夫は仕事以外の空いた時間は、ほぼ全て子供たちのために使っています。
それは、がんになる前からずっとそう。
自営業なので、朝から夜まで仕事して、子供達が寝る少し前に時間を空けて子供と過ごして、子供が寝たらまた仕事して。
休みの日は朝5時すぎから仕事して、10時くらいから時間を空けて夜まで子供を遊びに連れて行って、寝かしつけたらまた少し仕事を片付けて…という日々です。
たまには一日中寝て疲れをとったら?と言ってもききません。
子供たちと遊びに行くことが逆にストレス解消になるそうです。
去年の8月上旬に膵臓がんが発覚するまでは、7月半ばからは全ての土日祝、海水浴かプールにいきました。
息子の発達障害にも、自然と遊ぶのがいいとのことで、いろんな場所を調べては、遠出して、子供を楽しませることばかり考えています。
膵臓がんステージ4でも、できる限りそれを続けていきたいと、昨日も今日も、県外まで高速で行き、時々雪がちらつく中、思いっきり外遊び。
子供たちに、少しでもいい時間を残したい。
そして、これからも、子供たちに必要な時に自分がそばにいたい。
将来、何かに迷った時には、必ず自分が必要になるはずだから。
1日でも長く自分が生きていることが、何より子供たちのためになる!!
それが、夫の生きたい理由です。
死にたくない理由ではなく、生きたい理由が夫にはある。
だから、抗がん剤で辛くても、動く気力が湧いてくると。
だから、私は夫を生かすために、1日でも長く動ける体で生きてもらうために、全力でできることをしていく。
私のために生きなくてもいいのです。
すべては子供たちのために、1日でも長く生きて欲しい。
大はしゃぎの娘と息子を二人で見つめながら、改めて今日そのことを思いました。
幸せなこの時間が、これからも続きますように。