エイドリアン・J・スライウォツキー著の『ザ・プロフィット』はアマゾンのレヴュアーである
jimmy氏のレヴュー記事がきっかけで購入した。
23の「利益モデル」を若いビジネスマンのスティーブに、賢人チャオが教師となって教える筋立てであるが、この「プロフィット(利益)」を学校における「利益」と置き換えて読むと興味深い示唆に富んだ著作として読める。
ウチのBOSSに「学校の成果や努力の結果として、プロフィットという考え方を用いるのはどうでしょう」と話したところ、即座に否定された。
元企業人からしてみれば、プロフィット・マネジメントは厳密なコスト計算や収益性といった数字による結果として捉えられ、「学校」をはかる指標としてははなじまないという言であった。
企業活動の本質的で究極的な結果として、長年、いかにプロフィットを拡大していくかということを追い続けてきた氏からすれば、「学校」の成果にプロフィットという考え方を持ち込むと誤解を生じるだけだという理由からであった。
しかし、学校現場に民間人校長をすえ、様々な制度改革や意識改革を遂行している今、何が学校に取って結果として「プラス」なのかという観点から、いかにプロフィットを生み出すかという考え方をすることも有効なことのように思えます。
それぞれの教員や学校のやり方は、企業で言えばビジネスモデルにあたります。
「自社のビジネスはどの利益モデルを使っているか?」
「もっと利益を上げるために、現在の利益モデルを使って新たにできることはないか?」
「将来の事業計画は、どのようにして自社に利益をもたらすだろうか?」
「自社の都合ではなく、顧客の優先順位から考えをスタートさせてください。
利益への道 ── それは、突き詰めれば、顧客を十分に理解することから始まるからです。」
実際、私たちは授業評価を始め、生徒のニーズがどこにあるかを必死に探ろうとしています。

エイドリアン・J・スライウォツキー, 中川 治子
ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか