7「一つの資産からさまざまな製品を」 ── 利益増殖モデル

8「利益追求に邁進する情熱」 ── 起業家利益モデル
── ビジネスの世界では、起業家精神こそが最強の武器だ。この精神があればこそ、合理性と常識をどこかに置き忘れることなく、全社一丸となって利益の追求に邁進できる。脇道にそれて愚にもつかないことにかかずらわる余裕があるのは大企業だけと相場が決まっている。


大企業とそれから公○○もそうだろう。
5粘り強さが生み出すスピード ── 時間利益モデル
── 何らかのイノベーションの上に構築されるビジネスにとって、苦役、つまり退屈な仕事が最大の試練となる。
── アイデアを実行段階に引き下ろすという現実的な仕事がくる。これがイノベーションの中で最も単調な部分」である


ひたすら自分のシステムに固執し続けることが、新しいアイデアを反復生産可能なシステムにするのに最も重要だ。

6「ヒットを創造するマネジメント」 ── ブロックバスター利益モデル
ブロックバスター利益モデルはマインド・ゲーム、ある種の心理戦といえる。高い目標を掲げ、次なる大ヒット製品の誕生に向けて計画的に事を運ぶには、揺るぎない自信が欠かせない。「我々には無理だ」から「可能だ」へ。

フロント・エンド・ローディング
── プロジェクトの最初に知識を詰め込めるだけ詰め込むことで、不十分ながら非常に力強い知識の骨格を作ることができる。 ── のちに、実際のビジネスで遭遇する事実やアイデア、あるいは仮説が、その骨格に組み込まれて時間とともに進化していく


最初に、物事に徹底的に精通することが、以後の遂行に決定的に大切なのだ。
できれば、1週間に1章ずつ、自分のビジネスに置き換えて創造力を働かせながら読んでほしいと、どこかに書いてあったが、つい読み進めていました。

2「ファイアーウォールで利益を守れ」 ── 製品ピラミッド利益モデル
  ── 低価格帯商品を売ることで、他社がもっと安い値段で市場シェアを奪うことを実質的に断ち切るシステム
  ── 顧客自身が、求めているものも価格感応性も異なるヒエラルキーを形成している


 さまざまな、取り組みへのハードルを低くすることで生徒を引きつけ、そしてより高いモチベーションを育てながら、高いレベルでの自己実現・進路実現をめざしていく

3「同じ製品で異なるビジネスを」 ── マルチコンポーネント利益モデル
  ── 顧客は購買機会に応じて ── 非常に幅のある価格感応性を示す

 同じプログラムであっても、機会や舞台の設定に十分な工夫をすれば生徒の興味関心をより効果的に引き出すことができるだろう。プログラムを提供する場の工夫にもっとリソースをつぎ込むべきだ。やったことの利益(効果・生徒の満足度)をもっと追求しよう。

4「臨界点を目指せ」 ── スイッチボード利益モデル

 臨界点を目指すことの重要性には気がついていた。邪道なのかもしれないが、進学実績を合格した大学ではかるとすれば、具体的にある層の大学に何人入れるかを考え、そこを目指している生徒を把握し、合格するよう支援していく。例えば「MARCH○人」のように。

 通常の家庭学習の平均時間が2時間を超える生徒が何人(何%)いるか。
ある程度の%を達成したら、その後はスムーズに向上していく。そういう臨界点があるのではないだろうか。

 その臨界点へのほぼ確実な経路を開発し、教員の目標として全校的に努力していく。そういう意味で「数値目標」は意味があるかもしれないと思った。

チャオは言う
「ビジネスを始めるとき、どれだけ辛いか最初から知っていたら誰も始めようとは思わないだろう。だから、最初の一歩に集中するだけでいいんだ。そうすれば道は開ける」

 (D・カーネギーと同じだ。)
『ザ・プロフィット』を読み進めているが、プロローグにあったチャオの言葉が気になっている。

スティーブがチャオに訊ねた
「何か新しい能力を完全にマスターしようとするとき ・・・、一番大切なものは何ですか?」

チャオは何と答えたのだろう。
1「顧客を知ることが利益の始まり」 ─ 顧客ソリューション利益モデル

チャオ
「顧客ソリューション利益モデル」とはどんなものか、核心にある考え方は何か、まとめてみなさい」

スティーブ
「時間とエネルギーを注いで、顧客について知っておくべきことをすべて知ること。そして、その知識を顧客固有のソリューションの開発に生かすこと。短期の損失には目をつぶり、長期の利益を実現しろ、ということです。」

