「小豆いる?」
と、お声をかけていただいて
思いがけず連日小豆の脱穀をしています。
「本当はきれいにして渡せたらよかったのだけれど」
と、お気づかいいただいたのだけれど
この状態が私には新鮮で嬉しかったりします。
町でなんでも買う生活をして来た私たちは
製品になったお豆の状態でしかみたことないですよね。
もともとはこんな鞘に入ってるんですよ~。
もちろん乾燥前は緑色で
意外と長くて、インゲン豆みたい?
畑ちゃんのところで
見たささげ(お赤飯に入れるお豆)は
もっと長くてびっくりしたけれど。
開いてみるとかわいらしく小豆が整列。
一粒一粒を守るようにお部屋が区切られていて
もうなんだか愛しくてたまりません。
昔はまとめてガンガン叩いてはじいてとったけど
それは結構お豆が傷つくらしいので
量は限られているから今回は一粒ずつ手でとりました。
そうするといろんなことに気付きます。
お豆一粒を区切っている白いふわふわは
単なるクッションだけではなくて
虫が侵入した時に被害を拡大しない為の
防護壁でもあるんだなぁ・・・とかね。
鞘の中全部食べられてるものはなくて
だいたい侵入した場所の一粒二粒で
他はきれいに守られてるの・・・すごいなぁって。
もちろん多少の時間はかかるけれど
手でやるっていろんな気付きや感動がある。
そしてきっと美味しさ倍増♪
お料理と一緒ですね。
鞘からぼろぼろっととりだすと
結構いろいろカスのようなものとか
虫食いとかが入るのでこんな感じだったりして。