ということで(?)

 

お家シアターした

タイカ・ワティティ監督の「ジョジョラビット」

ネタバレを含みますので、

まだ観られていない方は氣をつけてくださいね~。

 

 

もし良かったらこちらからどうぞ

その1

 

 

 

その2

 

 

監督も語られていましたが、

「憎しみは少なく、愛をもっと!」

Less hate and more love

 

この世界に

もっと愛・慈愛・慈悲が増えますように

この世界から

憎しみが減りますように

っていう事を思って映画を創られている。

 

コメディとして創られているけれど

戦う事の愚かしさ

ごく普通の人が戦争に巻き込まれる

その哀しさも描かれていましたね。

 

 

そして最後

でてくるのがリルケの詩(の一部)

 

DVDが豪州版だったので

字幕なしで観たんだけど

改めてググってみたら

 

Let everything happen to you すべてを体験せよ
Beauty and terror 美も恐怖も
Just keep going 生き続けよ
No feeling is final 絶望が最後ではない 

 

こんな風に訳されていたみたいですね。

 

 

この訳も素晴らしいなと思います。

 

 

それで、詩っていうのは

色々な解釈ができると思います。

 

 

ということで

 

 

夫婦そろって非二元オタク(?)版の違う解釈!!

 

Let everything happen to you

Beauty and terror 

Just keep going 

No feeling is final 

 

すべてが貴方に起こってくるままにしておこう

美しいことも恐ろしいこともそのままに。

ただそのまま進んでいこう

すべての思いは必ず過ぎ去っていく

 

 

この詩がうちの旦那さん(英語母国語人/笑)に

いたくヒットいたしまして……。

 

Impermanence (諸行)無常

そのままを表している! っつってね。

 

 

全てはただ、起こってくる。

私達にとっては

美しく素晴らしいことも

身の毛がよだつ恐ろしいことも

どちらもただ起こってくる。

 

恐ろしいことが起こっている間

それは幻だとか、何でもないことだ、なんては思えない。

それを経験している間は苦しいと感じるかもしれない。

恐ろしさにのたうち回るかもしれない。

感情は取り乱されることだろう。

 

でも、

どのように感じていたとしても

やがて、それは過ぎ去っていく。

 

どの経験も

ただ起こっては過ぎ去っていく。

 

そういう事だなぁ、って

一つ大変なことを通り過ぎた

彼奴(きゃつ)は言っておりましたよ。

 

 

 

 

映画「ジョジョラビット」のネタバレ的なことを含みます。

 

素晴らしい映画なので、

まだ観てない人は氣をつけてね~

 

是非、観てから読んでもらいたいかもしれない。

 

で、

 

昨日の記事

 

 

の続きです。

 

主人公の10歳の男の子ジョジョは

ドイツ人で、ヒトラーが空想上の友達ってくらいだし

反ユダヤ人です。

そして、

ユダヤ人のことは、

つのが生えてたり、ウロコに覆われてたり

凄いモンスターだと思ってる。

自分と同じ人間族とは思ってない。

 

そう言う風に教育されている。

 

それで、ユダヤ人の女の子エルサに

「ユダヤ人はどこに住んでるんだ?その地図をかけ!」

って感じの質問/命令を出すんだけど。

 

その子がほんと賢い子で

絵をかいて、示したのが

その男の子の頭部

 

そこに「ユダヤ人は住んでる」って。

 

もう唸っちゃったよ。

スッゲー真理だ~~、って思って。

 

みんな、そのままの現実を観てるんじゃなくて

自分の解釈(思考)を通して、自分で意味づけした世界を観てる。

自分の世界って、自分の頭(思考)の中にしかない。

そのことを、すご~く端的に示してた。

 

 

でも、そのジョジョって決して嫌な子じゃないんですよ。
ただ、そう言う風にしか教えられていないから
それしか知らない。
 
だから、普通に可愛い女の子のエルサとやり取りしてるのに
彼女はユダヤ人だから
絶対、別の、違う種類の生き物だと思ってる。
 
そのままのエルサを観られないの。
 
直ぐにはね……。
 
 
ということで、とりあえず、今回はここまで。
 
なんや!
まだリルケの詩にたどり着いてないがな!(一人ツッコミ)
 

ということで

また明日~ (@^^)/~~~

 


 

最近、お家シアターで

「ジョジョラビット」って言う映画を観ました。

 

んん~素晴らしい。

 

そう言う映画だった。

 

ので

まだ見ていない人はネタバレって言うか

とっても大事だと感じたポイントとかも書いているので、

読まないほうが良いかもしれません。

 

このニュージーランド人監督の

タイカ・ワイティティ

素晴らしい人だなぁと思います。

 

主人公の空想上のお友達:ヒトラーの役もやってるんだけど

ご自身が、マオリとロシア系ユダヤ人の混血なんだって。

それで肌が黒い事でもいじめられたこともあるそうで。

そう言う人が演じる、なんて

これくらいヒトラーにとって皮肉なこともないだろう

っておっしゃってました。

 

それはそれとして、

 

凄く素晴らしい映画でした。

 

 

まず!

人間という生き物をうまく表現してるなぁ。

って思った。

 

子供たちが、時代や大人たちにどれほど影響されているか、

そして、どれほど歪んだ現実でも、

ある意味、素直に

「それこそがまさに事実!」

だと思い込んでしまえるか。

 

 

人間共通の在り方☝ですよね、これって。

その仕組みに気づかなければ、

どちらが正しいかで押し付け合いや喧嘩になっちゃう。

 

人間あるあるですよね~

 

みんな、それぞれ、自分だけの宇宙(世界/現実)を持ってて

しかも、自分の宇宙(世界/現実)と全く同じものを

他の人も見ていると誤解しているからね~。

 

確かに共通項みたいなのはあるけど

別の宇宙ですから、私達が観ているものは。

その人だけの宇宙ですから、ほんとのところ。

 

そのこととか、

人が「当たり前だ、真実だ」と思っていることがどういうことなのか、

それを端的に表しているシーンがありましたよ。

 

という所で一旦切っちゃう。

長いの最近、自分がだめだから(笑)

 

それではまた。