ。
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