おじいちゃんの癒やし | Live the life you love

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じぶんの人生を愛せる
そんな風に生きていこう

たとえ今が受け入れがたいものであったとしても、これで終わりじゃない

ほんの少しの勇気とやさしい気持ちをもって、選んでみたい道を選んでみよう。

そんな想いで綴るブログ。


こんばんは虹




今日、実家に行ったら、おじいちゃんの月命日のお供えにとお母さんが赤飯を炊いていた。

仏壇にお供えして、そしてお昼ごはんにお父さんとお母さんと一緒に食べた。






夜になって、お風呂上がりにドライヤーで髪の毛を乾かしている時。おじいちゃんのことがどんどん浮かんできた。





おじいちゃんのこと。私はとても好きだった。

とてもやさしくて、お茶目。

いつもニコニコしていて、私はおじいちゃんの部屋でコタツにあたって、一緒にお相撲や時代劇や渡る世間を見るのがとても好きだった。




厳しい時代を生き抜いてきた人特有の厳しさはありながら、愛情にあふれ、そしてその愛情を表現するのがとても上手な人だと思う。




そして、そんなおじいちゃんは、亡くなる前もとても気高くて美しかった。

死期を悟り、身の回りを片付け、覚悟をしていたんだろうと思う。

一生懸命声を出して一人一人に愛情を伝え続け、声が出なくなってからは、私たちの手のひらに文字を書いて、伝え続けた。



こんなにちゃんとお別れできる人っているんだろうか。今でもそう思うくらい。



当時私はお腹に息子がいて、あと3ヶ月もすれば生まれるという頃。だから、おじいちゃんに待っていてほしかった。

でもおじいちゃんは、会えない事をもう最初から悟っていたし、最期の最後には「元気な子を生めよ」っていうのが、手のひらに書いたニョロニョロから伝わってきた。




そして、さっきドライヤーしながら浮上してきたのは、おじいちゃんが息子である私のお父さんについて、なぜか私に伝えたその言葉。



当時お父さんはまだ現役バリバリで、職場でも責任ある立場にあった。

当時の世の中の流れの中で、お父さんの仕事は、とても大変な時だった。



その時私は、おじいちゃんと病室に二人でいた。


おじいちゃんが言った。

「(私の)お父さんはよくやってるし大丈夫だと思う。でも心配だ。親だから。」




私にとって、お父さんとおじいちゃんは、"私の" お父さんと"私の" おじいちゃんで。2人が親子だということをなんだか普段は忘れる感じだった。

大人になったお父さんとおじいちゃんの会話は、なんか大人同士でそっけなく見えていたから。



だから、おじいちゃんのこの言葉を聞いた時、不思議な気持ちがした。




そして、おじいちゃんが亡くなる前。

私はおじいちゃんのその言葉をお父さんに伝えた。


お父さんは「そうかね。」とだけ言って、少し笑ったように見えた。





それでもあの時私、お父さんに伝えてよかったなーって、なんか今夜ドライヤーしながら思ったんだよね。

それ出来ただけでも、私の生まれた意味あるんじゃないかとさえ思うくらい。




そしたら、なんか涙があふれてきて、おじいちゃんの自転車の後ろに乗せてもらったこととか、おじいちゃんがネズミの鳴きまねして追いかけてきたこととかも思い出して、おじいちゃんに会いたくてたまらなくなった。






これ、全部ドライヤーしながら浮上した記憶と気持ち。なんだろ?これ。






今夜は、スリーワイズメンつけて、ピース&カーミングもめっちゃ嗅いで♡



おじいちゃんの魂とお父さんの魂になんとなく癒やしを送り。






そして、いつものように気が向いた本でも読んで、寝ようと思います流れ星