「何か宿題はありますか」

チャオ
「顧客ソリューション利益モデル」が適用できるビジネスを検討すること、そしてその可能性をリストにすること」


・面談
・補習
・授業計画
・カリキュラム


生徒や保護者との面談で、私たちはいろいろなことを聞き出します。
どのように、生活や勉強をしているか。学校や担任のいうことはどう機能しているか、生徒は何に心を砕いているか。

こうして得た情報から、私たちはその生徒固有のソリューションをどれだけ用意できているだろうか。来週からの三者面談で、先日の生徒との二者面談でえた情報をもとに、その生徒固有の進路に関するソリューションを時間をかけて考えだすことが必要だ。

生徒ソリューション開発のスキルアップを組織的におこなうことが課題だ。
エイドリアン・J・スライウォツキー著の『ザ・プロフィット』はアマゾンのレヴュアーであるjimmy氏のレヴュー記事がきっかけで購入した。
23の「利益モデル」を若いビジネスマンのスティーブに、賢人チャオが教師となって教える筋立てであるが、この「プロフィット(利益)」を学校における「利益」と置き換えて読むと興味深い示唆に富んだ著作として読める。

ウチのBOSSに「学校の成果や努力の結果として、プロフィットという考え方を用いるのはどうでしょう」と話したところ、即座に否定された。

元企業人からしてみれば、プロフィット・マネジメントは厳密なコスト計算や収益性といった数字による結果として捉えられ、「学校」をはかる指標としてははなじまないという言であった。

企業活動の本質的で究極的な結果として、長年、いかにプロフィットを拡大していくかということを追い続けてきた氏からすれば、「学校」の成果にプロフィットという考え方を持ち込むと誤解を生じるだけだという理由からであった。

しかし、学校現場に民間人校長をすえ、様々な制度改革や意識改革を遂行している今、何が学校に取って結果として「プラス」なのかという観点から、いかにプロフィットを生み出すかという考え方をすることも有効なことのように思えます。

それぞれの教員や学校のやり方は、企業で言えばビジネスモデルにあたります。

「自社のビジネスはどの利益モデルを使っているか?」
「もっと利益を上げるために、現在の利益モデルを使って新たにできることはないか?」
「将来の事業計画は、どのようにして自社に利益をもたらすだろうか?」

「自社の都合ではなく、顧客の優先順位から考えをスタートさせてください。
利益への道 ── それは、突き詰めれば、顧客を十分に理解することから始まるからです。」


実際、私たちは授業評価を始め、生徒のニーズがどこにあるかを必死に探ろうとしています。




エイドリアン・J・スライウォツキー, 中川 治子
ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
「みんなのキャンパス」はいただけなかったが、「みんなの仕事日記」はおもしろい。

キャリア教育では、世の中のさまざまな仕事について生徒に知ってもらうこが重要ですが、表面的な説明が多く、実際にその仕事をしていく上で有益な情報があまりなかったり、きれいごとや良い面だけを述べたものが多いと感じていました。

「みんなの仕事日記」の仕事日記では、通訳、警察官、看護師、エステ、ネットワークエンジニアなど、様々な仕事について、自分のその仕事への思いや、仕事への質問に仕事をしている人が答えるかたちで、とても興味深くおすすめです。

校内ネットでも紹介したいけれど、教育委員会のポリシーで、ブログや掲示板は生徒のネットワークでは利用できないようになっているので、利用するためには別に申請しなくてはなりません。明日、試してみよう。
みんなのキャンパスという大学の授業評価をする掲示板がある。

