さてさて、家具も買い、生活必需品もそろったところで、
そろそろ仕事でも探すか~~
「ちょっと待ってください。あなた、税関で不法就労を疑われたばかりですよね??}
と突っ込まれそうですが
不法就労ではなく、合法的に働く気満々でした。
↑
無知は怖い。能天気にもほどがありました。。。
海外で労働するのには労働ビザが必要です。
これはもちろん私でも知っています。
ただ、労働ビザをとるのにどれだけ大変か。
これがまったくわかっていなかった。
とりあえず面接いけば、どこかで「じゃあうちがスポンサーになりますから、明日から来てください」
なんて具合にいくのでは とかなり安易な考えでいました。
まず日刊サンの求人広告欄を見て、片っ端から電話かけました。
「働けるビザはお持ちですか?」
「いえありません。」
「では残念ですが。。」
玉砕しました。あっけなく。
でもその中で一軒 「とりあえず今から履歴書持ってきてみてください」といってくれたところがあった。
あわてて、履歴書を書き、自転車すっ飛ばして行ってみました。
めちゃくちゃカジュアルな格好で。。(自転車だし。)(笑)
個人商店レベルの小さな店のバイトだったので。。。
店長さん(社長さん?)とおぼしき温和な感じの方が
「あ、オルオルさんですね。お待ちしていました」とにこやかに対応してくださった。
「ところでビザは?」
「観光ビザなんです。。。」
「観光ビザで雇ってくれるところはないよ。
かといって、ワーキングビザ取るのはまず不可能といってもいいよ。
一番の近道はね、アメリカ人と結婚することだよ。
グリーンカードさえあれば、仕事はすぐに見つかると思うよ。」
「いや、それがその予定はないんですよねえ。。」
「じゃあ、J1ビザしかないねえ。。」
J1ビザと言うのはねえ、語学学校に二年くらい行くと、研修用のビザを出してもらえるから、(ここ激しく勘違いですが、それは後でまたおいおい書きます。
それだと1年くらい研修生ってことで仕事ができるんだよ。
まあたいていの日本人の子はその1年の研修中にたいてい現地で結婚相手が見つかって、
そのまま結婚ってパターンが多いね。
大変なのは男だよ。男の子はまずアメリカ人女性と結婚ってことにはならないから
男の子はハワイに住もうと思っても無理だろうなあ」
そ・そうなんだ・・・
まあ私もけして 「女の子」という年ではないので、
「結婚」してハワイに住むという可能性はないと思います。。
思いますが、「女の子」扱いしてくれてありがとう、おじさん。
(まして離婚したて)
と喜んでる場合ではない状況で、とぼとぼと家に帰りました。
しかし、「この履歴書は預かっておきますから、ビザ取れたら来てね」
と優しく微笑んでくれた社長さんには少し癒されましたが。
(ビザ取れたらって何年後のことよ???)
とにかく、
仕事するのは限りなく無理そうだ。。。
ということだけは確信しました。