しかし、授業評価とは名ばかりで、大学・学部・教員ごとに、主に単位を取りやすいかどうかという観点から評価している。

「直前にプリントをホームページからダウンロードしてそれをひたすら暗記。普段学校に来ない人にはおすすめ☆」

「授業にさえ根気良く出席してれば必ずとれます。テスト時に書く量が半端ないのがたまにキズ・・・」

「出席重視。授業に出てノートを取っていれば持ち込み可のため楽勝。」

「先生はかなり早口でしかも板書がとにかく分かりにくく、テストは難しい。」

「いい先生だが厳しく、途中で来なくなる人多数」

早慶レベルでもこんな状態。まじめな授業評価の掲示板など


また、大学教員の方のブログも拝見するが、ここからうかがえる大学の状況も寒い。(本人はそれを嘆いておられるわけですが・・・)

そこで嘆かれるような教員があまた存する大学が、上記のような学生を生んでいるように思えますが・・・。

東京大学系のウラバスでさえ似たようなものです。

シラバスに書いてあることと、実際の授業のズレや、学問的な関心からの評価などはお手軽なネットの掲示板では無理のようですね。


ただ、「大学 授業評価」でググったら工学院大学の「学長掲示板:授業評価」というのがあり、少しホッとしました。
AO入試が、一般・推薦に次いで第3の入試という状況になってきている。
2000年度と比べて、志願者は4.2倍、合格者は3.9倍と拡大してきているという。(栄美通信調べ)

しかし、このAO入試が、学生確保のために安易に使われ、また、予備校などもその性格を歪めかねない指導をしているところがある。

関西とはことなり、首都圏の大学のAO入試は専願やその大学を第一志望とするところが多い。

確かに、専願でAO入試で合格した後、本人へのペナルティはないだろうが、ある大学の担当者は、その高校に対して不信感をもつとはっきり言われた。

一方、生徒の問い合わせに、ある大学は、「募集要項では第一志望をうたっていますが、毎年数名は入学手続きをとっていません。これでご理解ください。」と答えた。

何をどう「理解」しろというのだろうか。


しかし、やっかいなのは「指定校推薦」とのからみだ。
指定校の校内選考の募集期間とAOの出願期間が重なるケースがある。

どちらも、合格するという確実性はないので、両方に応募したいという。
結果は指定校推薦の校内選考が早く出るが、本人が校内選考を通った場合、合格する可能性があるAOを辞退することになるのだが、こういうことは許されないだろう。

AO入試は手間のかかる入試であり、その形態は大学によって千差万別であるが、「求める学生像」にこだわる入試であってほしいし、受験する側も真摯に考えてほしい。
少子化の第2波といえる受験生数の現象により、昨年度の中堅大学以下の入試においては、公募推薦の実質競争率が1倍に急速に近づいてきているような印象を持っている。まさに、「受ければ入る」という感がある。

大学として、早期にある程度の層の、ある程度の数を確保するためになりふり構っていられない状況なのだろう。

中堅以上の大学では、難易度の維持をいかに保っていくかが「有力大学」としての生き残りに関わり、ある程度の学力層の学生が来なければ大学に対する評価が下がる流れが定着するのではという悲壮感すら伺える。競争率の低下は人気の低下を表し、悪循環に入りはしないかという危機感である。

「隔年現象」と思っていたところが、2年続けて志願者を大きく減らしはしないかという担当者の不安が入試説明会で伝わってきます。

また、学力や難易度にこだわることができる大学に対して、いかに定員を保たせるかということに汲々としている大学がある。

例えば、栄養学を専攻する学科の受験科目から理科をはずす。そうすることで、とにかく受験生にきてもらえるという大学を高校側はどう考えればいいのだろうか。

「受験生に甘くすることで、学生を確保していいのでしょうか?」と高校に来られた大学の先生に不躾ながら率直に訪ねたところ、学内でも大きな議論があったとのこと。しかし結局、数の確保を選択したとのことでした。

あまり勉強しない生徒に、ここならば理科がないから合格するかもしれないよと、そういう大学をサジェストすることが生徒のためになるのだろうか?

できるだけ基礎学力をつけて大学へすすむことを指導するためには、1、2年生のときの大学での学びの意欲に結びつく教科指導やキャリア教育が絶対必要だ。


「進路学習による、主体的な学習へのモチベーションが高まっているか」

総合学科高校における、普通科目と選択科目の成果が問われる。

大学は勇気をもって「受験生の負担減はしない」とメッセージを発し、将来の大学の姿をしっかりアピールしてほしい。